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2025.01.26試験情報
【試験当日公開】第37回(2025年1月実施)介護福祉士国家試験 解答速報第37回(2025年1月実施)介護福祉士国家試験 解答速報 目次 1.介護福祉士国家試験 解答速報(1月26日(日) 当日公開) 2.介護福祉士国家試験 合格発表日 3.過去の介護福祉士国家試験 筆記試験 合格基準点 4.過去5年間 介護福祉士国家試験の合格率 5.国家試験合格後の手続き方法 6.【介護福祉士のキャリアガイド】転職を成功させる3つのポイント 1.介護福祉士国家試験 解答速報(1月26日(日)当日公開) 試験日当日に以下の内容を公開いたしました。 1.解答速報 自己採点サービス ご自身の回答を入力すると三幸福祉カレッジの予想解答と照らし合わせて自動で採点できます。 2.予想解答一覧 ※解答速報は三幸福祉カレッジの予想解答です。予告なく変更する場合がございます。 2.介護福祉士国家試験 合格発表日 2025年3月24日(月)14:00 公開予定 公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載されます。 3.過去の介護福祉士国家試験 筆記試験 合格基準点 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点があり、かつ以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった場合に、合格となります。 配点は、1問1点の125点満点です。 [1] 人間の尊厳と自立、介護の基本 [2] 人間の尊厳と自立、介護の基本 [3] 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 [4] 社会の理解 [5] 介護過程 [6] こころとからだのしくみ [7] 発達と老化の理解 [8] 認知症の理解 [9] 障害の理解 [10] 医療的ケア [11] 総合問題 出典:[介護福祉士国家試験]合格基準:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 4.過去5年間 介護福祉士国家試験の合格率 第36回(2024年1月実施)介護福祉士国家試験の合格率は、82.8%でした。 過去5年間の合格率・合格基準点の推移は、以下の表のとおりです。 ※参照元:介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移(厚生労働省) 5.国家試験合格後の手続き方法 国家試験の合格者には、合格証書と一緒に「登録申請書・登録の手引」が同封されています。 手引きに従って速やかに手続きを行い、「資格登録」を済ませましょう。 ①必要書類を簡易書留で提出する 下記書類を準備し、必ず簡易書留で郵送しましょう。 ①登録申請書 ②登録免許税「収入印紙」の原本 ③貼付用紙 ④登録手数料「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本 ⑤下記いずれかの書類1通 ・ 戸籍の個人事項証明書の原本 ・ 戸籍抄本の原本 ・「本籍地を記載した」住民票の原本 ②試験センターで受理 試験センターで受理後、審査が行なわれ登録簿へ登録されます。 ③登録証の交付 提出された書類に不備がなければ、1ヶ月程度で登録証が発送されます。 参考:第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験の受験手続の方法について写真付きで解説 6.【介護福祉士のキャリアガイド】転職を成功させる3つのポイント 《介護福祉士のキャリアガイド》 介護福祉士取得を機に、新たなキャリア形成を考えられる方も多いと思います。 せっかくの資格取得、給与に反映されるのか、今後のキャリアアップ支援はどの程度あるのか、 新しい職場を探すにも気になることはたくさんありますよね。 事前に確認したうえで選考を進めたい‥ そんな方には「プロの就職サポート」がおススメ♪ ①職場探しで抑えるべきポイントは?②就職サポートの流れは? そんな疑問にお答えします! ①新しい職場を探す3つのポイント そもそも、職場を探すうえで何を見ればよいのか? 抑えるべき3つのポイントをご紹介いたします。 ポイント1✨資格手当 介護福祉士を取得すると、資格手当がつく施設がほとんどです。 資格手当がいくら付与されるのか、施設や企業によって異なります。 資格手当だけでなく基本給UPへの反映など一概に比較はできませんが、 資格取得の頑張りがしっかり反映されるかはモチベーション維持にも大切ですね。 ポイント2✨キャリアアップ支援 将来はケアマネや管理職になりたいと介護福祉士を取得された方も多いのではないでしょうか。 将来のステップアップとして自分の希望する道が開かれているのか、 支援体制があるのか確認するとよいでしょう。 ポイント3✨施設の種類と規模 資格取得を機にこれまでとは違う施設形態を経験したい、という方は、 介護の経験があるといえど働き方など不安が残りますよね。 各施設種別の特徴と、どんな働き方になるのか、1日の職員の動き方など面接のときに確認できるとよいでしょう。 ポイントの1~3は抑えたいものの、求人票にすべて記載があるわけでもなく、 一つ一つ事前に確認して職場を探すのは大変です。 三幸福祉カレッジの就職サポートではプロのアドバイザーが事前の“気になる”を解決します! お仕事探しをご検討の方は、下記画像より是非一度ご相談下さい。 ②就職サポートの流れ ➀求人へ応募orサポートの申込 介護求人ドットコムに掲載されている求人からご希望に合うものに応募するか、 「就職サポート」よりお申込み下さい。 ➁面談実施 介護業界専門の就職アドバイザーより、お電話またはメールにてご連絡し、 ご希望条件等お話を伺う日時を調整いたします。 (時間が合えば申込当日に完了することもございます。) その後、就職アドバイザーがあなたにピッタリの求人をご案内いたします。 求人応募で申込いただいた方は、条件を確認の上、応募求人の選考を進めさせていただきます。 ➂面接調整・実施 希望の求人で選考可能となりましたら、面接日時の調整を行います。 履歴書添削や面接対策も合わせて可能ですので、ご安心ください。 面接当日は、アドバイザーが同席しフォローさせていただきます。 ➃採用決定 入職前に疑問点があればアドバイザーへご相談ください。 解決したうえで、気持ちよくスタートを切りましょう!
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2024.12.27介護コラム
初任者研修は必要ないって本当?取得メリット・判断基準も解説!初任者研修は必要ないって本当?取得メリット・判断基準も解説! 「初任者研修は必要ない」「役に立たない」という声を聞いて、受講を迷っていませんか?介護の現場で役立つのか、受講費用や時間に見合う価値があるのか、不安に感じるのも無理はありません。そこで今回は、初任者研修の概要やメリット、受講すべきか判断する基準を詳しく解説します。初めての資格取得に迷う人へ、納得できる答えをお届けします。最後にはおすすめのスクール情報もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 初任者研修(介護職員初任者研修)とは? 初任者研修(介護職員初任者研修)とは、介護に関する基礎から応用までを幅広く学べる介護の入門資格です。初任者研修を受けることで、介護の現場で必要とされる基本的な知識や技術を身につけることができます。介護職を目指す人に限らず、家族介護をする人やサービス業に従事する人にも役立つ資格であり、その汎用性の高さから多くの人に選ばれています。 初任者研修と実務者研修の違い 実務者研修は初任者研修の上位資格に位置付けられることが多いですが、初任者研修を修了していなくても実務者研修を受講することは可能です。この点は多くの人が誤解しやすい部分なので注意しましょう。 まず、初任者研修は、介護の基礎を学ぶ初心者向けの資格であり、全9科目、受講時間は130時間、最短で1.5カ月で修了できます。一方の実務者研修は、より応用的な内容を学ぶ資格であり、全20科目、受講時間は450時間、修了までに6カ月以上かかる場合が一般的です。費用面でも、初任者研修は5万円〜10万円程度、実務者研修は10万円〜20万円程度と大きな差があります。 さらに、初任者研修修了者が実務者研修を受講する際には、共通する9科目、130時間分の受講が免除されるため、時間や負担が軽減されます。また、実務者研修を修了すると、介護福祉士国家試験の受験資格が得られ、キャリアアップを目指すうえで有利になります。どちらも介護未経験から受講可能で、介護業界で働くための基礎を築くものです。また、カリキュラムの一部が共通しているため、初任者研修修了後に実務者研修へ移行することでスムーズに学習を進められる仕組みが整っています。初任者研修は介護職への第一歩として、実務者研修はさらなるスキルアップとキャリア形成を目指す資格として、それぞれの目的や状況に応じて選択することが重要です。 初任者研修は必要ない・役に立たないって本当? 