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  • 介護職員初任者研修は独学で取得できる?働きながら取得する方法は?
    2025.02.03
    介護職員初任者研修は独学で取得できる?働きながら取得する方法は?

    介護職員初任者研修(以下、初任者研修)は、介護の基本を学ぶための第一歩として多くの人が目指す資格です。 しかし「独学で取得できるのか?」「働きながらでも目指せるのか?」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、初任者研修のカリキュラム内容や働きながら取得するためのスケジュール、効率的に学ぶためのコツを詳しく解説します。 1.初任者研修を独学で取得できない理由 初任者研修は、介護職を目指すうえで欠かせない基礎資格ですが、結論として独学で取得できません。 その理由は、厚生労働省が定めたカリキュラムにおいて、全130時間のうち89.5時間が通学での実習(スクーリング)を必要としているためです。 このスクーリングには、ベッドメイキングや車椅子への移乗、体位変換といった実技演習が含まれ、実際の介護現場で必要とされるスキルを習得することが求められます。 通信コースを提供しているスクールでも、実技演習は必ずスクールに通って行われます。介護の技術をプロの講師から直接学べるだけでなく、同じ目標を持つ受講者との交流を通じて、就職活動に向けた情報交換や人間関係の構築といった貴重な機会も得られます。 独学で取得できない点は残念に感じる人もいるかもしれませんが、実践的な学びを深めるための重要なステップです。現場での即戦力としてのスキルを学ぶことができ、介護職として働き始める際の自信につながります。 2.働きながら初任者研修の取得を目指すのは可能? 初任者研修は独学での取得はできませんが、働きながら資格取得を目指すことは十分に可能です。初任者研修は一部のカリキュラムが自宅学習で対応可能、学校によっては週1回のクラスもあり、働きながらでも資格取得を目指すことはできます。 ①一部カリキュラムは自宅学習が可能 初任者研修では、全130時間のカリキュラムのうち40.5時間が自宅学習で対応可能です。テキストや教材を使って基礎知識を学び、自分のペースで学習を進められるため、仕事や家事で忙しい人にとっても受講しやすい仕組みです。 日々のスケジュールに合わせて効率的に学べる点が魅力です。 ②受講時間が他の介護の資格よりも短い 初任者研修は、全130時間の受講時間が必要とされていますが、他の介護の資格と比較すると短時間で修了が可能です。例えば、実務者研修は450時間以上必要なため、初任者研修は比較的取得しやすい資格と言えます。 短い受講時間のため、早く資格を取得したいという方におすすめの資格です。 ③修了試験の難易度が比較的低い 初任者研修の修了試験は、研修内容をしっかり理解していれば合格可能です。 試験では、研修の学びを基にした基本的な内容が出題されるため、講義の内容を理解していれば、合格が見込めます。 初任者研修の修了試験の難易度の低さが、初めて介護分野に挑戦する人にとって取得のハードルを下げ、資格取得を目指しやすくしています。 ④受講可能なスクールが全国各地にある 初任者研修は、全国各地に多くのスクールが存在し、職場や自宅から通いやすい立地で受講先を見つけやすい点が魅力です。さらに、スクールごとに展開されているクラスの種類も豊富で、週1回クラス、短期集中クラスなど、ライフスタイルや資格を取りたタイミングに合わせて選ぶことができます。 3.初任者研修のカリキュラム内容と受講スケジュール 「独学での取得が無理なら、働きながらでもチャレンジしたい」「働きながら受講する場合のスケジュールについて事前に把握しておきたい」と考える人へ、初任者研修のカリキュラム内容や受講の流れを紹介します。 ①初任者研修のカリキュラム 初任者研修は、介護に必要な基礎知識を学ぶ部分から、実際の介護現場での実習まで幅広い内容が含まれています。 参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について(初任者研修・生活援助従事者研修関係)」 ②「通信+通学コース」における受講の主な流れ 「通信+通学コース」では、自宅学習とスクーリング(通学)を組み合わせて学習を進めていきます 自宅学習では、40.5時間の学習を行います。受講初日にテキストが配布され、基礎的な知識を自宅で学んでいきます。通信課題を通じて、福祉の基本や介護の理念、介護保険制度について学習し、通学講習の理解を深めます。 スクーリングでは、実技や講義を通じて、実際の介護技術や福祉制度を学びます。