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  • 外国人介護士とのコミュニケーションと指導時のポイントをわかりやすく解説
    2023.07.27
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    外国人介護士とのコミュニケーションと指導時のポイントをわかりやすく解説

    外国人介護士とのコミュニケーションと指導時のポイントをわかりやすく解説 外国人介護士が増え、日頃のコミュニケーションに難しさを感じている現場の担当者も多いのではないでしょうか?文化や言語が違うため、日本人とは関わり方を変えなければ、お互いの誤解が生まれてしまうこともあります。 そこで今回は、外国人介護士とのコミュニケーションに焦点を当て、日頃の業務をより円滑にするために指導時のポイントをわかりやすく解説します。 1.外国人介護士とのコミュニケーションで理解しておくべき4つのこと 外国人介護士とのコミュニケーションでまず理解しておくべきは、日本人が日頃から使用している日本語は私たちが想像している以上に難しい言語であるということです。 その1.外国人にとって日本語は難しい 外国人介護士にとって、日本語は学びやすい言語ではありません。特に介護現場でもよく使用する漢字は音読みと訓読みがあり複雑です。また、日本語と英語を比較すると文法にも大きな違いがあります。 その2.文字の種類が多い 日本語には漢字、ひらがな、カタカナなどさまざまな文字が存在します。ひらがなとカタカナはそれぞれ46文字、漢字においては2,146文字もあり、世界のあらゆる言語を見ても文字の種類が複数存在する言語は珍しいのです。 そして日本語を学習する多くの外国人は、まずひらがなを覚えた後にカタカナを、最後に漢字という順番で学んでいきます。しかしひらがなを学習して「読めた」と思っていても、次にカタカナや漢字をどうやって覚えればいいのだろうかと諦めの気持ちを抱いてしまうのです。 その3.敬語が難しい 敬語は日本語特有の文化であり、外国人にとっては理解しづらい部分です。敬語には丁寧語や尊敬語、謙譲語などがあり、この違いを正しく理解して日常生活の中で使い分けていくことは至難の業です。 また、敬語を習得したとしても、介護の現場でどのように敬語を活用したらいいのかわからないというケースも多々あります。 その4.方言がある 日本には地域や文化ごとに方言が存在します。外国人介護士にとっては、方言はさらなる言語の障壁です。あいさつをひとつとっても日本の中でさまざまな方言があり、日本人でも自分の出身地以外の方言を理解するのは難しさを感じるのですから、外国人にとってはさらに困惑してしまうでしょう。 参考:三幸福祉カレッジ「外国人介護士が日本語の勉強が難しいと感じる理由は?」 https://www.sanko-fukushi.com/news/nihongo_muzukashii_colum/ 2.外国人介護士とより良いコミュニケーションを取るための4つのポイント 外国人介護士とより良いコミュニケーションを取るためには、シンプルな表現でジェスチャーを交えることが重要です。ちょっとした意識でできるので、やってみてください。 ポイント①伝え方は簡潔にする 言葉遣いや表現はシンプルにしましょう。明確な指示や情報を伝えることで、外国人介護士が理解しやすくなります。状況に応じて必要な情報を絞り、本当に伝えたい情報だけを伝えるように心がけましょう。 ポイント②ジェスチャーをまじえて伝える 言葉だけでなく、身ぶりや手ぶり、表情などのジェスチャーを活用してコミュニケーションを補完しましょう。また、伝えるときの表情も重要です。伝わらないからと言って声を荒げたり、無表情だと相手が委縮してしまうかもしれません。できるだけ笑顔で優しい口調で伝えてあげましょう。 ポイント③マニュアルにふりがなを振る 重要なマニュアルや手順書などには、漢字の横にふりがなを併記することで、外国人介護士がよりスムーズに文書を理解できます。また、翻訳ツールや専門の通訳サービスを活用することもおすすめです。 ポイント④苦手分野を把握する 外国人介護士が日本語や文化に苦手意識を持っている分野を把握しましょう。具体的には、ベトナム人であれば日本語の発音が苦手であるとか、インドネシア人は漢字が苦手であるなどのように、その国々の方にとっての苦手分野を知っておくことは、より良いコミュニケーションを構築していく上での第一歩です。