初任者研修について、「必要ない」「役に立たない」という意見を耳にすることがあります。その背景には、介護業界の歴史や資格制度の特性が影響しています。 かつて介護業界では、無資格者でも働ける環境が一般的でした。食事介助や入浴介助など、介護職員としての基本業務は無資格者も行えたため、初任者研修を修了しても仕事内容が大きく変わらないケースが多かったのです。また、介護福祉士国家試験の受験資格には実務者研修が必要であり、初任者研修はその対象外でした。このため、「初任者研修を取得しなくても介護福祉士になれる」と考える人が多かったのも事実です。さらに、初任者研修で学ぶ内容は実務者研修でも学べるため、直接実務者研修を受けた方が効率的ではないかと感じる人も少なくありませんでした。 このような要因から、初任者研修はあまり重要視されていない時期があったのです。しかし、2021年の介護報酬改定をきっかけに、この状況は大きく変わりつつあります。 特に、2024年4月からは無資格者が介護職員として働くために「認知症介護基礎研修」の修了が義務付けられることとなりました。認知症介護基礎研修は、認知症ケアに必要な基礎知識や技術を学ぶものです。ここで注目すべきなのは、初任者研修を修了している場合、この認知症介護基礎研修の受講が免除される点です。 初任者研修を取得することで、研修の追加受講なしに引き続き介護職として働くことが可能となり、手間や時間を省けるメリットがあります。また、無資格者は施設内での生活援助(身体に直接触れないケア)しか行えない一方で、初任者研修を修了すると、身体介護や訪問介護の全サービスを提供できます。このように、無資格者との差別化が進み、初任者研修の重要性は増しています。 初任者研修は、介護の基礎知識やスキルを学び、働く上での選択肢を広げる第一歩です。かつてはその有用性が疑問視されることもありましたが、制度改正によって資格の必要性はますます高まっているのです。今後、介護職に就きたいと考える人には、初任者研修の受講をぜひ検討していただきたいです。 初任者研修を受講するメリット5選 近年、介護業界における初任者研修の必要性が高まる中、その受講によって得られるメリットも多岐にわたります。 基礎知識やスキルの習得はもちろん、仕事の幅も広がり、就職や転職で有利になることも魅力の一つです。また、収入アップやキャリアアップの基盤としても役立つため、初任者研修は介護職を目指す人にとって欠かせないステップと言えるでしょう。ここでは、初任者研修を受講する5つのメリットについて詳しく解説します。 介護に関する知識・スキルが身につく 初任者研修を受講することで、介護職として必要な基礎的な知識とスキルを身につけることができます。この知識やスキルは、利用者への質の高い介護サービス提供に役立つだけでなく、万が一の事態にも冷静かつ適切に対応できます。また、家族や身近な人の介護を行う際にも役立ち、いざというときの安心感を得られるのも大きなメリットです。将来を見据えたスキル習得として、初任者研修は価値ある選択と言えるでしょう。 仕事の幅や選択肢が広がる 初任者研修を修了すると、無資格者や認知症介護基礎研修修了者に比べて、仕事の幅や選択肢が大きく広がります。無資格者は主に掃除や洗濯といった生活援助が中心で、身体介護を行うことができません。しかし、初任者研修を修了すれば、施設内での身体介護や訪問介護を含む幅広い業務に従事することが可能です。また、初任者研修修了者のみ応募できる求人も多く、選べる職場や働き方が増える点も大きなメリットです。これにより、自分の希望や状況に合った働き方を実現しやすくなります。 就職・転職に有利となる 初任者研修を修了していることは、介護の基本的な知識とスキルを持っている証明となり、就職や転職の際に無資格者や認知症介護基礎研修修了者に比べて大きなアドバンテージです。特に訪問介護では、初任者研修以上の資格が必須であり、この資格を持っていないと応募すらできない求人も多くあります。また、初任者研修修了者は無資格者よりも給与が高く、好条件の求人にも応募しやすいため、将来的なキャリアの選択肢が広がるメリットもあります。 収入アップにつながる 初任者研修を修了していると、無資格者と比べて給与面でのメリットがあります。多くの事業所では初任者研修修了者に資格手当が支給され、その金額は3,000円〜5,000円程度です。さらに、初任者研修修了者は無資格者に比べて月給が高い傾向にあります。以下は厚生労働省が公表している令和4年12月時点での介護職員の平均給与額の状況です。 保有資格 平均給与額(令和3年12月) 平均給与額(令和4年12月) 増加額 全体 300,740円 318,230円 17,490円 初任者研修修了者 286,530円 302,910円 16,380円 無資格者 250,600円 270,530円 19,930円 参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要P18」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04gaiyou.pdf このように、初任者研修を取得することで資格手当が付与されるだけでなく、平均給与額でも無資格者を大きく上回り、収入アップにつながることが分かります。 段階的なキャリアアップを図れる 初任者研修を受けることで、介護業界での段階的なキャリアアップが可能になります。研修を受けると、次に実務者研修、その後は介護福祉士資格といったステップを踏むことができ、最終的には介護福祉士やケアマネジャー(介護支援専門員)などの専門職へ進むことができます。これにより、より高い給与を得られるだけでなく、フロアリーダーやマネジャーなどの役職を目指しキャリアを積むことも可能です。 初任者研修を受講すべきか判断する3つの基準 初任者研修を受講すべきか悩んでいる人へ、判断材料となる3つの基準をご紹介します。 介護経験の有無はもちろん、資格をどのくらいのスピードで取得したいか、さらにはキャリア形成にどれほどのスピードを求めるかがポイントです。これらを基に、自分に合ったタイミングでの受講を検討してみましょう。 (1)介護経験の有無 介護の経験がない人には、初任者研修の受講がおすすめです。この研修は、介護の基礎知識やスキルを体系的に学べるため、未経験者でも安心して介護職に挑戦できます。介護施設の中には資格なしで働ける職場もありますが、介護の仕事は利用者の身体に直接触れるため、適切な知識と技術が求められます。また初任者研修では、介護の基本的な実践方法や心構え、介護制度の仕組みを学ぶため、心理的な負担を軽減しながら業務に取り組めます。初任者研修を修了しておくと、次のステップとなる実務者研修も理解しやすくなり、スムーズにキャリアを積むことができます。介護未経験の人にとって最適なスタート地点と言えるでしょう。 (2)介護資格取得に求めるスピード 介護資格の取得を急ぐ場合、初任者研修の受講が最適です。初任者研修は、介護のライセンスの中で基礎となる資格であり、取得までにかかる期間や費用が比較的少ないのが特徴です。一方で認知症介護基礎研修は、さらに短期間で取得可能ですが、介護全般の知識やスキルが含まれていないため、採用面では初任者研修の方が有利となることが多いです。介護資格を早く取得して現場で働き始めたい人には、負担の少ない初任者研修がおすすめです。初任者研修を取得することで、求人の選択肢が広がり、介護職員としてのスタートをスムーズに切ることができます。 スピーディーに資格を取得したい人にとって、初任者研修は最も効果的な第一歩と言えるでしょう。 (3)キャリア形成に求めるスピード 介護業界でのキャリア形成をスピーディーに進めたい場合、初任者研修の受講が最適な選択肢です。将来的に介護福祉士の取得を目指す場合、初任者研修を取得しておくと、その後の実務者研修や介護福祉士国家試験へのステップアップがスムーズになります。初任者研修は基礎から学べるため、未経験者でも安心して取り組め、次の段階である実務者研修の内容を効率的に理解する下地を作れます。実務者研修は高度な知識や技術を必要とする内容が含まれており、事前に初任者研修を受講していないと難易度が高く感じる場合があります。着実に段階を踏むことで知識を深めながらキャリアアップを図る方が、挫折しにくく効率的です。初任者研修はキャリア形成の第一歩として最適な選択肢です。 初任者研修の取得方法 初任者研修を取得するためには、必ずスクールでの講座受講が必要です。これはカリキュラムに含まれる実技演習が通学での学習を必要とするためです。初任者研修には大きく分けて「通学講座」と「通信講座(通学+通信併用)」の2つの受講スタイルがあり、それぞれ特徴やメリットが異なります。 通学講座では学科学習と実技学習を全てスクールで行います。受講期間は最短1カ月程度、費用は5万円台からが一般的です。講師から直接指導を受けられるため、疑問をその場で解決できることが魅力です。また、他の受講生との交流を通じて仲間ができやすく、計画的に学びたい人におすすめです。 一方、通信講座では、最大40.5時間の自宅学習と89.5時間の実技演習を組み合わせます。受講費用が通学講座よりも比較的安く、3万円台から受講可能です。学習期間も最短3週間程度で、仕事や家事と両立しやすいのが利点です。