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2026.01.25試験情報
【試験当日公開】第38回(2026年1月実施)介護福祉士国家試験 解答速報1.介護福祉士国家試験 解答速報(1月25日(日)当日公開) 2026年1月25日(日)に実施された第38回介護福祉士国家試験の解答速報を公開します。 ・自己採点サービス(17:00頃公開予定) ご自身の回答を入力すると三幸福祉カレッジの予想解答と照らし合わせて自動で採点できます。 自己採点サービス ■予測解答一覧 ・午前の部(Aパート:60問) 午前の予測解答を見る ・午後の部(Bパート:45問・Cパート20問) 午後の予測解答を見る ※三幸福祉カレッジの予測解答です。通知なく変更する場合があります。 2.介護福祉士国家試験 合格発表日 2026年3月16日(月) 公開予定公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載されます。 3.介護福祉士国家試験 筆記試験 合格基準点 第38回介護福祉士国家試験より、パート合格制度が導入されます。【合格基準点】①全125点のうち約60%(難易度補正あり)かつ11科目すべてで得点があること。②①の総合で不合格の場合、A・B・Cの3パートごとに判定。 各パートの満点に対して約60%以上が目安で、パート内のすべての科目群で得点が必要。 合格したパートは翌年・翌々年まで受験免除。 A ① 人間の尊厳と自立、介護の基本 ② 社会の理解 ③ 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 ④ 生活支援技術 B ⑤ こころとからだのしくみ ⑥ 発達と老化の理解 ⑦ 認知症の理解 ⑧ 障害の理解 ⑨ 医療的ケア C ⑩ 介護過程 ⑪ 総合問題 出典:[介護福祉士国家試験]合格基準:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 4.過去5年間 介護福祉士国家試験の合格率 第37回(2025年1月実施)介護福祉士国家試験は、受験者75,387人に対し合格者は58,992人で合格率は78.3%という結果でした。過去5年間の合格率の推移をみると、合格率は3年ぶりに80%を切る結果となっています。 第33回(2020年度)第34回(2021年度)第35回(2022年度)第26回(2023年度)第37回(2024年度)受験者数84,48383,08279,15174,59575,387合格者数59,97560,09966,71161,74758,992合格率71.0%72.3%84.3%82.8%78.3% ※参照元:介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移(厚生労働省) 5.国家試験合格後の手続き方法 国家試験の合格者には、合格証書と一緒に「登録申請書・登録の手引」が同封されています。手引きに従って速やかに手続きを行い、「資格登録」を済ませましょう。 ①必要書類を簡易書留で提出する 下記書類を準備し、必ず簡易書留で郵送しましょう。 ①登録申請書 ②登録免許税「収入印紙」の原本 ③貼付用紙 ④登録手数料「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本 ⑤下記いずれかの書類1通・ 戸籍の個人事項証明書の原本・ 戸籍抄本の原本・「本籍地を記載した」住民票の原本 ②試験センターで受理試験センターで受理後、審査が行なわれ登録簿へ登録されます。 ③登録証の交付提出された書類に不備がなければ、1ヶ月程度で登録証が発送されます。 参考:第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験の受験手続の方法について写真付きで解説 6.【介護福祉士のキャリアガイド】転職を成功させる3つのポイント <介護福祉士のキャリアガイド>介護福祉士取得を機に、新たなキャリア形成を考えられる方も多いと思います。給与やキャリア支援など、気になることは確認したうえで選考を進めたい・・そんな方には「プロの就職サポート」がおススメ♪ ①職場探しで抑えるべきポイントは?②就職サポートの流れは?そんな疑問にお答えします! ①新しい職場を探す3つのポイント ポイント1✨資格手当介護福祉士を取得すると、資格手当がつく施設がほとんどです。資格手当だけでなく基本給UPへの反映など一概に比較はできませんが、資格取得の頑張りがしっかり反映されるかはモチベーション維持にも大切ですね。ポイント2✨キャリアアップ支援将来はケアマネや管理職になりたい場合、将来のステップアップとして自分の希望する道が開かれているのか、支援体制があるのか確認するとよいでしょう。ポイント3✨施設の種類と規模これまでとは違う施設形態希望の方は、介護の経験があるといえど働き方など不安が残りますよね。各施設種別の特徴と、どんな働き方になるのか、1日の職員の動き方など面接のときに確認できるとよいでしょう。 各ポイントが求人票に記載されていないこともあります。三幸福祉カレッジの就職サポートではプロのアドバイザーが上記のような事前の“気になる”を解決します! ②就職サポートの流れ ➀求人へ応募orサポートの申込介護求人ドットコムに掲載されている求人からご希望に合うものに応募するか、「就職サポート」よりお申込み下さい。 就職サポートはこちら ➁面談実施介護業界専門の就職アドバイザーより、お電話またはメールにてご連絡し、ご希望条件等お話を伺う日時を調整いたします。 その後、就職アドバイザーがあなたにピッタリの求人をご案内いたします。求人応募で申込いただいた方は、条件を確認の上、応募求人の選考を進めさせていただきます。 ➂面接調整・実施選考がすすみましたら、面接日時の調整を行います。履歴書添削や面接対策はもちろん、面接当日はアドバイザーが同席しフォローいたします。 ➃採用決定入職前に疑問点があればアドバイザーへご相談ください。解決したうえで、気持ちよくスタートを切りましょう!