そしてその分野については、より丁寧に説明しサポートを行うことで、外国人介護士の自信を高めることにつながります。 3.外国人介護士を指導する際の3つのポイント 外国人介護士を指導する際は、日本人介護士がお手本であるという自覚を持ち、外国人介護士が理解しているか常に確認しながら関わりましょう。また、介護現場用の日本語教材を上手に活用することで、より実践的な日本語が身につきやすくなります。 ポイント①日本人介護士はお手本である自覚を持つ すでに介護士として働いている外国人の方は、日本人の介護士との何気のない会話が日本語の練習に役立ったという声があります。日々の業務の中で、教育担当者以外も積極的に外国人介護士とコミュニケーションを取ることで、関係性の構築だけではなく日本語能力向上にもつながります。 日本人介護士は外国人介護士のお手本であると自覚を持ち、言葉遣いやコミュニケーションスタイル、仕事への取り組み方など、良いモデルとなるよう努めましょう。自身の行動や態度が、外国人介護士にとっての良き指導者となることを忘れずに。 ポイント②理解しているか確認しながら指導する 言葉の壁や文化の違いがあるため、指導内容が十分に理解されているかを確認することが重要です。途中で質問を促したり、フィードバックを求めたりすることで、相手の理解度を把握します。必要に応じて言葉や表現を工夫し、より明確に伝える努力をしましょう。 ポイント③介護現場用の日本語教材を活用する 外国人介護士にとって、介護現場で必要な日本語のスキルを向上させるために、専門の日本語教材を活用しましょう。教材や学習プログラムを提供することで、外国人介護士がより確実に日本語を習得し、業務において自信を持つことができます。 また、自治体主催のレッスン、場所や時間を問わず自分の都合の良いタイミングで学習ができるeラーニング、学習が苦手な方には自分の好きな絵本やアニメから学ぶなどの方法を取り入れることもおすすめです。 参考:三幸福祉カレッジ:外国人介護士が求められる日本語レベルは?懸念点や教育時のポイントも解説https://www.sanko-fukushi.com/news/nihongo_level_colum/ 4.まとめ 外国人介護士とのコミュニケーションに焦点を当て、日頃の業務をより円滑にするために指導時のポイントをわかりやすく解説しました。 外国人介護士とのコミュニケーションでは、日本語の難しさや文字の違い、敬語や方言の問題に注意しながら、簡潔で明確な伝え方やジェスチャーの活用を心がけることが大切です。また、外国人介護士を指導する際には、日本人介護士がお手本となり、理解度を確認しながら指導し、介護現場用の日本語教材も活用しましょう。 外国人介護士との円滑なコミュニケーションにより、チームの連携やケアの質を向上させることができます。異なる文化や言語背景を持つ人々と協力する中で、相互理解と尊重の姿勢を持ち、効果的なコミュニケーションを築いていきましょう。

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  • 日本人と外国人の思考の違いはなぜ起こる?受け入れ制度も紹介
    2023.06.30
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    日本人と外国人の思考の違いはなぜ起こる?受け入れ制度も紹介

    介護業界においても、外国人人材の活用が積極的に行われるようになりましたが、日本人と外国人の思考の違いによるコミュニケーションエラーなども発生しているようです。 この記事では、日本人と外国人の仕事に対する思考の違いについて解説し、一緒に働く際に工夫することについて考えます。 また、外国人人材の受け入れ制度は、複数ありますが、ここでは、EPA(経済連携協定)にフォーカスし、外国人の受け入れ制度についても紹介します。 1.EPAによるフィリピン・ベトナム・インドネシアからの受け入れ制度 EPAとは、特定の国や地域同士での貿易や投資を促進するための条約のことです。 介護分野では、インドネシア・フィリピン・ベトナムの3か国との各協定に基づき、国家資格である介護福祉士を取得することを目的とした候補者の受け入れを実施しています。 外国人候補者は、送り出し国にて、6カ月間の訪日前日本語研修を受け、日本に入国後、さらに6カ月間の日本語研修を受けます。