ただし、自宅学習には自己管理が必要で、通学での学びに比べ講師や他の受講生との交流が限られる点に注意しましょう。 どちらのスタイルでも、受講時間には国が定めた130時間のカリキュラムを満たし、修了試験に合格することで資格を取得できます。費用や学習スタイルを比較し、自分に合った方法を選びましょう。 初任者研修を受講できるスクールの選び方 初任者研修のスクール選びは、資格取得をスムーズに進めるために非常に重要です。以下のポイントを参考に、自分に合ったスクールを見つけましょう。 まず、立地の良さを重視することをおすすめします。初任者研修は130時間のカリキュラムが必要で、そのうち89.5時間以上は通学です。自宅や職場から30分以内の通いやすい場所にあるスクールを選べば無理なく継続できます。また、行き慣れたエリアであれば通学時のストレスも軽減されます。 次に、サポートの充実度も確認しましょう。振替受講に対応しているか、学習中の疑問にすぐ答えてもらえる体制が整っているのかがポイントです。特に働きながら資格取得を目指す人にとって、振替制度や講師への質問対応の良し悪しは大きな影響を与えます。また、就職サポートがあるスクールなら、資格取得後のキャリアアップも安心です。 最後に、お得な割引制度があるかも要チェックです。キャンペーンや早割、紹介割引などを活用することで受講料を抑えることができます。特に自前の施設で就職した場合にキャッシュバックがあるスクールも存在するため、公式サイトやパンフレットで詳細を確認すると良いでしょう。 以上のポイントを押さえ、しっかりと比較検討して自分に合ったスクールを選んでください。 まとめ 今回は、初任者研修の概要やメリット、受講すべきか判断する基準を詳しく解説しました。 初任者研修とは、介護に関する基礎から応用までを幅広く学べる介護の入門資格で、介護の現場で必要とされる基本的な知識や技術を身につけることができます。 初任者研修を取得するメリットは、基礎知識やスキルの習得はもちろん、仕事の幅も広がり、就職や転職で有利になるほか、収入アップやキャリアアップの基盤としても役立ちます。 初任者研修を受講すべきか悩んでいる人は、介護経験の有無はもちろん、資格をどのくらいのスピードで取得したいか、さらにはキャリア形成にどれほどのスピードを求めるかなどを基準にしてみましょう。
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2024.12.27介護コラム
実務者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度5選実務者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度5選 介護の現場でキャリアアップを目指す上で、実務者研修は欠かせないステップです。 しかし、受講費用がネックとなり、なかなか一歩を踏み出せないという声も少なくありません。 そこで今回は、実務者研修の受講費用を軽減するための助成金や補助金、支援制度を厳選して5つご紹介します。 費用面での不安を解消し、受講の一歩を踏み出すための参考にしてみてください。 実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは? 実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは、介護福祉士国家試験を受験するために必須となる講座です。 2016年度から国家試験の受験資格として、実務者研修の修了が義務付けられており、介護職としてキャリアを築くための重要なステップです。 実務者研修では、質の高い介護サービスを提供するために必要な実践的な知識と技術を学ぶことができます。例えば、介護過程の展開や認知症ケアなど、現場で役立つスキルを幅広く習得できます。 また、訪問介護事業所で必要なサービス提供責任者として働くための要件にもなるため、キャリアアップを目指す人にとって欠かせない研修です。 資格の有無や実務経験に関係なく受講できるため、初心者から経験者まで幅広い層に適した内容です。 実務者研修の受講にかかる費用 実務者研修の受講費用は、保有資格によって大きく異なります。その理由は、資格の有無や種類によって受講が免除される科目や時間が異なるためです。 無資格者は全ての科目を受講する必要がある一方、すでに介護関係資格を保有している場合、学習内容の一部が免除されるため受講時間が短縮され、結果として受講費用も軽減されます。 この免除措置は受講生にとって大きなメリットであり、時間的・経済的な負担の軽減につながります。 以下は、保有資格別の受講費用の目安です。 保有資格 受講費用 なし 12万円~18万円 初任者研修(ホームヘルパー2級) 9万円~14万円 ホームヘルパー1級 4万円~9万円 ホームヘルパー3級 10万円~13万円 介護職員基礎研修 2万円~5万円 喀痰吸引等研修 7万円~10万円 ※スクールによって対象となる保有資格が異なります。 例えば、無資格者は450時間の受講が必要となり、費用は12万円以上かかることが一般的です。 一方、介護職員基礎研修を修了している場合は、多くの科目が免除され、費用は2万円〜5万円程度まで抑えられます。 受講費用は、スクールや地域によっても差があるため、詳細を確認することをおすすめします。 スクールによって受講費用が異なる理由 前述した保有資格別の受講費用はあくまで目安であり、実際の費用はスクールによって大きく異なる場合があります。それは以下のような複数の要因が関係しています。 まず、スクールの立地が挙げられます。都市部にあるスクールは賃料や運営コストが高く、それが受講費用に反映されることがあります。一方、地方のスクールは比較的費用が抑えられる傾向にあります。 次に、教材やカリキュラムのクオリティも影響します。実践的な内容や最新の情報を取り入れた教材を用意しているスクールでは、その分費用が高くなる場合があります。また、カリキュラムの質が高ければ、それだけ学びの満足度や効果も期待できるでしょう。 さらに、受講形態の違いも重要な要素です。通学形式だけでなく、通信教育やオンライン講座を提供しているスクールもあり、これらは通常、通学形式よりも費用が抑えられる傾向にあります。ただし、通学形式の方が対面指導による学習効果が高い場合が多いため、選択肢によって費用と利便性のバランスを考える必要があります。 最後に、サポート体制の充実度も費用に影響を与えます。例えば、試験対策講座や就職サポート、個別面談などの付加サービスを提供しているスクールでは、サポートが手厚い分、受講費用が高くなる傾向があります。 以上のように、スクールごとに費用が異なる理由を理解したうえで、自分に合ったスクールを選ぶことが大切です。 実務者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度5選 実務者研修の受講費用を軽減したいと考える人には、各種助成金や補助金、支援制度の活用がおすすめです。これらの制度を利用することで、経済的な負担を大きく抑えながら必要な資格を取得できます。 例えば、教育訓練給付制度やハロートレーニングなど国や自治体が実施する制度に加え、介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度など、支援が充実しています。 以下では、代表的な5つの制度について詳しく解説します。 教育訓練給付制度 教育訓練給付制度は、労働者のキャリアアップを支援するために、職業訓練や資格取得の費用を一部補助する制度です。 この制度には、専門実践教育訓練給付制度と一般教育訓練給付制度、特定一般教育訓練給付制度があり、どれも受講者のスキルアップをサポートします。 特に、実務者研修を受講する場合、専門実践教育訓練給付制度が非常に有効です。 専門実践教育訓練給付制度 専門実践教育訓練は、厚生労働省が管轄している給付金制度で、介護福祉士・美容師・建築士・保育士などの国家資格等の取得を目標とする講座が指定され、中長期的なキャリア形成を支援するための制度です。 指定期間内に修了し、条件を満たすことで、受講料の最大80%を受給できます。 項目 詳細 対象者 雇用保険加入者(在職中も可能)過去3年以上、雇用保険を支払っていた人(離職後1年以内) 補助額 1. 50%支給 指定期間内に修了する 2. 20%支給 受講修了後、1年以内に就職・介護福祉士国家試験合格 3. 10%支給 訓練前後で賃金が5%以上上昇 支給要件 受講開始前にハローワークでの申請が必要受講後6カ月以内に就職が決まること 対象訓練 専門性の高い職業に必要な訓練(例:介護福祉士実務者研修) 参考: 三幸福祉カレッジ「専門実践教育訓練給付制度」https://www.sanko-fukushi.com/course/jitsumu/semmon/ 厚生労働省「教育訓練給付制度」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html 厚生労働省「教育訓練給付について」https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001224979.pdf 一般教育訓練給付制度 一般教育訓練給付制度は、特定の専門分野に限らず、より広範な分野で使える訓練制度です。