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2026.01.22介護コラム
【2026年1月版】パート合格制度による介護分野の特定技能の在留期間延長について|仕組みと条件を解説第38回(2026年1月実施)介護福祉士国家試験から、「パート合格制度」が導入されました。介護分野の特定技能で働く外国人介護士は、 5年の在留期限を迎える前に、国家試験で不合格になっても、1パート以上合格し総得点80%以上を取った場合、最長1年間の在留延長が可能 になります。 この制度によって、外国人介護士は翌年度の国家試験に再挑戦し、介護福祉士資格の取得を目指しやすくなります。 パート合格とは? 介護福祉士国家試験を複数のパートに分け、合格したパートは翌年の受験が免除される制度 です。 今回の厚生労働省からの発表で、特定技能の外国人は、5年目の試験で「1パート以上合格」かつ「総得点80%以上」 の場合、翌年の試験に向けて最長1年間の在留延長が可能 になります。 出典:厚生労働省「介護福祉士国家試験のパート合格(合格パートの受験免除)による介護分野で 「特定技能1号」の在留資格をもって本邦に在留する外国人の通算在留期間の延長に関する措置について」 参考記事:三幸福祉カレッジ「【最新版】第38回(2026年1月実施)介護福祉士国家試験情報 試験日からパート合格、受験手続の方法まで写真付きで解説」 ■ なぜ1年延長が重要なのか 特定技能1号は原則 5年で終了。そのため、試験準備が間に合わない外国人も多くいました。 1年延長により ・翌年もう一度受験できる ・働きながら学習を続けられる ・施設も育てた人材を失わずに済む というメリットが生まれます。 ■ 延長するための条件(最重要ポイント) ◉ 本人が満たす条件 ・国家試験を 全パート受験 ・1パート以上合格・総得点80%以上 ・翌年度の受験を誓約 ・合格したら「介護」に資格変更、不合格時は帰国 ◉ 受入れ機関が行うこと ・本人と 学習計画を作成 ・面談して学習状況を評価 ・講座受講や模試などの学習支援を計画 ・必要書類を厚労省へ提出 ■ 制度がもたらす3つの変化 ・外国人に再挑戦のチャンスが生まれる ・人材が定着し、施設の負担が減る ・“学び続ける体制” を施設が整えるきっかけになる この制度は、外国人が介護福祉士を目指すチャンスを広げる仕組み です。同時に、施設にとっては「人材を育てる」体制を整えるタイミング でもあります。外国人介護人材が増加する中で、資格取得支援と人材定着の両面で、施設の運営に直接的な影響を与える制度の導入になったと思います。
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2026.01.01試験情報
【2026年1月版】介護福祉士国家試験 試験準備と当日の自己採点介護福祉士国家試験の勉強、おつかれさまです。試験まであとすこし、がんばってください! 三幸福祉カレッジでは、試験がおわったらすぐに「予測回答」を公開します。自分の回答と照らし合わせて採点ができる自己採点サービスを準備しています。(2026年1月25日中) 試験(しけん)がおわったら、このページを見てください。 自己採点サービスはこちら 自分の点数がすぐわかる!「自己採点サービス」 試験がおわったあと、あなたの答えを入力すると、点数と正解・不正解がすぐにわかります。14:00頃に公開予定です。 ※三幸福祉カレッジの予測解答と照らし合わせます。公開時間は前後する可能性があります。 【使い方】1.試験で選んだ答え(1番、2番など)を125問すべて入力します。2.入力が終わると、あなたの点数と正解・不正解が表示されます。 自己採点サービスはこちら 合格のためのアドバイス 試験当日、落ち着いて実力を出すために、大切なアドバイスをまとめました。 1. 受験票をしっかり確認する 受験票に書いてある「試験会場」と「集合時間」を確認しましょう。当日は、受験票を忘れないでください。 2. 最後の勉強は無理をしない 試験の前は、新しいことを覚えるのではなく、今まで覚えたことをもう一度見て確認しましょう。試験の前の日は、早く寝て体を休めてください。 持ち物や会場でのアドバイス 初めて受験する人は、このアドバイスを参考にしてください。 ⌚ 腕時計を用意する大きな試験会場では、席から壁の時計が見えないことがあります。時間をまちがえないように、必ず腕時計を持って行ってください。 🧥 服装を調整できるように1月の会場は、暖房が強すぎて暑かったり、場所によって寒かったりします。暑いとき、寒いときに、すぐに脱いだり着たりできるコートやカーディガンを用意しましょう。 ⏰ 会場には時間に余裕をもって到着道に迷ったり、電車が遅れたりすることもあります。会場には、集合時間の30分前までに着くように家を出ましょう。 ✍ 鉛筆と消しゴムを多めに途中で折れたり、落としたりしても焦らないように、鉛筆・シャープペンシルと消しゴムは2つ以上持っておくと安心です。 🚽 休(やす)み時間(じかん)にトイレに行(い)く試験が始まると、終わるまでトイレに行けません。休み時間になったら、必ずトイレに行っておくと安心です。 試験当日までしっかり準備をして臨みましょう!受験するみなさん頑張ってください!応援しています。
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2025.12.15その他
冬季休業のお知らせ時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。 日頃より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 以下の期間中を冬季休業期間とさせて頂きます。 あらかじめご了承くださいませ。 【冬季休業期間】 2025年12月27日(土) ~ 2026年1月4日(日) ※お申込み・資料請求はホームページにて24時間受付けております。 【よくあるご質問】 https://www.sanko-fukushi.com/faq/ 【講座についてご不明な点がある方へ】 当校では説明会動画を配信しております。 講座についてご不明な点がございましたら、ぜひ動画をご覧ください。 ▼実務者研修 ▼初任者研修 ▼介護福祉士受験対策講座 ▼ケアマネジャー受験対策講座 三幸福祉カレッジ
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2025.12.15試験情報