(ベトナムは、訪日前日本語研修12ヶ月間、訪日後日本語研修2.5か月間) その後、受入れ施設で就労しながら国家試験の合格を目指した研修に従事します。 4年目の介護福祉士国家試験で不合格だった場合は、一定の条件のもと、1年間の滞在延長ができます。 国家資格取得後は、希望者は在留資格「介護」に移行し、引き続き日本で働き続けることができます。 画像引用: EPA(経済連携協定)日本語予備教育事業 ─ 事業概要 ─ 日本の国家資格を取得してほしいという3国の期待が高く、受け入れ側の日本でも受け入れ施設による候補者の支援の強化や、国家試験の申請方法の見直し、再チャレンジ支援、介護職員の配置基準の見直しなどを行っています。 介護分野での受け入れの最大人数の上限は、1年につき各国300名となっており、令和3年度の実際のEPAでの入国者数は、インドネシア263名、フィリピン226名、ベトナム166名でした。 参考資料: 厚生労働省|インドネシア、フィリピン及びベトナムからの外国人看護師・介護福祉士候補者の受入れについて 関連記事▼(その他の受け入れ制度についてはこちらをご覧ください) 外国人介護人材の受け入れ制度について~受け入れ前に知っておくべき制度の基本~ 2.日本人と外国人の思考の違いが起こる理由 外国人へ指導を行う際、日本人への指導と同じようにしても、うまくいかない・・・という場面がありませんか。 日本人は世界的に見ても真面目で働きすぎだと言われています。日本人特有の仕事観は、外国人には理解しづらいでしょう。 外国人と一緒に働くにあたり、日本人と外国人の仕事への考え方の違いについて、知っておくとよいでしょう。もちろん個人差はありますが、一般的な仕事への考え方の違いについて紹介します。 理由1.外国人はプライベートを大事にする 外国人は、効率的な働き方やプライベートな活動に重きを置く傾向があると言われています。 日本でも、ワークライフバランスが重要視されるようになり、働き方の改革が進められていますが、仕事最優先という考え方があるのが現状です。職場によっては、残業することや、有給休暇を取らないことが、献身的な働き方だという考える人もいるでしょう。 このように、仕事最優先と考える日本人に対して、外国人は、仕事よりも家族やプライベートの優先順位が高いです。 EPA受け入れ対象のベトナム・フィリピン・インドネシア等のアジア各国も家族を最優先に考える傾向があります。 理由2.外国人は専門性を重視する 日本では、終身雇用の働き方が長く続いてきた背景から、ひとつの会社に長く貢献することが良いとされる考え方が残っています。 一方、海外では、専門性を重視し、即戦力となる人材が求められます。よい条件があれば転職するという考え方が一般的だと言われています。 理由3.外国人は意見をはっきりと伝える 日本では、秩序や関係性を重要視するため、相手にとって都合の悪いことを言う場合には、直接的な表現を避け、遠まわしな表現をすることがあります。 一方、外国人は意見をはっきりと伝えます。個人の意見を主張することもあります。日本人がよく使う暗黙の了解や遠回しの表現から察するということも、外国人にとっては理解しづらいでしょう。 3.外国人を受け入れるメリット 外国人を受け入れるメリットは、どのようなものがあるのでしょうか。 受け入れ制度によっても目的が異なりますが、ここでは、全体的なメリットを紹介します。 メリット1.グローバルな視点がプラスされる 外国人と一緒に働くことにより、多様な考え方や視点に触れることができます。また、相互理解を意識することにより、職場全体のコミュニケーションが円滑になることも期待できます。 また、日本における在留外国人の数は、296万1,969人万人で、増加傾向にあります(令和4年6月時点)。今後、ご利用者にもさまざまなルーツを持った方が増えてくるでしょう。グローバルな視点は、職員間のコミュニケーションだけでなく、利用者サービスにも活かされるはずです。 メリット2.人材不足が解消される 人材不足の解消のために、積極的に外国人人材を受け入れていこうという動きもあります。 介護福祉士の資格取得後は、在留資格「介護」(いわゆる介護ビザ)に移行し、永続的に日本で働き続けることもできます。家族の帯同も可能で、在留期間も制限なしで更新可能です。 また、日本で働きたいと考える外国人は、若い人材が多く、貴重な若い人材の確保も期待できるでしょう。 4.