介護分野以外の職業訓練にも活用でき、受講費用の20%が支給されます。 項目 詳細 対象者 雇用保険加入者過去3年以内に雇用保険に加入していた人 補助額 受講費用の20%(最大10万円) 支給要件 受講開始前にハローワークでの申請が必要 対象訓練 特定の専門分野に限らず広範な職業訓練 参考:厚生労働省「教育訓練給付制度」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html 参考:厚生労働省「教育訓練給付について」https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001224979.pdf ハロートレーニング(職業訓練制度) ハロートレーニングとは、求職中の人を対象に、無料または低価格で職業訓練を提供する制度です。日本政府が提供するこの訓練プログラムは、労働市場におけるスキル向上を目的としており、職業能力を高めることで、再就職やキャリアアップを支援します。 介護分野を含むさまざまな業界に対応したプログラムがあり、実務者研修のような資格取得に向けた教育も提供されています。 項目 詳細 対象者 求職中の人(ハローワークに登録していること) 転職希望者、キャリアチェンジ希望者 一定の職歴や資格がない場合でも受講可能なプログラムも多い 受講費用 基本的に無料または低価格(訓練内容によって異なる) 受講要件 基本的に求職者であれば受講可能 一部の職業訓練プログラムでは、特定の資格や職歴が求められることがある 訓練受講手当 一定の条件を満たす受講者に対して、生活支援手当が支給される場合がある 訓練内容 介護福祉士や実務者研修に関するプログラムあり IT、製造業、販売など、さまざまな職業分野に対応した訓練プログラムあり 支援内容 受講後の就職支援(ハローワークでのサポート) 申し込み方法 ハローワークでの受講登録後、希望する職業訓練コースに申し込む 参考:埼玉県「令和6年度 介護職員資格取得支援事業(実務者研修受講料)補助金について」https://www.pref.saitama.lg.jp/a0603/kaigo-net/shikakushutoku/1.html 独自の割引制度を実施するスクールがおすすめ! 一部のスクールでは、受講費用を軽減できる割引制度を独自に実施しています。これらの割引を活用することで、学費をお得に抑えながら実務者研修を受けることができます。 介護職員割引 介護業界に勤めている人向けの割引制度です。この制度では、介護職員として働いている人が実務者研修を受講する際に、受講費用の一部を割引してもらえる特典があります。介護職員がスキルアップしやすいように設けられており、業界での資格取得を支援するための助けとなります。 参考ページ:三幸福祉カレッジ「介護職員割」https://www.sanko-fukushi.com/jitsumu/lp04/ 在校生・修了生割引 在校生・修了生割引は、過去にそのスクールで学んだ人や現在在学中の人を対象にした割引制度です。スクール側が、学び続ける姿勢を応援し、卒業生に対する感謝の気持ちを込めて設けていることが多いです。この制度を活用すると、学び直しが経済的な負担を軽減できるメリットがあります。 参考ページ:三幸福祉カレッジ「受講料一覧」https://www.sanko-fukushi.com/fee/ セット申込割引 セット申込割引は、実務者研修と介護福祉士受験対策講座など、スクールが提供する2つ以上の講座を同時に申し込むことで適用される割引制度です。この割引を利用すると、複数の講座を受ける際に費用を抑えることができ、効率よく資格取得を目指せます。異なる講座の組み合わせによって、受講者は全体的にコストパフォーマンスの良い学習が可能です。 参考ページ:三幸福祉カレッジ「受講料一覧」https://www.sanko-fukushi.com/fee/ ※一時的な割引キャンペーンを実施しているスクールもありますが、こうした期間限定のキャンペーンが実施されている場合、実務者研修を受講したいと思った時に割引が適用されない可能性があるため注意が必要です。 なお、三幸福祉カレッジでは介護職員割引、在校生・修了生割引、セット申込割引の3つを全て実施しています。詳しくはお問合せください。 まとめ 今回は、実務者研修の受講費用を軽減するための助成金や補助金、支援制度を厳選して5つご紹介しました。 実務者研修の受講費用を軽減したいと考える人には、各種助成金や補助金、支援制度の活用がおすすめです。教育訓練給付制度やハロートレーニングなど国や自治体が実施する制度に加え、介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度やひとり親家庭自立支援教育訓練給付金、各自治体が実施する支援制度などを利用することで、経済的な負担を大きく抑えながら必要な資格を取得できます。 また一部のスクールでは、受講費用を軽減できる割引制度を独自に実施しています。これらの割引を活用することで、学費をお得に抑えながら実務者研修を受けることができます。三幸福祉カレッジでは介護職員割引、在校生・修了生割引、セット申込割引の3つを全て実施していますので、実務者研修を受講される人はぜひご活用ください。
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2024.12.23お得情報
【1/6(月)スタート】実務者研修 受講料30%OFFキャンペーン三幸福祉カレッジでは、介護の資格取得にチャレンジする方を応援するため、受講料30%OFFのキャンペーンを実施します。2025年度(2026年1月)の介護福祉士国家試験を受験予定の方は、この機会にぜひお申し込みください。 ≪キャンペーン概要≫ ■受講料:30%OFF 【保持資格別受講料】 ・初任者研修・ホームヘルパー2級保持者 99,700円(税込109,670円)→ 30%OFF価格 69,790円(税込76,769円) ・免除資格なし 129,700円(税込142,670円)→ 30%OFF価格 90,790円(税込99,869円) ■キャンペーン期間:2025年1月6日(月)~2025年2月28日(金) ※キャンペーン価格は1/6(月)から適用されます。 💡三幸福祉カレッジが選ばれる3つのポイント💡 ポイント①教室がたくさんあるから自宅や職場の近くで通いやすい 北海道から沖縄まで全国470教室(※)で実務者研修を開講しています。 ※2024年度実績 ポイント②クラスがたくさんあって通学日が選びやすい 年間1900クラス(※)を開催しており、希望のクラスを選ぶことができます。「早めの日程で受講したい」、「休みの日に受講したい」、「この曜日に受講したい」など、希望に合わせて選ぶことができます。 ※2024年度 ポイント③通学はわずか7日 「働きながら通い」やすいよう、週1回7日間の通学です。 💡受講生の声💡 ▼実務者研修 修了生 北村あゆみさん より深く介護の仕事に関わりたい、そのためにステップアップしようと思い、実務者研修を受講しました。講座では、介護の基本を思い出しながら”利用者様主体の介護”を実践する考え方や技術を学びました。利用者様一人ひとりの出来る範囲に合わせた介護の仕方を考えるようになったことで、利用者様との関わり方も変わりました。 ※キャンペーン価格は1/6(月)から適用されます。 三幸福祉カレッジ
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2024.12.20その他
冬季休業のお知らせ時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。 日頃より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 誠に勝手ながら、以下の期間中を冬季休業期間とさせて頂きます。 お手数をおかけしますが、あらかじめご了承くださいませ。 【冬季休業期間】 2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日) ※お申込み・資料請求はホームページにて24時間受付けております。 【講座についてご不明な点がある方へ】 当校では初任者研修・実務者研修・介護福祉士国家試験受験対策講座・ケアマネジャー受験対策講座についての説明会動画を配信しております。 講座についてご不明な点がございましたら、ぜひ動画をご覧ください。 ▼初任者研修無料説明会動画配信はこちら ▼実務者研修無料説明会動画配信はこちら ▼介護福祉士受験対策講座無料セミナー動画配信はこちら ▼ケアマネジャー受験対策講座無料オンライン講習会動画配信はこちら ご不明な点が解決しない場合はこちらもご覧ください。 【よくあるご質問】 https://www.sanko-fukushi.com/faq/ 何卒ご理解いただけますよう宜しくお願い申し上げます。 三幸福祉カレッジ
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2024.12.02介護コラム
