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介護福祉士になるには
-試験・資格取得までの流れと受験資格について-
介護福祉士とは
介護職で唯一の国家資格
介護のプロとして現場で活躍できます
介護福祉士は、数ある介護の資格の中でも唯一の国家資格です。介護福祉士国家試験に合格し、登録を行うことで国に認められた介護職員となります。介護福祉士は、専門知識と技術を活かして利用者様の身体上・精神上のケア、現場職員の指導や育成を行います。専門知識や知識を有しているとみられるため、就職・転職の際にも有利になります。一度取得すれば、全国どこでも通用し、更新もないため一生ものの資格です。
介護福祉士になるメリット
給与、待遇面が良くなる
介護福祉士が職員に多くいると加算が受けられるということもあり、給与面で有利になります。また、介護福祉士の資格保有者は、保有資格無しよりも、1か月の平均給与が約62,000円(※1・2)もプラスになります。
- ※1平均給与は、基本給(月給)+手当+一時金(1~12月支給金額の1/12)
- ※2厚生労働省:令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果
職業選択の幅が広がる
サービス提供責任者・生活相談員・チームリーダーなど事業所で配置が必要な役職があり、介護福祉士の資格が必要なものもあります。介護福祉士はあらゆる介護の現場において求められている資格と言えるため、就職・転職の際に有利となります。
介護福祉士になるには?
介護福祉士の資格取得については、介護職の資質の向上を図る観点から、2016年に大きく3つのルートから目指せるようになりました。
最も多いルートが、実務経験を活かして、介護福祉士を目指す実務経験ルートです。
介護現場での3年以上の実務経験に加え、実務者研修を修了すると、介護福祉士国家試験の受験資格を得ることができます。
- ①養成施設ルート
- 指定された養成施設等を卒業後、介護福祉士国家試験を受験することができます。
- ②福祉系高校ルート
- 福祉系高校(2009年度以降入学)で、定められた科目・単位を取得し卒業すると、介護福祉士国家試験を受験することができます。
- ③実務経験ルート
- 3年以上の実務経験および「実務者研修」を修了すると、介護福祉士国家試験を受験することができます。
- ※介護福祉士国家試験の受験者は、この「③実務経験ルート」の方が毎年90%ほどを占めています。
実務経験ルートで修了が
義務化された「実務者研修」とは
実務経験ルートで修了が義務化された「実務者研修」は、より質の高い介護サービスを提供するために、実践的な知識と技術の習得を目的としています。
介護職員として働くうえで必要な介護過程の展開や認知症等について学ぶことができ、介護の専門家としての知識とスキルを高めることができます。
実務者研修は、学習が必要な科目の多くが自宅で学習ができ、通学日数は7日です。働きながら受講する方が多いため、無理なく修了ができるカリキュラムになっています。
介護職のキャリアパス
介護の仕事は資格がなくても働くことができる業種もありますが、持っている資格により給与が上がったり、できる業務が増えたりします。
介護職のキャリアパスは、一般的には持っている資格によってキャリアアップができる仕組みになっていて、その中でも介護福祉士は、介護の資格の中で唯一の国家資格です。
実務経験ルートで国家試験を受験する場合、最短3年で介護福祉士の資格を取得することができます。
また、年齢制限もないため、何歳からでもキャリアアップをめざすことができるのが、介護職のキャリアパスの特徴です。
介護福祉士を目指す方へ
介護福祉士になるためには、現在の所持資格や実務経験に応じて、やるべきことが変わってきます。
三幸福祉カレッジでは、今のあなたにぴったりの講座をご案内しています。
介護福祉士国家試験について
第37回(2025年1月実施)試験概要
※「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」ホームページ参照
例年6月上旬に最新の試験概要が発表されます。
1.試験日
(1)筆記試験
試験日 | 毎年1月第4日曜日 |
---|---|
試験時間 | ◆午前 10時00分~11時50分 ◆午後 13時45分~15時35分 |
試験科目 | ◆午前 [領域:人間と社会] ・人間の尊厳と自立 ・人間関係とコミュニケーション ・社会の理解 [領域:介護] ・介護の基本 ・コミュニケーション技術 ・生活支援技術 ・介護過程 ◆午後 [領域:こころとからだのしくみ] ・発達と老化の理解 ・認知症の理解 ・障害の理解 ・こころとからだのしくみ [領域:医療的ケア] ・医療的ケア [総合問題] ・総合問題 |
(2)実技試験
試験日 | 毎年3月第1日曜日 |
---|---|
試験時間 | 筆記試験に合格した方に別途通知します。 |