基本的な受講スケジュールは以下の通りです。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「通学学習 初任者研修」 4.初任者研修を効率良く取得するためのコツ 働きながら初任者研修の取得を目指す人に向けて、できる限り早く効率的に資格を取得するためのコツを3つ紹介します。 この3つを実践することで、スムーズに学習を進めることができます。 ①週3~4日の短期集中クラスを選択する 初任者研修のクラスには、週1日、週2〜3日、週4日の選択肢があり、取得期間はクラスによって異なります。週1日のクラスは約3カ月半、週2〜3日は約2〜3カ月、週4日の短期集中クラスは約1〜2カ月で修了します。 できるだけ早く資格を取得したい人には、週3〜4日通学するクラスを選ぶのがおすすめです。自分の希望に合わせて、効率よく学習を進めることができます。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「初任者研修の最短取得期間|取得方法・費用・スクール選びのポイント」 ②自宅学習中はスクールで配布された教材に集中する 自宅学習中は、スクールで配布された教材に集中しましょう。教材にしっかり取り組むことで、修了試験をクリアするための十分な知識を得られます。 複数の教材を使うよりも、指定された教材をしっかり読み込むことが合格への近道です。 ③分からない部分があればすぐに講師へ質問・相談する 自宅学習で分からない部分が出てきた場合は、すぐに講師に質問・相談することが大切です。 疑問点をそのままにせず、通学時に直接質問し、早めに解決しましょう。 5.自分に合ったスクールを選ぶポイント 初任者研修を働きながら効率よく取得するためには、自分に合ったスクールを選ぶことが重要です。 ここでは、自分に合ったスクールを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。 ポイント①通いやすい立地にあるか 初任者研修を受講する際、スクールの立地は非常に重要です。通学がスムーズであれば、通学時間の負担が軽減され、学習に集中しやすくなります。 駅近や駐車場があるスクールも多いので、立地や周辺環境もチェックして、自分に合ったスクールを選びましょう。 ポイント②自分に合った受講日程を選択できるか 初任者研修を効率的に進めるためには、自分のライススタイルに合わせた受講日程を選びましょう。働きながら取得を目指す場合は、土日クラスやを提供するスクールが便利です。 また、短期間で取得したい場合は、集中型の短期クラスを選択することも一つの方法です。スケジュールに余裕を持ち、無理なく学習を進められるように、事前に確認し自分に最適なプランを選びましょう。 ポイント③就職サポートがあるか 初任者研修の資格取得後、介護職として働きたいと思っている方が多いと思います。学校によっては、就職活動をサポートしてくれる、専任の担当者がいる場合が多く、受講料も負担してくれる学校もあるため、就職を検討している方は、チェックしましょう。 参考:三幸福祉カレッジ 就職応援制度 6.初任者研修に関するよくある質問(Q&A) 初任者研修に関してよく寄せられる質問を2つ紹介します。資格取得を目指す人が疑問に感じやすい内容をまとめました。 Q1:初任者研修は最短どれくらいで取得できる? 初任者研修の最短取得期間は約1カ月です。これは、週に4日のペースで通学し、短期間で集中して学習を進める場合のスケジュールです。しかし、働きながら資格取得を目指す人にとって、現実的な最短取得期間は2〜3カ月程度です、週に2〜3日や週1日の通学クラスを選ぶことで、無理なく学習と仕事を両立させながら、着実に研修を進めることができます。 自分のライフスタイルに合わせたスケジュールを選択することが重要です。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「初任者研修の最短取得期間|取得方法・費用・スクール選びのポイント」 Q2:初任者研修の修了試験に落ちたらどうなる? 初任者研修の修了試験に落ちた場合でも、再試験が提供されています。 基本的に再試験は無料で受けられますが、理想は一発合格です。とはいえ、初任者研修の試験は難易度が低いため、ほとんどの受講者は一度で合格しています。 しっかりと学習し、試験に臨むことで、スムーズに資格を取得できるでしょう。 7.まとめ 今回は、初任者研修のカリキュラム内容や働きながら取得するためのスケジュール、効率的に学ぶためのコツを詳しく解説しました。 初任者研修は、実践的な知識を学べるカリキュラムが組まれています。働きながら初任者研修を取得したい人に最適な「通信+通学」では、自宅学習とスクーリング(通学)を組み合わせて学習を進めていきます。通信学習と通学のバランスをとることで、忙しい人でも無理なくスケジュールを組むことが可能です。 効率良く初任者研修を取得するためのコツは、週3~4日の短期集中クラスを選択、自宅学習中はスクールで配布された教材に集中し、分からない部分があればすぐに講師へ質問・相談することです。また、ライフスタイルに合ったスクールを選ぶことも鍵です。