介護職員初任者研修の合格率は?試験内容・難易度・対策ポイントも介護職員初任者研修の合格率は?試験内容・難易度・対策ポイントも 介護の仕事に興味がある人にとって、介護職員初任者研修(以下、初任者研修)は基礎から応用まで幅広い介護スキルを学べるスタート資格です。 初任者研修を修了することで、全国で介護職としてのキャリアを築くことが可能になり、介護職への転職や家族介護にも役立ちます。 気になる初任者研修の合格率は非常に高く、難易度も比較的取り組みやすいです。 今回は、初任者研修の合格率について、試験内容や難易度、効果的な勉強方法を交え解説します。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「介護職員初任者研修」 1.初任者研修の修了試験とは 初任者研修を取得するためには、定められた130時間のカリキュラムを修了し、修了試験に合格する必要があります。 この修了試験は筆記形式で、1時間ほどの試験です。内容としては、研修で学んだ基礎知識や介護スキルが問われ、試験に合格することで、介護職に必要なスキルが習得できることを証明します。 修了試験は各スクールが作成していますが、厚生労働省によってカリキュラムと試験の内容が定められているため、どのスクールでも大きな差はありません。これは、全国どこで受講しても研修内容が統一されていることを意味し、受講者が公平に試験へ挑めるよう配慮されています。そのため、試験対策もスクールを問わず同じ内容で対応可能です。 なお、スクールごとにカリキュラムの進行速度やサポート体制には違いがあるため、自分に合ったスクールを選ぶことが重要です。 ①初任者研修修了試験の主な試験範囲 初任者研修は、全10科目のカリキュラムに基づいて出題されるため、幅広い知識が求められます。 全10科目は、 実際の介護現場で必要とされる基本的な知識と技術を身につけるための重要な内容で構成されています。 項目 内容 1. 職務の理解 介護職の業務内容や働く現場、提供される多様なサービスについての理解 2. 介護における尊厳の保持・自立支援 介護を受ける人の尊厳や人権を尊重し、可能な限り自立した生活をサポートするための方法 3. 介護の基本 介護職の役割、専門性、多職種との連携、職業倫理、安全確保など、職務の基礎知識 4. 介護・福祉サービスの理解と医療との連携 介護保険制度や、医療と福祉サービスが連携して支援する仕組みについての理解 5. 介護におけるコミュニケーション技術 介護職が利用者や家族と円滑に意思疎通するための技術 6. 老化の理解 老化に伴う心身の変化と健康管理に関する知識 7. 認知症の理解 認知症についての医学的基礎知識やケア方法、家族支援の重要性 8. 障害の理解 障害に関する基礎的な知識や、家族の心理支援 9. こころとからだのしくみと生活支援技術 身体介護や生活支援の基本技術を実践的に学ぶ、居住環境の整備や移動支援 10. 振り返り 研修の総復習、今後の自己研鑽のための課題の取り組み 参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」 2.初任者研修修了試験の合格率と難易度 初任者研修修了試験は、全国のスクールで行われているものの、合格率は非公開です。しかし実際には、ほぼ100%に近いとされています。 修了試験は、研修カリキュラムによって身につけた知識や技術の理解度を確認するために実施されています。 合格ラインは100点中70点前後で、問題形式は多くの場合「選択式」か「選択式+記述式」です。 真面目に研修を受講し、復習を行っていればほとんどの人が合格できるため、難易度もそれほど高くありません。 ①注意:全カリキュラムを修了しなければ受験できない 初任者研修修了試験を受けられるのは、すべてのカリキュラムを修了している受講者のみです。 そのため、欠席が多くカリキュラムを終えられなかった場合、試験自体を受けることができないので注意が必要です。 研修は各都道府県の方針に従っており、欠席に関して非常に厳しいルールが設けられています。 やむを得ず欠席する場合は、スクールで用意されている振替受講を利用するのがおすすめです。 ただし、振替受講の有無や対応はスクールごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。 ②万が一修了試験に落ちてしまったら? 万が一、初任者研修の修了試験に不合格となった場合でも、心配する必要はありません。 多くのスクールでは再試験が用意されており、再試験で合格すれば、無事に初任者研修を修了できます。 初任者研修の試験は、カリキュラムをしっかり理解していれば合格できる内容ですが、万が一に備えて再試験制度が整っているスクールであれば、試験への不安も軽減されるでしょう。 3.初任者研修修了試験の一発合格に向けた勉強方法と心構え 次に、初任者研修修了試験の一発合格に向けた勉強方法と心構えを紹介します。初めて介護の知識を学ぶ人でも、効率的に勉強すれば確実に合格が目指せます。 ①試験前 試験前のステップは合格に向けて重要なステップです。 まず、授業で教わった重要なポイントやテキストの太字部分を復習し、試験に出る可能性が高い箇所に重点を置きましょう。 授業の中で大事になりそうなポイントをメモしておくと効果的です。 さらに、提出した課題の内容も試験に関連することが多いため、過去のレポートを確認し、理解を深めておきましょう。 授業でわからなかった点はその場で質問して疑問を解消し、効率的に学び進めることが大切です。 ②試験当日・試験中 試験当日は、これまでの努力を信じてリラックスして臨むことが大切です。 試験時間は限られており、32問以上の問題を1時間以内に回答しなければなりません。まずは、自信のある問題から取り組み、わからない問題は後回しにしましょう。 選択式問題では、明らかに誤りのある選択肢を除外し、選択肢を絞ることで正答率が上がります。記述式問題では、要点を簡潔にまとめることが重要です。 全体を通して時間配分に気をつけ、すべての問題に目を通すことで、効率よく進めることができます。 4.修了試験のスムーズな合格に向けた「スクール選び」のポイント3つ スムーズに初任者研修の合格を目指すのであれば、スクール選びが重要です。 自分に合ったスクールを選ぶことで、効率的に学習が進み、試験対策も万全になります。 以下では、スクール選びのポイントを3つ紹介します。 ポイント1 再試験・追試を無料で受けられるか 初任者研修修了試験で万が一不合格となった場合や、試験当日に体調不良で受験できなかった場合に備えて、再試験を無料で受けられるスクールを選ぶことが重要です。 スクールによっては、再試験を何回でも無料で提供しているところもありますが、その条件や回数制限は異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。 安心して学び、試験に臨むために、再試験の有無や条件をよく調べておきましょう。 ポイント2 振替受講を無料で受けられるか 初任者研修を修了するためにはすべてのカリキュラムを受講する必要がありますが、急な仕事や体調不良で授業を欠席せざるを得ない場合もあります。 そのため、無料で振替受講が受けられるかどうかは重要な選択基準です。 振替受講の条件や回数はスクールによって異なるため、事前に確認しておき、必要に応じて柔軟に対応できるスクールを選ぶことをおすすめします。 ポイント3 無理なく通える距離にあるか 初任者研修の受講には15日程度の通学が必要であり、修了試験もスクールで行われることがほとんどです。 そのため、無理なく通学が継続できる距離にあるスクールを選ぶことが重要です。 自宅や職場からアクセスしやすい場所を選ぶと、通学が負担にならず、モチベーションも維持しやすくなります。 また、仕事帰りや土日に受講を希望する場合は、通いやすい立地を選ぶことで、よりスムーズに受講を進めることができるでしょう。 5.まとめ 今回は、初任者研修の合格率について、試験内容や難易度、効果的な勉強方法を交え解説しました。 初任者研修修了試験の合格率は高く、ほとんどの人が合格を目指せる内容です。 試験は基礎的な知識を問われるため、出題形式や勉強方法をしっかりと把握し、計画的に学習を進めることが重要です。 また、スクール選びや効果的な勉強方法を活用することで、理解が深まり、試験にも自信を持って臨めるでしょう。
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2024.11.28介護コラム