外国人(がいこくじん)介護士(かいごし)のみなさんへ|介護福祉士(かいごふくしし)国家試験(こっかしけん)【自己採点(じこさいてん)と試験準備(しけんじゅんび)】介護福祉士(かいごふくしし)国家試験(こっかしけん)の勉強(べんきょう)、おつかれさまです。試験(しけん)まであとすこし、がんばってください! 三幸福祉カレッジ(さんこうふくしかれっじ)では、試験(しけん)がおわったらすぐに「予測(よそく)の答え(こたえ)」をこのページに出します。(2026年1月25日中) 試験(しけん)がおわったら、このページを見てください。 自分(じぶん)の点数(てんすう)がすぐわかる!「自己採点(じこさいてん)サービス」 試験(しけん)がおわったあと、あなたの答え(こたえ)を入力(にゅうりょく)すると、点数(てんすう)と正解(せいかい)・不正解(ふせいかい)がすぐにわかります。 試験(しけん)がおわったら、このページをみてください。14:00ごろに公開(こうかい)します。 【使い方(つかいかた)】1.試験(しけん)で選んだ答え(こたえ)(1番、2番など)を125問(もん)すべて入力(にゅうりょく)します。2.入力(にゅうりょく)が終わると、あなたの点数(てんすう)と正解(せいかい)・不正解(ふせいかい)が表示(ひょうじ)されます。 合格(ごうかく)のためのアドバイス 試験当日、落ち着いて実力を出すために、大切なアドバイスをまとめました。 1. 受験票(じゅけんひょう)をしっかり確認(かくにん)する 受験票に書いてある「試験会場(しけんかいじょう)」と「集合時間(しゅうごうじかん)」を確認(かくにん)しましょう。当日(とうじつ)は、受験票(じゅけんひょう)を忘れないで(わすれないで)ください。 2. 最後(さいご)の勉強(べんきょう)は無理(むり)をしない 試験(しけん)の前(まえ)は、新しい(あたらしい)ことを覚える(おぼえる)のではなく、今まで(いままで)覚えた(おぼえた)ことをもう一度(いちど)見て(みて)確認(かくにん)しましょう。試験(しけん)の前の日(まえのひ)は、早く寝て(はやくねて)体(からだ)を休めて(やすめて)ください。 持ち物(もちもの)や会場(かいじょう)でのアドバイス 初めて(はじめて)受験(じゅけん)する人(ひと)は、このアドバイスを読んで(よんで)ください。 ⌚ 腕時計(うでどけい)を用意(ようい)する大きな試験会場(しけんかいじょう)では、席(せき)から壁(かべ)の時計(とけい)が見(み)えないことがあります。時間(じかん)をまちがえないように、必(かなら)ず腕時計(うでどけい)を持(も)って行(い)ってください。 🧥 服装(ふくそう)を調整(ちょうせい)できるように1月(いちがつ)の会場(かいじょう)は、暖房(だんぼう)が強(つよ)すぎて暑(あつ)かったり、場所(ばしょ)によって寒(さむ)かったりします。暑(あつ)いとき、寒(さむ)いときに、すぐに脱(ぬ)いだり着(き)たりできるコートやカーディガンを用意(ようい)しましょう。 ⏰ 会場(かいじょう)には時間(じかん)に余裕(よゆう)をもって到着(とうちゃく)道(みち)に迷(まよ)ったり、電車(でんしゃ)が遅(おく)れたりすることもあります。会場(かいじょう)には、集合時間(しゅうごうじかん)の30分(ぷん)前(まえ)までに着(つ)くように家(いえ)を出(で)ましょう。 ✍ 鉛筆(えんぴつ)と消(け)しゴムを多(おお)めに途中(とちゅう)で折(お)れたり、落(お)としたりしても焦(あせ)らないように、鉛筆(えんぴつ)(シャープペンシル)と消(け)しゴムは2つ以上(いじょう)持(も)っておくと安心(あんしん)です。 🚽 休(やす)み時間(じかん)にトイレに行(い)く試験(しけん)が始(はじ)まると、終(お)わるまでトイレに行(い)けません。休(やす)み時間(じかん)になったら、必(かなら)ずトイレに行(い)っておくと安心(あんしん)です。 試験当日までしっかり準備をして臨みましょう!
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2025.11.25試験情報
【2025年最新版】第28回(2025年度)ケアマネジャー試験 合格発表第28回(2025年度)ケアマネ試験 合格率 ≪参考≫東京都合格率 2025年度合格率:29.5%(2024年度全国合格率:32.1%) 【合格基準点】1 介護支援分野 :18点2 保健医療福祉サービス分野:25点 参照元:東京都福祉局 各都道府県の試験センターはこちらから確認できます。→試験センター一覧全国の正式な合格率は後日厚生労働省から発表があります。 ケアマネ試験の受験者数・合格率推移 第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数は53,718名で、前年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。全国の合格者数・合格率は厚生労働省より公表後、掲載いたします。 合格基準について ケアマネジャー資格試験は、「介護支援分野」が25問、「保健医療福祉サービス分野」が35問の全60問出題されます。各分野で正答率70%以上が合格ラインですが、合格基準は試験内容の難易度により調整されます。 2024年度のケアマネ試験の合格基準点は、東京都を参考にすると、介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が25点で、2023年度よりも高くなっていました。 参照:東京都保健福祉局 第28回(2025年度)試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子) 第28回介護支援専門員実務研修受講試験全体の印象は、「例年通り」です。大きく合格基準点が動くことはないと予測されます。 次に分野別に内容を分析します。 【介護支援分野】やや難しかったとお感じなられた受験生が多かったと思います。例えば、問2「認知症基本法」、いつ出るか?いつ出るか?ついに出題!という感じでしたが、内容は難しく難問といえます。その他にも、問4、6、13、14、15、17は、三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)の正答率が低いことから、難問といえます。 一方で、問18「介護認定審査会」、問19「課題分析標準項目」、問20「サービス担当者会議」、問22「基本チェックリスト」など、基本的な問題も多く出題されていました。そして、例年通り得点源の事例問題が2問出題されました。 今回は、難問が多かったため、難しい印象を持った受講生が多かったかと思いますが、長寿社会開発センター基本テキスト等を中心に学習を進め、過去問題を活用していれば得点できた問題が多かったと思います。 【保健医療サービスの知識等】例年通りの難易度で、他分野と比較すると易しかったのではないでしょうか。 難問といわれる出題がなかったことも、例年通りの傾向です。「サルコペニア」「フレイル」「パーソン・センタード・ケア」「アドバンス・ケア・プランニング」等のカタカナの専門用語を覚えていれば、容易に正答を導き出せる問題が多くありました。 また、覚えていなくとも、問35「感染症」選択肢5~エプロンやガウンは、節約のためできるだけ使い回しをする。という、一般常識の範囲で消去できる選択肢もありました。 サービス系の問題では、「介護老人保健施設」の出題がありませんでしたので、第29回では出題される可能性が高いと考えられます。 【福祉サービスの知識等】例年通りの出題項目でした。 高齢者福祉の基礎知識では、2年連続、問49「地域援助」が出題されました。それ以外にも問58「生活保護制度」、問59「成年後見制度」が出題され、こちらも定番の出題でした。 サービス系の問題では、基本方針を問う選択肢が目立ちました。問56「小規模多機能型居宅介護」は難問で、頭を抱えた受験生も多かったのではないでしょうか。自己採点サービスでは、正答率が25%と福祉サービスの中では、最も難問だったといえます。選択肢2と5で悩みましたね。それ以外は、定番の出題が多かったので、難易度としては例年通りといえます。 皆様多忙な中での受験、大変だったかと思います。まずは、ゆっくり休息をとってください。そして、今まで頑張って努力してきたご自身を労わってあげてくださいね。 