試験科目 | 介護等に関する専門技能 |
2.試験地
筆記試験(35試験地)
北海道、青森県、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、群馬県、埼玉県、千葉県、東京都、神奈川県、新潟県、石川県、長野県、岐阜県、静岡県、愛知県、京都府、大阪府、兵庫県、和歌山県、鳥取県、島根県、岡山県、広島県、香川県、愛媛県、高知県、福岡県、長崎県、熊本県、大分県、宮崎県、鹿児島県、沖縄県
実技試験(2試験地)
東京都、大阪府
3.受験資格
※受験資格は第36回の情報です。第37回の情報は2024年6月頃試験センターより発表されます。
- (1)介護福祉士養成施設(2年以上)を平成29年4月以降に卒業(修了)した方(注意1)
- (2)介護福祉士養成施設(1年以上)を平成29年4月以降に卒業(修了)した方(注意1)
- (3)3年以上(従業期間3年以上(1,095日以上)、従事日数540日以上)介護等の業務に従事した方(注意2)で、実務者研修を修了した方(注意3)
- (4)3年以上(従業期間3年以上(1,095日以上)、従事日数540日以上)介護等の業務に従事した方(注意2)で、介護職員基礎研修と喀痰吸引等研修(第1号研修または第2号研修)を修了した方(注意3)
- (5)平成21年度以降に福祉系高校に入学して、必要な科目を履修して卒業した方(注意1)
- (6)特例高校(高校:平成21~25、28~30年度・専攻科:平成21~25、28~31年度)に入学して、卒業した翌日以降に9ヶ月以上(従業期間9ヶ月以上(273日以上)、従事日数135日以上)介護等の業務に従事した方(注意2)
- (7)平成20年度以前福祉系高校に入学して、必要な科目を履修して卒業した方
- (8)経済連携協定(EPA)であって、3年以上(従業期間3年以上(1,095日以上)、従事日数540日以上)介護等の業務に従事した方(注意4)
- (注意1)令和6年3月31日までに卒業する見込みの方を含みます。
- (注意2)令和6年3月31日までに従事する見込みの方を含みます。
- (注意3)令和6年3月31日までに修了する見込みの方を含みます。
- (注意4)介護等の業務については、令和6年3月31日までに従事する見込みの方を含みます。
- (注意1)「社会福祉士及び介護福祉士法」の改正により、平成29年度(第30回)から、養成施設ルートが介護福祉士国家試験の受験資格となりました。なお、養成施設を令和8年度末までに卒業する方は、卒業後5年の間は、国家試験を受験しなくても、または、合格しなくても、介護福祉士になることができます。この間に国家試験に合格するか、卒業後5年間続けて介護等の業務に従事することで、5年経過後も介護福祉士の登録を継続することができます。令和9年度以降に養成施設を卒業する方からは、国家試験に合格しなければ介護福祉士になることはできません。
- (注意2)実務経験ルートで受験を希望する方は「実務経験3年以上」だけでは受験できません。
- (注意3)平成20年度以前に福祉系高等学校(専攻科を含む)に入学し、卒業した方、特例高等学校(専攻科を含む)を卒業し、9ヶ月以上介護等の業務に従事した方が、「実技試験の免除」を申請する場合は、「介護技術講習」を修了する必要があります。
4.受験手数料
15,300円
5.受験申込書の受付(提出)期間
例年8月中旬〜9月上旬まで
- (注意)受験を希望される方は、あらかじめ受験の申込みに必要な書類『受験の手引』を取り寄せる必要があります。詳しくは試験センターホームページをご確認ください。
申し込み手続き方法
受験の申し込みに必要な書類(第33回介護福祉士国家試験『受験の手引』)を次の「『受験の手引』の請求方法」により請求し、受験申込書及び必要な書類を完備して、受付期間内に郵送により提出してください。
なお、受験の申し込みにあたっては、受験資格があることを、よく確認してください。
「受験の手引き」の請求方法
- ・『受験の手引』は、請求してからお手許に届くまでには数日間かかりますので、遅くとも受付期間締め切り1週間前までに請求してください。
- ・『受験の手引』は、ヤマト運輸の宅配便で順次発送します。
- ・発送は日本国内に限ります。
- ・『受験の手引』は、1人につき1部のみ請求できます。
※予備を請求することはできません。
6.出題基準等
詳しくは試験センターホームページをご確認ください。
【試験センターホームページURL】
http://www.sssc.or.jp/kaigo/kijun/index.html
7.合格発表
毎年3月第4月曜日
過去の試験情報〜第36回(2024年1月)介護福祉⼠国家試験
解答速報動画〜
第36回介護福祉⼠国家試験の解答速報を解説した動画です。試験の出題の傾向やポイントを解説しています。
受験勉強の前にぜひ⼀度ご視聴ください。
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