介護職員初任者研修の実技試験はある?主な内容・対策ポイントも解説!介護職員初任者研修の実技試験はある?主な内容・対策ポイントも解説! 介護職員初任者研修(以下、初任者研修)を受けてみたいけれど、「実技試験って難しそう」と不安に思っていませんか? 実際には、ほとんどのスクールでは試験としての実技はなく、スクーリングで行われる実技演習が中心です。 今回は、初任者研修の実技試験について、実技演習で学ぶ主な内容や難易度、対策のポイントなどを交え解説します。 1.そもそも初任者研修とは? 初任者研修とは、介護の基礎知識やスキルを学び、介護の現場で役立てるための資格です。 2013年4月に介護保険法施行規則の改正によって新たに設立され、それ以前のヘルパー2級に相当する資格として位置づけられています。現在ではヘルパー2級が廃止され、初任者研修が入門資格として広く普及しています。 初任者研修の目的は、介護を行うための基本的な技術や知識を習得し、家庭内介護や介護施設での実践に役立てることにあります。また、介護福祉士など上位資格へのステップアップとしても重要な役割を果たします。 初任者研修を受講するメリットは多岐にわたります。未経験者や異業種からの転職者でも、必要な知識と技術を学ぶことで福祉関係の仕事に就きやすくなります。また、資格を取得することで、訪問介護における身体介助など、無資格では行えない業務にも対応可能です。さらに、実務経験を積むことで、介護福祉士やケアマネジャーへのキャリアアップも目指せるため、長期的な就業やキャリア形成を考える人にもおすすめです。 介護の仕事を始めたい人や親の介護に備えたい人にとって、初任者研修は第一歩となる重要な資格です。 参考:三幸福祉カレッジ「初任者研修とは」 ①初任者研修のカリキュラム 初任者研修のカリキュラムは、厚生労働省の指針に基づき、全130時間の講習で構成されています。 参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」 初任者研修の研修内容は全国共通の指針に基づいていますが、都道府県や運営団体によって細部が異なることがあります。 ②初任者研修と実務者研修の違い 初任者研修と実務者研修は、どちらも介護の現場で役立つ資格ですが、目的や内容に違いがあります。 初任者研修は、介護を始める人向けのスタート資格であり、介護の基礎的な知識やスキルを学ぶことを目的としています。受講期間は最短1カ月、費用は3万円〜8万円程度で、終了時には簡単な筆記試験があります。初任者研修を取得することで、介護現場で働く基礎が身につきますが、介護福祉士の受験資格にはつながりません。 一方、実務者研修は、介護福祉士国家試験を受験するために必要な資格であり、より高度な専門知識やスキルを習得します。受講時間は450時間と長く、費用は7万円〜20万円程度です。実務者研修では、訪問介護サービスの計画作成などを行うサービス提供責任者になる資格も得られ、キャリアアップに直結します。 2.初任者研修の実技演習とは? 介護福祉士国家試験では、かつて実技試験が行われていましたが、2024年度(第37回)試験より廃止されました。この影響で、初任者研修にも実技試験があると混同する人が少なくありません。しかし、初任者研修においては、修了試験は基本的に筆記試験のみで実技試験はありません。 その代わりに、必須カリキュラムとして「実技演習」が行われます。実技演習では、受講者が介護職役と利用者役に分かれ、介護技術を学ぶ実践的なトレーニングが実施されます。具体的には、ベッド移乗や車椅子の操作、食事や排せつ介助など、介護現場で必要とされる技術を受講者同士で練習します。 時間配分は研修全体の中で多くを占め、理論と実技を交互に学ぶことで実践力を養います。 実技演習の目的は、現場で求められる技術を安全かつ正確に身につけることです。演習を通じて、「なぜこの方法が適切なのか」「利用者にとって最善の介助とは何か」といった根拠に基づいた介護を理解します。 これにより受講者は、感覚や経験だけに頼らない質の高い介護を提供する力を養えるのです。 3.初任者研修における実技試験(実技演習)の主な内容 初任者研修の実技演習では、ベッドからの移乗や車椅子操作、食事介助、排せつ介助など、実際の介護現場で求められる技術を学びます。 演習内容はスクールによって多少異なる場合がありますが、どれも現場で必須となる技術です。 ①排せつ介助 排せつ介助では、片まひの対象者をポータブルトイレへ移乗する演習が行われます。対象者はベッドで端座位になり、ポータブルトイレに近づく際、介護者が体をサポートしながら立ち上がり、手すりを使って移動します。排せつ中はひざ掛けを掛け、プライバシーを守る配慮が求められます。介護者は対象者が快適に排せつできるよう、丁寧にサポートすることを学びます。 ②食事介助 食事介助では、対象者に食事や水分を提供する方法を学びます。まずメニューを説明し、対象者が食べやすいように配慮しながら食べ物を口へ運びます。食事中は、しっかりと咀嚼(そしゃく)と飲み込みを確認し、次の一口を運ぶタイミングを考慮します。水分の介助では、せき込まないように注意深く少しずつ提供し、食後には口腔ケアを行い、清潔な状態を保つことが重要です。 ③移動・移乗 移動や移乗の介助では、片まひの対象者をベッドから車椅子に移乗する演習が行われます。対象者はまひしていない人の手で車椅子の手すりをつかんで支えられ、介護者は足の位置を確認しながら車椅子へ移動します。移乗後は座り心地を確認し、必要に応じて調整します。歩行時はまひがある側を支えながら、足の運びをサポートし、安全な移動を確保します。 ④ベッドメイキング ベッドメイキングでは、シーツをしっかりと伸ばして、ベッドを整えます。シーツがしわにならないように注意し、三角形のサイドを作り整えます。また、ベッドでの体位変換も学びます。対象者が起きやすくなるよう、腕を組んだり足を曲げたりして横向きに移動させ、肩を支えながら起き上がる手助けをします。ベッドメイキングの技術は、対象者の快適さと安全性を保つために重要です。 ⑤更衣介助 更衣介助では、片まひの対象者に衣類の着脱を行います。衣類はまひしている方から袖を通し、脱ぐ際はまひしていない方の腕から外します。ズボンを下げる際は座ったままお尻をずらしながら下げ、着せる際は同様にお尻をずらしながらズボンを上げます。演習を通して、対象者が快適に着替えられるようにサポートする技術を身につけます。 ⑥入浴介助 入浴介助では、溺水やヒートショックを防ぐための注意が必要です。浴槽に入る際、体が軽くなるため、転倒を避けるために慎重にサポートします。入浴中は、お湯の温度を38度〜41度に設定し、室温とのバランスにも配慮します。また、対象者の習慣を尊重し、事前に確認して快適な温度での入浴を提供します。介護者は入浴中も安心して過ごせるように見守ります。 4.初任者研修における実技演習の難易度 初任者研修の実技演習の難易度は、基本的にそれほど高くありません。実技試験の目的は、学んだ内容が理解できているかを確認することです。 実技演習に落ちることはある? 初任者研修の実技演習では、対象者に危険な行為があったり、指示と異なる動きや声かけが全くない場合などは、やり直しの場合もあります。しかし、講師が流れを説明してくれて、練習の時間も設けられているため、十分な準備が可能です。 5.初任者研修における実技演習の対策ポイント 初任者研修の実技演習における対策ポイントはいくつかあります。まず、体力不足を感じている人や小柄の人は、事前に講師からアドバイスを受け、負担の少ない介助方法を学んでおくことが大切です。特に移乗や排せつ介助は体力を使うため、無理なく行える方法を習得しておくと安心です。 また、実技演習では集中力を保つことが重要です。対象者の動きや様子を常に確認し、集中を欠かさないようにしましょう。 さらに十分な声かけもポイントです。介助を行う際は、常に対象者に声をかけ、不安を感じさせないように配慮します。特に排せつ介助などデリケートな場面では、プライバシーを尊重しつつ、丁寧に声をかけることが求められます。 最後に、学んだ内容を忠実に実践することが成功への鍵です。自己流で行うと評価が下がることがあるので、授業で学んだ通りに行動することを心がけましょう。 6.まとめ 今回は、初任者研修の実技演習で学ぶ主な内容や難易度、対策のポイントなどを交え解説しました。 初任者研修には、実技試験は存在しませんが、実技演習を通して現場で役立つ基本的な介護技術を習得します。実技演習では、対象者への配慮や、安全かつ正確な介護技術を学びます。対策のポイントとしては、基本的な技術を繰り返し練習し、実践的な動きや姿勢を確認することが重要です。また、介護者としての心構えを持ち、学んだ知識を実技に活かすことが、質の高い介護技術を身につけるための鍵です。 初任者研修の実技演習をしっかりと終えることで、介護現場での自信を深め、次のステップへの準備が整うでしょう。
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2024.11.25試験情報