この総評が、今年の試験内容の分析とともに、次回の受験を考えている皆様のご参考になれば幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 参考:第27回(2024年度)ケアマネジャー試験結果 2024年度合格率:32.1%(2023年度全国合格率:21.0%) 【合格基準点】1 介護支援分野 :18点2 保健医療福祉サービス分野:25点 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について 1.ケアマネ試験の受験者数・合格率推移 第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数は53,699名で、昨年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数 2.合格基準について ケアマネジャー資格試験は、「介護支援分野」が25問、「保健医療福祉サービス分野」が35問の全60問出題されます。各分野で正答率70%以上が合格ラインですが、合格基準は試験内容の難易度により調整されます。 介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が25点で、2023年度よりも高くなっていました。 ケアマネジャー試験に合格した後の手続き ケアマネジャーとして働くためには、試験に合格後、「実務研修の受講」および「資格登録」を行う必要があります。この3点が完了しないと、ケアマネ業務に就くことはできませんので、忘れないように手続きを進めましょう。 ①「介護支援専門員実務研修」を受講する 年に数回、各都道府県で実施されています。 15日間の講習+3日間の実務(87時間以上の研修)の受講を全日程出席して修了となりますので、必ず出席しましょう。 ②各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録 介護支援専門員実務研修を修了したら、3ヶ月以内に各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録申請を行わなければなりません。 申請先や必要書類は各都道府県によって異なりますので、詳細は合格通知に同封されている案内を確認しましょう。 ③介護支援専門員証の交付申請 ケアマネとして仕事をするためには、都道府県の知事が発行する介護支援専門員証の交付が必要となります。 介護支援専門員証の交付は、③の登録申請と同時に行うことができるため、あわせて申請しておくことをおすすめします(別途、手数料が必要) ※手数料や必要書類は都道府県によって異なりますので、必ず申請する地域の情報を確認してください おすすめ記事: >試験の受験から資格証交付までの流れを知りたい方 ケアマネジャーになるには?試験の受験資格や合格ラインについて徹底解説! >実際の試験問題の解説を聞いてみたい方 2024年度(第27回)ケアマネジャー試験解答速報 これから受験予定の方へ 三幸福祉カレッジでは、ケアマネジャー試験合格を目指す方のために、無料講習会を全国各地で実施しています。また、その無料講習会を動画でご視聴いただけます。合格のための、試験のポイントや合格するための勉強法をご紹介しています。 スマホやパソコンでいつでもどこでもご視聴いただけるので、ぜひご覧ください。
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2025.10.14試験情報
【10月12日公開】第28回(2025年度)ケアマネジャー試験 解答速報ケアマネジャー試験解答速報 2025年10月12日(日)に実施された介護支援専門員研修受講試験(ケアマネジャー試験)の解答速報を掲載します。(午後15時20分情報更新) ※三幸福祉カレッジ独自の予測解答です。予告なく変更になる場合があります。 参照:東京都保健福祉局 第28回(2025年度)試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子) 第28回介護支援専門員実務研修受講試験全体の印象は、「例年通り」です。大きく合格基準点が動くことはないと予測されます。 次に分野別に内容を分析します。 【介護支援分野】やや難しかったとお感じなられた受験生が多かったと思います。例えば、問2「認知症基本法」、いつ出るか?いつ出るか?ついに出題!という感じでしたが、内容は難しく難問といえます。その他にも、問4、6、13、14、15、17は、三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)の正答率が低いことから、難問といえます。 一方で、問18「介護認定審査会」、問19「課題分析標準項目」、問20「サービス担当者会議」、問22「基本チェックリスト」など、基本的な問題も多く出題されていました。そして、例年通り得点源の事例問題が2問出題されました。 今回は、難問が多かったため、難しい印象を持った受講生が多かったかと思いますが、長寿社会開発センター基本テキスト等を中心に学習を進め、過去問題を活用していれば得点できた問題が多かったと思います。 【保健医療サービスの知識等】例年通りの難易度で、他分野と比較すると易しかったのではないでしょうか。 難問といわれる出題がなかったことも、例年通りの傾向です。「サルコペニア」「フレイル」「パーソン・センタード・ケア」「アドバンス・ケア・プランニング」等のカタカナの専門用語を覚えていれば、容易に正答を導き出せる問題が多くありました。 また、覚えていなくとも、問35「感染症」選択肢5~エプロンやガウンは、節約のためできるだけ使い回しをする。という、一般常識の範囲で消去できる選択肢もありました。 サービス系の問題では、「介護老人保健施設」の出題がありませんでしたので、第29回では出題される可能性が高いと考えられます。 【福祉サービスの知識等】例年通りの出題項目でした。 高齢者福祉の基礎知識では、2年連続、問49「地域援助」が出題されました。それ以外にも問58「生活保護制度」、問59「成年後見制度」が出題され、こちらも定番の出題でした。 サービス系の問題では、基本方針を問う選択肢が目立ちました。問56「小規模多機能型居宅介護」は難問で、頭を抱えた受験生も多かったのではないでしょうか。自己採点サービスでは、正答率が25%と福祉サービスの中では、最も難問だったといえます。選択肢2と5で悩みましたね。それ以外は、定番の出題が多かったので、難易度としては例年通りといえます。 皆様多忙な中での受験、大変だったかと思います。まずは、ゆっくり休息をとってください。そして、今まで頑張って努力してきたご自身を労わってあげてくださいね。 この総評が、今年の試験内容の分析とともに、次回の受験を考えている皆様のご参考になれば幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 参考:第27回(2024年度)ケアマネジャー試験結果 2024年度合格率:32.1%(2023年度全国合格率:21.0%) 【合格基準点】1 介護支援分野 :18点2 保健医療福祉サービス分野:25点 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について 1.ケアマネ試験の受験者数・合格率推移 第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数は53,699名で、昨年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数 2.