お知らせ
- 2024.10.21試験情報
- 第27回(2024年度)ケアマネジャー試験 受験者数
第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数厚生労働省より発表されました。
受験者数は53,718名で、昨年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。
2024年度(第27回)ケアマネジャー試験について
合格発表は11月25日(日)です。
<試験概要>
試験日:2024年10月13日(日)
合格発表:2024年11月25日(月)
2024年度の試験について詳しくはこちら
【10/13公開】第27回(2024年度)ケアマネジャー試験 解答速報・自己採点サービス
2024年度試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子)
第27回介護支援専門員実務研修受講試験を受験の皆様、お疲れ様でした。試験の総評をしたいと思います。
まず、試験を終えての全体の印象は、「顕著な易化」です。法改正年でもありましたので、難化の予想もありましたが、第27回は、びっくりするほど易しい問題が多く出題されていました。「3つ選べ」が増加したことも易化した要因の1つかと考えられます。したがって、合格基準は上がることが予測されます。
次に、分野別に内容を分析します。
【介護支援分野】
問題1から、介護保険制度の基礎知識というよりは、社会情勢の変化を問われる問題が出題されました。そして、暗記していたがどうかが問われる問題が(問題7、13、17、19)の4問出題されました。基本的知識でしたので、覚えていた受験生は容易に正答を導きだせたかと思います。
三幸福祉カレッジ独自分析(自己採点サービス)では、問題15「介護保険審査会」の問題が、正答率26%と最も低い正答率となりました。介護保険審査会は、頻出項目であり、過去にも出題実績が多くあるので、得点したい問題でした。第27回は、事例問題が3問⇒2問へ減少しましたが、事例問題の難易度は例年通りといえるでしょう。
【保健医療サービスの知識等】
難問奇問の出題なく、基本的な知識を問う問題ばかりでした。適切なものを3つ選べ形式が多く、5択の中で、誤りの選択肢の2つを容易に消去できるような問題ばかりでしたので、受験生の多くが簡単だったという印象をもったと思います。よって、平均点も高くなると考えられます。三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)でも、現在のところ正答率が90%と高い数値が出ています。次回第28回も基本的な問題が出題されることが予測されますので、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことが必須です。
【福祉サービスの知識等】
3分野の中では、一番難しかったという印象をもった受験生も多いかも知れません。
例年通りの出題内容ではありましたが、問題50からのサービスは、人員基準や運営基準の詳細が問われた問題も多く出題されました。これが難しいという印象に繋がったのではないかと考えられます。
関連諸制度は、生活保護制度や成年後見制度と例年通りの出題傾向でしたので、保健医療サービスの知識等同様に、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことからはじめるとよいでしょう。
合格基準が気になるところではあると思いますが、心穏やかに合格発表を待ちましょう。
皆さまが、合格されることを願っております。
- アーカイブ
- 2025年
- 2024年
- 2023年
- 2022年
- 2021年
- 2020年