【2024年最新版】第27回ケアマネ試験 合格発表第27回(2024年度)ケアマネジャー試験 合格発表 2024年10月13日(日)に行われた第27回(2024年度)のケアマネの(介護支援専門員実務研修受講試験)の合格発表が2024年11月25日(月)に行われました。 各都道府県の試験センターにて合格発表がされていますので、お住いの都道府県の試験センターのホームページをご確認ください。 ≪参考≫東京都合格率 2024年度東京都合格率:36.3% (2023年度全国合格率:21.0%) 【合格基準点】 1 介護支援分野 :18点 2 保健医療福祉サービス分野:25点 参照元:公益財団法人東京都福祉保健財団 各都道府県の試験センターはこちらから確認できます。→試験センター一覧 全国の正式な合格率は後日厚生労働省から発表があります。 1.ケアマネ試験の受験者数・合格率推移 第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数は53,718名で、昨年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。全国の合格者数・合格率は厚生労働省より公表後、掲載いたします。 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数 2.合格基準について ケアマネジャー資格試験は、「介護支援分野」が25問、「保健医療福祉サービス分野」が35問の全60問出題されます。 各分野で正答率70%以上が合格ラインですが、合格基準は試験内容の難易度により調整されます。 2024年度のケアマネ試験の合格基準点は、東京都を参考にすると、介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が25点で、2023年度よりも高くなっていました。 参照:東京都保健福祉局 3.第27回(2024年度)試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子) 第27回介護支援専門員実務研修受講試験を受験の皆様、お疲れ様でした。試験の総評をしたいと思います。 まず、試験を終えての全体の印象は、「顕著な易化」です。法改正年でもありましたので、難化の予想もありましたが、第27回は、びっくりするほど易しい問題が多く出題されていました。「3つ選べ」が増加したことも易化した要因の1つかと考えられます。したがって、合格基準は上がることが予測されます。 次に、分野別に内容を分析します。 【介護支援分野】 問題1から、介護保険制度の基礎知識というよりは、社会情勢の変化を問われる問題が出題されました。そして、暗記していたがどうかが問われる問題が(問題7、13、17、19)の4問出題されました。基本的知識でしたので、覚えていた受験生は容易に正答を導きだせたかと思います。 三幸福祉カレッジ独自分析(自己採点サービス)では、問題15「介護保険審査会」の問題が、正答率26%と最も低い正答率となりました。介護保険審査会は、頻出項目であり、過去にも出題実績が多くあるので、得点したい問題でした。第27回は、事例問題が3問⇒2問へ減少しましたが、事例問題の難易度は例年通りといえるでしょう。 【保健医療サービスの知識等】 難問奇問の出題なく、基本的な知識を問う問題ばかりでした。適切なものを3つ選べ形式が多く、5択の中で、誤りの選択肢の2つを容易に消去できるような問題ばかりでしたので、受験生の多くが簡単だったという印象をもったと思います。よって、平均点も高くなると考えられます。三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)でも、現在のところ正答率が90%と高い数値が出ています。次回第28回も基本的な問題が出題されることが予測されますので、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことが必須です。 【福祉サービスの知識等】 3分野の中では、一番難しかったという印象をもった受験生も多いかも知れません。 例年通りの出題内容ではありましたが、問題50からのサービスは、人員基準や運営基準の詳細が問われた問題も多く出題されました。これが難しいという印象に繋がったのではないかと考えられます。 関連諸制度は、生活保護制度や成年後見制度と例年通りの出題傾向でしたので、保健医療サービスの知識等同様に、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことからはじめるとよいでしょう。 4.合格後の手続き ケアマネジャーとして働くためには、試験に合格後、「実務研修の受講」および「資格登録」を行う必要があります。 この3点が完了しないと、ケアマネ業務に就くことはできませんので、忘れないように手続きを進めましょう。 ①「介護支援専門員実務研修」を受講する 年に数回、各都道府県で実施されています。 15日間の講習+3日間の実務(87時間以上の研修)の受講を全日程出席して修了となりますので、必ず出席しましょう。 ②各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録 介護支援専門員実務研修を修了したら、3ヶ月以内に各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録申請を行わなければなりません。 申請先や必要書類は各都道府県によって異なりますので、詳細は合格通知に同封されている案内を確認しましょう。 ③介護支援専門員証の交付申請 ケアマネとして仕事をするためには、都道府県の知事が発行する介護支援専門員証の交付が必要となります。 介護支援専門員証の交付は、③の登録申請と同時に行うことができるため、あわせて申請しておくことをおすすめします(別途、手数料が必要) ※手数料や必要書類は都道府県によって異なりますので、必ず申請する地域の情報を確認してください おすすめ記事: >試験の受験から資格証交付までの流れを知りたい方 ケアマネジャーになるには?試験の受験資格や合格ラインについて徹底解説! >実際の試験問題の解説を聞いてみたい方 2024年度(第27回)ケアマネジャー試験解答速報 5.これから受験予定の方へ 三幸福祉カレッジでは、ケアマネジャー試験合格を目指す方のために、無料講習会を全国各地で実施しています。 また、その無料講習会を動画でご視聴いただけます。 合格のための、試験のポイントや合格するための勉強法をご紹介しています。 スマホやパソコンでいつでもどこでもご視聴いただけるので、ぜひご覧ください。
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2024.11.06介護コラム
介護福祉士実務者研修の科目・受講時間・費用に関する免除制度を解説!介護福祉士実務者研修(以下、実務者研修)は、介護福祉士国家試験を実務ルートで受験しようと考えている方は必須で受講しなければならない資格です。実務者研修は、保有資格に応じて免除される科目や受講時間が異なり、受講料の軽減が期待できます。 そこで今回は、実務者研修について、科目・受講時間・費用に関する免除制度を交えて解説します。 実務者研修の制度を理解し、自分に合った受講方法を見つけましょう。 1.そもそも「実務者研修」とは? 実務者研修とは、介護福祉士国家試験を受験するために必須の研修であり、質の高い介護サービスを提供するために必要な知識と技術を身につけることを目的としています。 実務者研修のカリキュラムは、基本的な介護の理論から実践的な技術までバランスよく組み込まれています。 具体的なカリキュラム例としては、社会福祉制度(介護保険等)、認知症の理解、医療の知識、障害の理解、介護技術、介護過程、たんの吸引、経管栄養などが含まれています。 実務者研修は特定の資格を持っていない無資格者でも受講可能で、介護未経験の人でも受講できます。 関連ページ:実務者研修とは?資格条件や難易度、取得する方法を解説 関連ページ:実務者研修とは 2.実務者研修の免除資格とは 実務者研修には、特定の資格を持つ場合に一部科目の受講や受講料が一部免除されます。 具体的には、初任者研修やホームヘルパー2級(訪問介護員養成研修2級課程)を保有している場合、それぞれの資格に応じて受講時間が短縮されます。 例えば、初任者研修を修了している場合、450時間の実務者研修が320時間に短縮され、学習が免除される学習科目があります。 そのため、該当の資格を持っている方は、働きながらでも、負担を軽減しながら実務者研修を受講できます。 さらに、受講費用の貸付や研修受講者の代替要員の雇用支援なども行われており、介護福祉士資格の取得を目指す方々を支援する体制が整っています。 ただし、学校によって免除となる資格などが異なる場合がありますので、詳しくは各学校のホームページ等を確認しましょう。 参考:厚生労働省「実務者研修の受講のための負担軽減策」 3.実務者研修における保有資格ごとの免除科目・受講時間 実務者研修においては、特定の資格を保有することで一部科目が免除される制度があります。 実際に免除される科目(カリキュラム)と受講時間を、保有資格ごとに表で分かりやすくご紹介します。 ①免除される科目(カリキュラム) ※上記表内の⚫️は受講が必要、ーは免除 参考:厚生労働省「届出の必要のない研修にかかる修了認定科目について P8」 ②免除される受講時間 実務者研修を受講する際、無資格の場合は450時間の受講が必要ですが、保有資格によって一部の科目が免除され、総合的な受講時間も短縮されます。 例えば、介護職員初任者研修(以下、初任者研修)を取得している場合は130時間の免除が受けられます。 参考:厚生労働省「実務者研修の受講のための負担軽減策」 4.科目・受講時間の免除によって受講料も安くなる? 実務者研修を受講する際、保有資格によって科目や受講時間が免除されることがあります。 この免除措置は、受講生にとって大きなメリットです。免除される科目や受講時間によって、スクールでの受講回数が減るため、受講料も安くなります。 