合格基準について ケアマネジャー資格試験は、「介護支援分野」が25問、「保健医療福祉サービス分野」が35問の全60問出題されます。各分野で正答率70%以上が合格ラインですが、合格基準は試験内容の難易度により調整されます。 介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が25点で、2023年度よりも高くなっていました。 ケアマネジャー試験に合格した後の手続き ケアマネジャーとして働くためには、試験に合格後、「実務研修の受講」および「資格登録」を行う必要があります。この3点が完了しないと、ケアマネ業務に就くことはできませんので、忘れないように手続きを進めましょう。 ①「介護支援専門員実務研修」を受講する 年に数回、各都道府県で実施されています。 15日間の講習+3日間の実務(87時間以上の研修)の受講を全日程出席して修了となりますので、必ず出席しましょう。 ②各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録 介護支援専門員実務研修を修了したら、3ヶ月以内に各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録申請を行わなければなりません。 申請先や必要書類は各都道府県によって異なりますので、詳細は合格通知に同封されている案内を確認しましょう。 ③介護支援専門員証の交付申請 ケアマネとして仕事をするためには、都道府県の知事が発行する介護支援専門員証の交付が必要となります。 介護支援専門員証の交付は、③の登録申請と同時に行うことができるため、あわせて申請しておくことをおすすめします(別途、手数料が必要) ※手数料や必要書類は都道府県によって異なりますので、必ず申請する地域の情報を確認してください おすすめ記事: >試験の受験から資格証交付までの流れを知りたい方 ケアマネジャーになるには?試験の受験資格や合格ラインについて徹底解説! >実際の試験問題の解説を聞いてみたい方 2024年度(第27回)ケアマネジャー試験解答速報 これから受験予定の方へ 三幸福祉カレッジでは、ケアマネジャー試験合格を目指す方のために、無料講習会を全国各地で実施しています。また、その無料講習会を動画でご視聴いただけます。合格のための、試験のポイントや合格するための勉強法をご紹介しています。 スマホやパソコンでいつでもどこでもご視聴いただけるので、ぜひご覧ください。
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2025.10.10試験情報
【10月12日公開】第28回(2025年度)ケアマネジャー試験 解答速報ケアマネジャー試験解答速報 2025年10月12日(日)に実施された介護支援専門員研修受講試験(ケアマネジャー試験)の解答速報を掲載します。(午後15時20分情報更新) ※三幸福祉カレッジ独自の予測解答です。予告なく変更になる場合があります。 第28回(2025年度)試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子) 第28回介護支援専門員実務研修受講試験全体の印象は、「例年通り」です。大きく合格基準点が動くことはないと予測されます。 次に分野別に内容を分析します。 【介護支援分野】やや難しかったとお感じなられた受験生が多かったと思います。例えば、問2「認知症基本法」、いつ出るか?いつ出るか?ついに出題!という感じでしたが、内容は難しく難問といえます。その他にも、問4、6、13、14、15、17は、三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)の正答率が低いことから、難問といえます。 一方で、問18「介護認定審査会」、問19「課題分析標準項目」、問20「サービス担当者会議」、問22「基本チェックリスト」など、基本的な問題も多く出題されていました。そして、例年通り得点源の事例問題が2問出題されました。 今回は、難問が多かったため、難しい印象を持った受講生が多かったかと思いますが、長寿社会開発センター基本テキスト等を中心に学習を進め、過去問題を活用していれば得点できた問題が多かったと思います。 【保健医療サービスの知識等】例年通りの難易度で、他分野と比較すると易しかったのではないでしょうか。 難問といわれる出題がなかったことも、例年通りの傾向です。「サルコペニア」「フレイル」「パーソン・センタード・ケア」「アドバンス・ケア・プランニング」等のカタカナの専門用語を覚えていれば、容易に正答を導き出せる問題が多くありました。 また、覚えていなくとも、問35「感染症」選択肢5~エプロンやガウンは、節約のためできるだけ使い回しをする。という、一般常識の範囲で消去できる選択肢もありました。 サービス系の問題では、「介護老人保健施設」の出題がありませんでしたので、第29回では出題される可能性が高いと考えられます。 【福祉サービスの知識等】例年通りの出題項目でした。 高齢者福祉の基礎知識では、2年連続、問49「地域援助」が出題されました。それ以外にも問58「生活保護制度」、問59「成年後見制度」が出題され、こちらも定番の出題でした。 サービス系の問題では、基本方針を問う選択肢が目立ちました。問56「小規模多機能型居宅介護」は難問で、頭を抱えた受験生も多かったのではないでしょうか。自己採点サービスでは、正答率が25%と福祉サービスの中では、最も難問だったといえます。選択肢2と5で悩みましたね。それ以外は、定番の出題が多かったので、難易度としては例年通りといえます。 皆様多忙な中での受験、大変だったかと思います。まずは、ゆっくり休息をとってください。そして、今まで頑張って努力してきたご自身を労わってあげてくださいね。 この総評が、今年の試験内容の分析とともに、次回の受験を考えている皆様のご参考になれば幸いです。 ーーーーーーーーーーーーーーーーー 参考:第27回(2024年度)ケアマネジャー試験結果 2024年度合格率:32.1%(2023年度全国合格率:21.0%) 【合格基準点】1 介護支援分野 :18点2 保健医療福祉サービス分野:25点 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験の実施状況について 1.ケアマネ試験の受験者数・合格率推移 第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数は53,699名で、昨年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数 2.合格基準について ケアマネジャー資格試験は、「介護支援分野」が25問、「保健医療福祉サービス分野」が35問の全60問出題されます。各分野で正答率70%以上が合格ラインですが、合格基準は試験内容の難易度により調整されます。 介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が25点で、2023年度よりも高くなっていました。 参照:東京都保健福祉局 3.第27回(2024年度)試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子) 第27回介護支援専門員実務研修受講試験全体の印象は、「顕著な易化」です。