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  • 介護職員初任者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度
    2025.02.03

    介護コラム

    介護職員初任者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度

    介護職員初任者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度 介護職員初任者研修(以下、初任者研修)は、介護業界への第一歩として多くの人が受講を検討する重要な研修ですが、費用が心配と感じている人もいるのではないでしょうか。そのように感じている人は、国や自治体が提供する助成金・補助金制度、さらにスクール独自の割引を活用することで、受講費用を抑えることが可能です。 そこで今回は、初任者研修の受講費用の概要と、受講費用を軽減できる具体的な制度をご紹介します。 1.初任者研修とは 初任者研修とは、介護業界で働くための基礎知識と技術を学ぶための資格取得講座です。初任者研修は、ホームヘルパー2級に代わるもので、介護の現場で即戦力として活躍するための基盤を築くことを目的としています。 主なカリキュラム内容としては、高齢者や障害者に対する基本的な介護方法、コミュニケーションスキル、身体介護の技術、そして介護保険制度の仕組みなどがあります。講義や演習、実習を通じて、現場で必要とされる知識と実践力を総合的に身につけることができます。 介護の現場で基礎を固め、利用者に安心感を提供する初任者研修は、介護の世界への扉を開く重要な資格といえるでしょう。 2.初任者研修の受講費用 初任者研修の受講費用の相場は、約4万円〜10万円と幅があります。 この金額の違いは、スクールごとの運営方針や提供するサポート内容によって異なるためです。例えば、立地や施設設備の充実度、講師の経験、学習サポートの有無が費用に影響します。 ただし、受講費用が異なっても、基本的なカリキュラム内容や学習期間に大きな違いはありません。どのスクールを選んでも介護の基礎をしっかり学ぶことができます。そのため、自分に合ったスクールを選ぶ際は、費用だけでなく、通いやすさやサポート体制も含めて総合的に判断することが大切です。 3.初任者研修で利用できる助成金・補助金5選 初任者研修を取得したいけれど余裕がないと悩んでいる人に朗報です。国や自治体は介護業界の人材確保を目指し、初任者研修の費用を軽減できるさまざまな助成金・補助金制度を提供しています。ここでは、利用できる主な5つの支援制度を紹介します。 ①教育訓練給付制度 教育訓練給付制度は、雇用保険に加入している人が職業能力を向上させるために受講する教育訓練に対して支給される給付金です。 初任者研修を受講する場合も、この制度を活用することで、費用の一部を補助してもらうことができます。 給付額は、受講費用の20%(最大10万円)で、初めて受講する人の場合は、最大20万円まで支給されることもあります。教育訓練給付制度により、自己負担を軽減し、より多くの人が介護の仕事に必要な資格を取得しやすくなります。 ただし、教育訓練給付金を受けるためには、一定の条件を満たす必要があります。 具体的には、過去に一定期間以上、雇用保険に加入していたことが求められます。また、受講する研修が厚生労働省の指定する対象講座であることも確認しておく必要があります。 出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」 ②自立支援教育訓練給付金事業 自立支援教育訓練給付金事業は、主にひとり親家庭の親が、再就職に向けて職業訓練を受ける際に、受講費用の一部を支援する制度です。 初任者研修を受講する場合にも、この制度を活用することで受講費用を軽減できます。支給額は受講費用の一部であり、条件を満たす場合に適用されます。 介護業界に転職を希望するひとり親家庭の人々にとって、この給付金を利用することで、負担を軽減しながら資格取得に取り組むことが可能です。 