一般的に、保有資格が高度であるほど、免除の範囲が広がり、その分受講料も安く設定されています。例えば、無資格者の場合、全ての科目を受講する必要があるため、受講時間は450時間となり、その結果受講料も最も高く設定されます。 これに対して、初任者研修を保有している場合は、受講時間が320時間に短縮され、受講回数が減ることで受講料も約3万円安くなります。 また、ホームヘルパー1級を保有している場合は、さらに受講時間が短縮され、受講料は無資格者(免除資格なし)と比べて実に約8万円以上の差が出ることもあります。 ※スクールにより免除科目や受講料が異なりますので、事前にご確認ください。 5.実務者研修の受講料が免除される制度 実務者研修を受講する際は、何らかの介護資格を保有していることで、一部科目や受講時間が免除され、その結果、受講料が安くなります。 しかし、介護資格を1つも保有していない人でも、さまざまな制度を活用することで、受講料の負担を軽減できるチャンスがあります。 これらの制度を活用することで、経済的な心配を軽減し、よりスムーズに研修を受けることが可能です。 ①一般教育訓練給付金制度 一般教育訓練給付金制度は、雇用の安定や再就職を支援するために、職業能力の向上を目的とした制度です。 対象者は、雇用保険の被保険者であるか、資格喪失後1年以内に受講を開始する人で、被保険者期間が3年以上(初回は1年以上)であることが必要で、受講費用の20%(上限10万円)が給付されます。 参考:厚生労働省「一般教育訓練の教育訓練給付金の支給申請手続きについて」 ②専門実践教育訓練給付金制度 専門実践教育訓練給付金制度は、労働者の中長期的なキャリア形成を支援するための制度です。 雇用保険の被保険者または離職者が対象で、受講費用の50%(年間上限40万円)が支給されます。 修了後1年以内に関連職種に就業すると、追加で20%(上限16万円)が支給され、さらに、資格取得・就職して、訓練修了後の賃金が受講開始前の賃金と比較して5%以上上昇で10%の追加支給となり、合計で80%の給付が可能です。 参考:三幸福祉カレッジ「専門実践教育訓練給付制度」 参考:厚生労働省「専門実践教育訓練の給付金のご案内」 ③母子/父子家庭自立支援教育訓練給付金制度 母子/父子家庭自立支援教育訓練給付金制度は、ひとり親家庭の自立を支援するための制度です。 対象となる母または父が、指定の教育訓練を受講・修了すると、受講料の60%が給付されます。(上限は講座により異なり、最大で160万円) 対象者は、児童扶養手当を受給している、または同等の所得水準であることが条件です。 受講前に事前の申請が必要で、詳しい条件は各自治体に確認する必要があります。 参考:こども家庭庁「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業について」 ④ハロートレーニング(職業訓練) ハロートレーニングは、求職者向けの職業訓練で、主に「公共職業訓練」と「求職者支援訓練」の2種類があります。 公共職業訓練は、雇用保険の受給者が対象で、受講料は無料(テキスト代は自己負担)です。 求職者支援訓練は、雇用保険を受給していない方が対象で、実務者研修などのコースが用意されています。 また、一定の条件を満たすと、月10万円の職業訓練受講給付金が支給されます。 参考:厚生労働省「ハロートレーニング(公共職業訓練・求職者支援訓練)の全体像」 ⑤その他民間スクールによる独自の割引制度 実務者研修の受講料免除制度は、公的機関だけでなく、民間スクールでも実施されています。 よくある割引制度には「介護職員割引」「説明会割引」「セット申込割引」などがあります。割引率は5%~30%など様々です。期間限定で割引キャンペーンを実施しているスクールもあるため、ホームページなどで確認しましょう。 参考:三幸福祉カレッジ「介護職員割引」 6.無資格者は先に「初任者研修」を取得するのがおすすめ! 無資格・未経験の人は、実務者研修を受ける前に「初任者研修」を取得することもおすすめします。 初任者研修は介護の基礎を学ぶファーストステップの資格であり、実務者研修は、その上位の資格として位置づけられています。 実務者研修の講義内容は介護経験が求められるため、未経験者には初任者研修から受講することが推奨されています。 また、初任者研修を受講することで、実務者研修の450時間のカリキュラムのうち130時間が免除され、受講費用も安くなります。 ただし、無資格であっても介護経験があり、基本的な知識とスキルをお持ちの方であれば十分理解できる内容のため、無資格でも実務者研修を受講する人は多くいます。 ご自身が介護の勉強をする上で、何の知識を身につけたいのかで受講する講座を選ぶようにしましょう。 関連ページ:介護職員初任者研修とは 関連ページ:初任者研修は就職に有利?資格を活かせる職場と仕事内容 7.まとめ 今回は、実務者研修について、科目・受講時間・費用に関する免除制度を交えて解説しました。 実務者研修は、資格取得を目指す人にとって重要なステップです。 免除制度を利用することで、科目や受講時間が軽減されるだけでなく、受講料も安くなるメリットがあります。 特に、無資格者でも受講料が免除される制度があり、経済的な負担を大幅に軽減できるのがポイントです。 ぜひ、資格取得に向けた第一歩を踏み出しましょう。
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2024.10.21試験情報
第27回(2024年度)ケアマネジャー試験 受験者数第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数厚生労働省より発表されました。 受験者数は53,718名で、昨年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。 参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数 2024年度(第27回)ケアマネジャー試験について 合格発表は11月25日(日)です。 <試験概要> 試験日:2024年10月13日(日) 合格発表:2024年11月25日(月) 2024年度の試験について詳しくはこちら 【10/13公開】第27回(2024年度)ケアマネジャー試験 解答速報・自己採点サービス 2024年度試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子) 第27回介護支援専門員実務研修受講試験を受験の皆様、お疲れ様でした。試験の総評をしたいと思います。 まず、試験を終えての全体の印象は、「顕著な易化」です。法改正年でもありましたので、難化の予想もありましたが、第27回は、びっくりするほど易しい問題が多く出題されていました。「3つ選べ」が増加したことも易化した要因の1つかと考えられます。したがって、合格基準は上がることが予測されます。 次に、分野別に内容を分析します。 【介護支援分野】 問題1から、介護保険制度の基礎知識というよりは、社会情勢の変化を問われる問題が出題されました。そして、暗記していたがどうかが問われる問題が(問題7、13、17、19)の4問出題されました。基本的知識でしたので、覚えていた受験生は容易に正答を導きだせたかと思います。 三幸福祉カレッジ独自分析(自己採点サービス)では、問題15「介護保険審査会」の問題が、正答率26%と最も低い正答率となりました。介護保険審査会は、頻出項目であり、過去にも出題実績が多くあるので、得点したい問題でした。第27回は、事例問題が3問⇒2問へ減少しましたが、事例問題の難易度は例年通りといえるでしょう。 【保健医療サービスの知識等】 難問奇問の出題なく、基本的な知識を問う問題ばかりでした。適切なものを3つ選べ形式が多く、5択の中で、誤りの選択肢の2つを容易に消去できるような問題ばかりでしたので、受験生の多くが簡単だったという印象をもったと思います。よって、平均点も高くなると考えられます。三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)でも、現在のところ正答率が90%と高い数値が出ています。次回第28回も基本的な問題が出題されることが予測されますので、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことが必須です。 【福祉サービスの知識等】 3分野の中では、一番難しかったという印象をもった受験生も多いかも知れません。 例年通りの出題内容ではありましたが、問題50からのサービスは、人員基準や運営基準の詳細が問われた問題も多く出題されました。これが難しいという印象に繋がったのではないかと考えられます。 関連諸制度は、生活保護制度や成年後見制度と例年通りの出題傾向でしたので、保健医療サービスの知識等同様に、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことからはじめるとよいでしょう。 合格基準が気になるところではあると思いますが、心穏やかに合格発表を待ちましょう。 皆さまが、合格されることを願っております。
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