法改正年でもありましたので、難化の予想もありましたが、第27回は、びっくりするほど易しい問題が多く出題されていました。「3つ選べ」が増加したことも易化した要因の1つかと考えられます。したがって、合格基準は上がることが予測されます。次に、分野別に内容を分析します。 【介護支援分野】問題1から、介護保険制度の基礎知識というよりは、社会情勢の変化を問われる問題が出題されました。そして、暗記していたがどうかが問われる問題が(問題7、13、17、19)の4問出題されました。基本的知識でしたので、覚えていた受験生は容易に正答を導きだせたかと思います。三幸福祉カレッジ独自分析(自己採点サービス)では、問題15「介護保険審査会」の問題が、正答率26%と最も低い正答率となりました。介護保険審査会は、頻出項目であり、過去にも出題実績が多くあるので、得点したい問題でした。第27回は、事例問題が3問⇒2問へ減少しましたが、事例問題の難易度は例年通りといえるでしょう。【保健医療サービスの知識等】難問奇問の出題なく、基本的な知識を問う問題ばかりでした。適切なものを3つ選べ形式が多く、5択の中で、誤りの選択肢の2つを容易に消去できるような問題ばかりでしたので、受験生の多くが簡単だったという印象をもったと思います。よって、平均点も高くなると考えられます。三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)でも、現在のところ正答率が90%と高い数値が出ています。次回第28回も基本的な問題が出題されることが予測されますので、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことが必須です。【福祉サービスの知識等】3分野の中では、一番難しかったという印象をもった受験生も多いかも知れません。例年通りの出題内容ではありましたが、問題50からのサービスは、人員基準や運営基準の詳細が問われた問題も多く出題されました。これが難しいという印象に繋がったのではないかと考えられます。関連諸制度は、生活保護制度や成年後見制度と例年通りの出題傾向でしたので、保健医療サービスの知識等同様に、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことからはじめるとよいでしょう。 ケアマネジャー試験に合格した後の手続き ケアマネジャーとして働くためには、試験に合格後、「実務研修の受講」および「資格登録」を行う必要があります。この3点が完了しないと、ケアマネ業務に就くことはできませんので、忘れないように手続きを進めましょう。 ①「介護支援専門員実務研修」を受講する 年に数回、各都道府県で実施されています。 15日間の講習+3日間の実務(87時間以上の研修)の受講を全日程出席して修了となりますので、必ず出席しましょう。 ②各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録 介護支援専門員実務研修を修了したら、3ヶ月以内に各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録申請を行わなければなりません。 申請先や必要書類は各都道府県によって異なりますので、詳細は合格通知に同封されている案内を確認しましょう。 ③介護支援専門員証の交付申請 ケアマネとして仕事をするためには、都道府県の知事が発行する介護支援専門員証の交付が必要となります。 介護支援専門員証の交付は、③の登録申請と同時に行うことができるため、あわせて申請しておくことをおすすめします(別途、手数料が必要) ※手数料や必要書類は都道府県によって異なりますので、必ず申請する地域の情報を確認してください おすすめ記事: >試験の受験から資格証交付までの流れを知りたい方 ケアマネジャーになるには?試験の受験資格や合格ラインについて徹底解説! >実際の試験問題の解説を聞いてみたい方 2024年度(第27回)ケアマネジャー試験解答速報 これから受験予定の方へ 三幸福祉カレッジでは、ケアマネジャー試験合格を目指す方のために、無料講習会を全国各地で実施しています。また、その無料講習会を動画でご視聴いただけます。合格のための、試験のポイントや合格するための勉強法をご紹介しています。 スマホやパソコンでいつでもどこでもご視聴いただけるので、ぜひご覧ください。
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2025.08.08介護コラム
ICF(国際生活機能分類)とは?その目的と機能について事例を交えて解説ICF(国際生活機能分類)とは? ICF(国際生活機能分類)とは、 人間のあらゆる健康状態に関係した生活機能状態から、その人を取り巻く社会制度や社会資源までを、アルファベットと数字を組み合わせた方式で分類し、表現しようとしたものです。 このICFは、世界保健機関(WHO)において、1980年に国際疾病分類(ICD)の補助として発表されました。 その後、機能障害と社会的不利に関する分類であるWHO国際障害分類(ICIDH)の改訂版として、2001年5月に行われた世界保健機関の総会において採択されました。 この改定により、WHO国際障害分類(ICIDH)がマイナスな側面のみに注目した障害の分類という考え方であったのに対し、ICF(国際生活機能分類)は、 生活機能というプラスの側面からも注目するように視点を転換し、さらに環境因子の観点が加わったことが特徴です。 ※ICFは、International Classification of Functioning, Disability and Healthの略です。 ICFとICIDH(国際障害分類)の違い ICIDHはICFが採択される約20年前の1980年にWHOが発表したもので、「International Classification of Impairments, Disabilities and Handicaps」の略です。 日本語に訳すとICIDHは「国際障害分類」となり、障がいだけに着目しているのがわかります。しかし、「障がいの捉え方がマイナス面のみに注目している」ことや、「障がいが社会的に不利になる」といった一方的な視点から問題視されるようになりました。 ICIDHからICFに採択された理由を下記で詳しくご紹介します。 ■ICIDH:WHO国際障害分類(1980)の障害構造モデル (引用)障害保健福祉研究情報システム 国際障害分類(ICIDH)から国際生活機能分類(ICF)へー改訂の経過・趣旨・内容・特徴ー https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n251/n251_01-01.html ■ICH:国際生活機能分類(2001)の生活機能構造モデル (引用)障害保健福祉研究情報システム 国際障害分類(ICIDH)から国際生活機能分類(ICF)へー改訂の経過・趣旨・内容・特徴ー https://www.dinf.ne.jp/doc/japanese/prdl/jsrd/norma/n251/n251_01-01.html 上記の表からもわかるように、ICIDHとICFの異なる特徴は3つあります。 • マイナス面だけを強調したものから中立的な表現へ ICIDHの疾患・変調をICFでは健康状態へ、同じく機能・形態障害を心身機能・身体構造へ、能力障害を活動へ、社会的不利を参加へと変更しています。 ICFにおいてマイナス面を示す場合には、心身機能と身体構造の制限、活動の制限、参加の制限と表現します。 • 影響を表す矢印が一方的から相互へ ICIDHでは、疾患・変調から機能・形態障害へ、さらに能力障害と社会的不利へと、単線でした。しかし、ICFでは、それぞれが相互に影響し合うように表現されています。 これは、ICIDHの一方的な表現では、障害のあることが不可避で運命的に表現されてしまい、社会的要因が障害を増強させる面を見逃しがちになるからです。 • 背景因子として、環境因子と個人因子が追加 背景因子に環境因子と個人因子が追加された理由は、社会文化的な要因や心理的な要因は、健康状態を規定する要素として外せないからです。 2.ICFの目的 ICFは次のような目的で活用され、相互に関連しています。 • 健康状況と健康関連状況、結果、決定因子を理解し、研究するための科学的基盤の提供 • 健康状況と健康関連状況とを表現するための共通言語を確立し、それによって障害のある人々を含む、保健医療従事者、研究者、政策立案者、一般市民などのさまざまな利用者間のコミュニケーションを改善すること • 各国、各種の専門保健分野、各種サービス、時期などの違いを超えたデータの比較 • 健康情報システムに用いられる体系的コード化用分類リストの提供 (引用)厚生労働省 「国際生活機能分類ー国際障害分類改訂版ー」(日本語版)の厚生労働省ホームページ掲載について https://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html ICFの目的を一言でいえば、「生きることの全体像」を示す「共通言語」 です。 ここでいう共通言語とは、共通のものの見方・捉え方です。 生きることの全体像を示す「生活機能モデル」を共通の考え方として、さまざまな専門分野や異なった立場の人々の間の共通理解に役立つことを目指しています。 ICFの3つの構成要素 ICFは、「生活機能」(心身機能・構造、活動、参加)の分類と、それ影響する「背景因子」(環境因子、個人因子)の分類で構成されています。これに「健康状態」(病気、けが等)を加えたものが生活機能モデルです。 それぞれの構成要素について、説明しますので、生活機能モデルの図と併せて確認してみましょう。 図の矢印に注目してください。「健康状態」「生活機能」「背景因子」の要素は相互に作用しています。 そのため、このような生活機能モデルで「生きることの全体像」を捉えることが重要です。 構成要素(1)健康状態について 健康状態とは、病気や変調、傷害や外傷などの包括的用語です。 ストレス、妊娠、加齢、先天性異常、遺伝的素質などを含みます。 ≪具体例≫ • 1年前に脳梗塞を発症 • 高血圧症 参考:厚生労働省「国際生活機能分類-国際障害分類改訂版-」(日本語版)の厚生労働省ホームページ掲載についてhttps://www.mhlw.go.jp/houdou/2002/08/h0805-1.html 参考:厚生労働省 ICF(国際生活機能分類) -「生きることの全体像」についての「共通言語」- https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002ksqi-att/2r9852000002kswh.pdf 構成要素(2)ICFの生活機能モデルについて 心身機能・身体構造(生命レベル) ICFでは、心身機能や身体構造を「人の生命機能」として捉えます。 従来のICIDHでは「機能障害」とされていた要素も、ICFではネガティブな表現を避け、個々の特性や状態として評価します。 身体の状態や臓器、筋肉、神経の働きなどが対象となります。 活動(生活レベル) 活動とは、「日常生活における動作や行動」のことです。 例として、食事や入浴、移動、着替えなどが含まれます。 ICFでは、実際に「できること」と「していること」の両面から活動を評価します。 生活の自立度を測るうえで重要な要素です。 参加(人生レベル) 参加とは、社会との関わりや役割への関与を指します。 学校や職場、地域活動など、生活の中で「他者とどう関わっているか」が評価の対象です。 機能や活動が制限されても、参加の支援があれば生活の質は保たれることがあります。 構成要素(3)生活機能に影響する2つの背景因子について ICFでは、生活機能を評価するうえで「背景因子」も重要とされています。 これは、ICIDHにはなかった新しい視点です。 背景因子は、生活機能に直接関わるわけではありませんが、大きな影響を与えます。 また、生活機能の変化が背景因子に影響を及ぼすこともあり、相互に関係し合います。 ICFでは、これらの因子を「環境因子」と「個人因子」に分けて整理します。 環境因子 環境因子とは、人々が生活し、人生を送っている物的な環境や社会的環境、人々の社会的な態度による環境を構成する因子のことです。 環境因子には、次の2つの異なるレベルに分けて整理されます。 • 個人的レベル 家庭や職場、学校などの場面を含む個人にとって身近な環境、人が直接接触するような物的・物質的な環境や家族、知人、仲間、よく知らない人など他社との直接的な接触を含みます。 • 社会的レベル 就労環境、地域活動、政府機関、コミュニケーションと交通のサービス、非公式な社会ネットワーク、法律、規程、規則、人々の態度、イデオロギーなどに関連する組織やサービスを含みます。 ≪具体例≫ • 半年前に家をバリアフリー化した • デイサービスを利用している • 息子家族が近所に住んでいて、援助を受けることができる 個人因子 個人因子とは、個人の人生や生活の特別な背景であり、健康状態や健康状況以外のその人の特徴からなります。 例えば、性別、人種、年齢、体力、ライフスタイル、習慣、生育歴、困難への対処方法、社会的背景、教育歴、職業、過去および現在の経験、全体的な行動様式、性格、個人の心理的資質、その他の特質などです。 ≪具体例≫ • 83歳、男性。妻(75歳)と二人暮らし • 40年間、料理人として、妻と一緒に定食屋を営んでいた • 趣味は囲碁 ICFの評価方法とICFコードの基本構造 介護現場では、ICFは多くの場面で活用されています。 例えば、介護認定調査、アセスメント、モニタリング、サービス計画書の作成などです。 こうした場面では、対象者の状態や支援内容を客観的かつ体系的に記録する必要があります。 その際に役立つのが、ICFの「評価点」と「コード」です。 ICFでは、心身の機能や活動状況、参加度、背景因子などを数値と記号で表します。 これが「ICFコード」と呼ばれるもので、分類と評価がひとつの形式で整理されています。 例えば、以下のようなコードです。 ICFコードの構成 表記 意味 b7302.3221 ICFコード(全体) b7302 分類コード 3221 評価点 分類コードでは、何について評価しているのか(例えば筋力や活動の種類)を示します。 評価点では、その状態の「程度」や「頻度」「能力」などを具体的に表現します。 ICFコードを活用することで、状態を多角的に捉えやすくなり、記録や支援の精度が高まります。 次の項目では、このコードの「分類」や「評価点」の見方について詳しく解説します。 分類コードの概要と見方 ICFの分類コードは、対象となる身体機能や活動、参加、環境因子などを体系的に表す記号です。 このコードは、アルファベットと数字の組み合わせで構成されています。 まず、アルファベットはICFの大きな要素を示します。 • b:心身機能(Body functions) • s:身体構造(Body structures) • d:活動と参加(Activities and Participation) • e:環境因子(Environmental factors) 次に、数字は階層的に「第1レベル(大分類)」「第2レベル(中分類)」「第3レベル(小分類)」に分かれています。 これにより、より具体的に対象となる機能や活動の内容を特定できます。 例えば、分類コード「b7302」は以下のように分類できます。 • b:心身機能 • 7:神経・筋・骨格系および運動に関連する機能(大分類) • 30:筋力機能(中分類) • 2:特定の部位や機能(小分類) このように、分類コードはICFの構成要素ごとに細分化されていて、対象の機能や活動内容を具体的にします。 この細かい分類により、利用者の状態を詳細に把握し、適切な支援計画を立てやすくなります。 さらに、分類コードは階層構造を持つため、コードの桁数が大きくなるほど具体的な内容を示します。 上位の数字だけでも大まかな状況把握ができ、下位の数字で詳細な評価が可能です。 例えば、「d4500」は短距離歩行(1km未満)を意味します。部屋や廊下など建物の中での歩行だけでなく、屋外も含みます。 このように、分類コードは単なる大分類のとどまらず、具体的な環境や範囲まで示します。 参考:世界保健機構(WHO)ICF 国際生活機能分類 ― 国際障害分類改訂版 ― 介護や医療の現場では、この分類コードを使って利用者の心身状態や活動能力を整理し、効果的な介入や評価を行っています。 次に、評価点の仕組みについて説明します。 評価点の概要と見方 ICFでは、個人の生活機能の状態をより詳細に把握するために、分類コードに加えて評価点を付けます。 この評価点は、活動や参加の難しさの程度を数値で示すもので、「障害の程度」「制限の有無」を客観的に表すのに役立ちます。 評価点は主に以下の4つの要素から構成されます。 第1評価点:障害や困難の程度 0:問題なし(0〜4%の障害) 1:軽度の問題(5〜24%) 2:中程度の問題(25〜49%) 3:重度の問題(50〜95%) 4:完全な問題(96〜100%) 8:適用不能(評価不能) 9:未評価(情報不足) 第2評価点:原因(環境因子など) • どのような要因が問題を引き起こしているかを記録します 例:段差・家族の支援の有無・地域資源の状況など 第3評価点:パフォーマンス(実際の遂行状況) • 日常生活で本人が実際にできているかを表します • 介助や補助具の利用を含めて評価します 第4評価点:キャパシティ(能力) • 本人の最大限の能力を補助なしで測ったものです • 実際の生活よりも理想的な状況での遂行力を示します 例えば、以下のような評価がされることがあります 屋内歩行の評価 コード d4500 内容 屋内での歩行 評価点(例) 2(中程度の問題).3132 評価点① 中程度の困難 評価点② 原因:段差あり 評価点③ パフォーマンス:手すりありで可能 評価点④ キャパシティ:補助なしだと困難 参考:世界保健機構(WHO)ICF 国際生活機能分類 ― 国際障害分類改訂版 ― このように、評価点を組み合わせて記録することで、本人の状態を多面的に把握できます。 また、ICFの視点に基づいたケアやリハビリの目標設定にもつながります。 ICFの具体的な活用方法|事例を交えて分かりやすく解説! 介護や福祉、医療の現場では、利用者の生活状態やQOL(生活の質)を向上させるためにICFを活用することができます。 以下では、ICFを活用した例を3つ紹介します。 例(1)退院後に廃用症候群が進み閉じこもりとなったケース この場合、「健康状態」にあたる肺炎と心不全という診断とその治療のみに注視しています。 そこでICT※1を活用し考えてみると、治療している間に進行すると考えられる廃用症候群(心身機能・身体構造)、それによる寝たきり(活動にあたるADL※2自立度が低下した状態)、その結果生じかねない退院後の閉じこもり(参加の制約)を理解できるため、予防につなげていくことができます。 ※1.ICTとは、インターネットなどを経由して人と人とをつなぐ役割を果たす、デジタル化された情報の通信技術のことです。 ※2.ADLとは、日常生活動作とも言われ、日常生活を送るために最低限必要な日常的な動作のことで、食事や排泄、入浴や移動、更衣や整容などを指します。 例(2)努力しても全介助のままで閉じこもりとなったケース この場合、何らかの環境因子が原因となり、利用者のADLの低下(活動制限)や、社会生活上の不自由(参加制約)が生じていることが考えられます。 そこでICTを活用し、社会・環境に介入することで、社会・環境を利用者に適応させ、QOLを向上させる方法もあることに気付くことができます。 具体的には、同じ全介助にとどまったとしても、介護保険などの社会資源を活用し、デイケア・デイサービスなどを利用(参加)することで、四季を感じたり利用者同士で言葉を交わせたりする生活につなげていくことができます。 例(3)リハビリにおいて「プラス強化」を重視するケース 具体的には、歩行ができない場合には、できるように訓練を行いますが(心身機能・身体構造)、歩行ができなくても車椅子を使用して(環境因子)移動する、左手で文字を書く練習をすることで(環境因子)、活動の制限を回復させることができます。 また、玄関前にスロープを設置したり(環境因子)、車椅子で運転ができる車を練習することで(環境因子)、本人の積極的な姿勢があれば(個人因子)、会社や買い物に出かけることができるようになり、参加の制約を克服することにつながります。 参考文献:荘村明彦(2012).『人体の構造と機能及び疾病』.中央法規出版. 参考文献:近藤克則(2017).『医療・福祉マネジメント』.ミネルヴァ書房. まとめ ICFの目的は、その人の生きることの全体像を正しく理解することです。 ICFを活用し、生活機能に影響を与える因子やそれぞれの因果関係を正しく理解することにより、利用者にあった介護計画を立てることができるようになります。 その結果、利用者のQOLの向上を目指すことができます。 介護職に従事する方、特に介護福祉士やケアマネジャーを目指す方にとっては、欠かすことのできない知識です。 ICFの基本的な考え方は、介護職員初任者研修で、ICFを活用した介護計画の作成については、介護福祉士実務者研修でそれぞれ学ぶことができます。 また、ICFについては、介護福祉士国家試験にも出題されています。(以下は第33回試験より抜粋)考え方について、しっかり理解しておきましょう。 【障害の理解】 問題87. ICF(International Classifcation of Functioning, Disability and Health:国際生活機能分類)の社会モデルに基づく障害のとらえ方に関する記述として、最も適切なものを1つ選びなさい。 1 個人の問題としてとらえる。 2 病気・外傷から直接的に生じる。 3 さまざまな環境との相互作用によって生じる。 4 治療してできるだけ回復させることを目的とする。 5 医療などによる援助を必要とする。 解答:3 (第33回試験より抜粋) また、ICFについては、介護福祉士国家試験にも出題されています。(以下は第33回試験より抜粋)考え方について、しっかり理解しておきましょう。 さて、試験問題の解答は分かりましたか?ICFの考え方をしっかりと理解することが、試験突破には必要です。しっかりと準備をしましょう。
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