出典:こども家庭庁「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業について」 ③求職者支援制度 求職者支援制度は、失業中の人が再就職に向けて必要なスキルや資格を取得するための支援を提供する制度です。 初任者研修を受講する場合にも、求職者支援制度を利用することで受講費用の一部を補助してもらえます。 求職者支援制度の対象となるのは、失業手当を受給していない人で、求職活動をしている人です。受講に必要な費用の一部が支給されるため、再就職に向けたスキルアップのための負担を軽減できます。 支給される金額が研修の内容によって異なるため、詳細は各支援機関や研修機関で確認すしましょう。 出典:厚生労働省「求職者支援制度」 ④短期訓練受講費制度 短期訓練受講費制度は、失業中の人が短期間で職業訓練を受ける際に、その受講費用の一部を支援する制度です。 初任者研修も短期訓練受講費制度の対象となり、受講にかかる費用の軽減を図ることができます。 対象となるのは、求職中の人で、職業訓練を通じて早期に再就職を目指す人です。支給される金額や条件は、研修内容や期間に応じて異なりますが、短期間でのスキル習得が求められるため、経済的負担を軽減しつつ、スピーディーに資格を取得することが可能です。 出典:厚生労働省「短期訓練受講費のご案内」 ⑤介護職員資格取得支援事業 介護職員資格取得支援事業は、介護業界で働く人々の資格取得を支援するために、自治体が提供する助成制度です。 介護職員資格取得支援事業を活用することで、初任者研修を受講する際の経済的負担を軽減できます。 支援を受けるためには申請が必要で、自治体の定めた条件を満たす必要があります。また、研修内容や対象者が限られている場合もあるため、詳細は自治体に確認しましょう。 出典:東京都福祉保健局「初任者研修等資格取得支援事業」 4.助成金・補助金制度の利用以外で受講費用を安くする方法 初任者研修の受講費用を安くする方法として、国や自治体の助成金・補助金制度の利用がありますが、残念ながら誰もが利用できるわけではありません。 そこで、助成金・補助金の対象外となってしまった人におすすめなのが、民間スクールが独自に提供するお得な割引制度です。民間スクールの割引制度を活用することで、受講費用を抑えることが可能です。 ①就職応援制度 就職応援制度とは、初任者研修を修了後に介護業界での就職を希望する人向けに提供される割引制度の一つです。 就職応援制度では、一定の条件を満たすことで受講費用の一部が免除されます。 就職応援制度は、金銭的な負担を抑えつつ、介護業界でのキャリアをスムーズにスタートする絶好の機会を提供します。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「就職応援制度」 ②求職者割引 求職者割引は、現在仕事を探している人を対象に、初任者研修の受講費用を割引する制度です。 例えば、三幸福祉カレッジでは、介護職として就職したい方は、どなたでも受講料が30%OFFになります。この制度は、仕事を失った人や新たなキャリアを築きたい人にとって大きな助けとなるでしょう。就職支援も提供されるため、安心して初任者研修を受講できます。 割引制度の具体的な内容や適応条件はスクールごとに異なるため、事前に確認しましょう。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「お得な受講料割引 介護職員初任者研修」 まとめ 今回は、初任者研修の受講費用の概要と、受講費用を軽減できる具体的な制度をご紹介しました。 初任者研修の受講費用の相場は、約5万円〜10万円と幅があります。この金額の違いは、スクールごとの運営方針や提供するサポート内容によって異なるためです。ただし、受講費用が異なっても、基本的なカリキュラム内容や学習期間に大きな違いはありません。そのため、自分に合ったスクールを選ぶ際は、費用だけでなく、通いやすさやサポート体制も含めて総合的に判断することが大切です。 国や自治体は介護業界の人材確保を目指し、初任者研修の費用を軽減できるさまざまな助成金・補助金制度を提供していますが、誰もが利用できるわけではありません。そこで、助成金・補助金の対象外となってしまった人におすすめなのが、民間スクールが独自に提供するお得な割引制度です。民間スクールの割引制度を活用することで、受講費用を抑えることが可能です。 これを機に、介護職員初任者研修の資格取得への第一歩を踏み出しましょう。

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