外国人労働者と働くための工夫 外国人労働者と働くためには、どのような工夫が必要なのでしょうか。先ほど説明した、仕事への違いを知った上で、工夫すべき点を紹介します。 工夫①文化や信仰等を理解して働きやすい環境を整える 文化や信仰、歴史的背景等は国によって異なるため、さまざまな配慮が必要です。 たとえば、日本人にとってはあまりなじみのない信仰ですが、フィリピン人の約90%がキリスト教で、日曜日には教会で礼拝し、毎日決められた時間にお祈りする習慣があります。ベトナム人の約80%は仏教徒です。また、インドネシア人の多くがイスラム教徒で、1日数回の礼拝があります。外国人にとっては、仕事よりも大事と考えられていることもありますので、礼拝の時間を認める等の配慮が必要となります。 外国人介護人材と一緒に働くためには、その人の文化や信仰、歴史的背景等を理解して、働きやすい環境を整えることが大切です。 工夫②業務内容をわかりやすくまとめる 具体的な業務内容を洗い出し、外国人でも理解できるようにわかりやすくまとめましょう。イラストや写真を活用するのも有効です。 また、介護はチームで働くため、情報共有の方法も含めて、仕事の進め方を具体的に伝えるようにしましょう。 工夫③介護用語を教える 介護職として働くためには、介護場面で使用する日本語も覚える必要があります。 外国人が介護用語を学習するための教材も用意されているので、うまく活用しながら、介護場面での語彙や声掛け表現などを教えましょう。その際には、写真やイラストを使うと有効です。 外国人を指導する際に、指摘が必要な場面も出てくるかと思いますが、国民性の違いにより、大勢の前で指摘されたり、怒られたりするのを嫌う人もいます。 人前で指摘するのではなく、1対1で落ち着いて説明するようにしましょう。 関連記事▼ 【介護の日本語】外国人への教え方のコツをわかりやすく解説  まとめ 日本人と外国人の思考の違いについて説明しました。 国民性の違いもありますが、性格や考え方は、一人ひとり違うため、個別に相互理解を深め、コミュニケーションをとることが重要です。 今後、ますます外国人人材が増えていくでしょう。外国人の受け入れを機会に、職場のコミュニケーションや体制を見直し、誰にとっても働きやすい職場を目指してみてはいかがでしょうか。

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  • ボディメカニクス8原則とは?腰痛予防や身体の負担軽減のための基本姿勢の保ち方について解説!おすすめの動画も紹介
    2023.06.29
    • 介護コラム
    ボディメカニクス8原則とは?腰痛予防や身体の負担軽減のための基本姿勢の保ち方について解説!おすすめの動画も紹介

    ボディメカニクス8原則とは?腰痛予防や身体の負担軽減のための基本姿勢の保ち方について解説 介護の現場では、1日に数えきれないほどの介助姿勢をとるため、手や腰、膝などの痛みに悩まされている人も多いのではないでしょうか。 ご利用者の移乗や移動、身体介助を行う際は、ボディメカニクスを活用した正しい姿勢や技術の習得が重要です。 ボディメカニクスを理解し実践することで、介護技術の基本姿勢を正しく保つことができ、より効果的な介助が行えます。 そこで今回は、介護では欠かせないボディメカニクスについて、技術を習得するメリットや8つの原則、活用する際の注意点などを交え解説します。 1.ボディメカニクスとは ボディメカニクスは、人間の動作および姿勢に関わる体の骨格や関節、筋肉や内臓などの各部位に力学原理を応用した動き、動作、運動、姿勢保持のための技術のことです。 ボディメカニクスは、英語で「Body Mechanics」と書き、身体を表す「Body」と力学を表す「Mechanics」を融合させたもので、介護でいうボディメカニクスとは、 力学原理を活用して最小の労力で介護を行う技術です。 介護では、移乗介助のような身体部位を動かす動的作業姿勢と食事介助のような姿勢を保持して行う静的介助姿勢とがあり、姿勢に対する頭や胴体、手足などの位置は、介護の場面によって異なります。 また、人間の体は地球の重力の影響を受けていて、動作によってはそれにより身体の負担が増えることがあります。 ボディメカニクスの活用方法を知っておくことで、身体の負担を軽減しながら日頃の介護を行うことができるようになります。 参考文献:小川鑛一・北村京子(2016)『介護のためのボディメカニクス』.東京電機大学出版局. 2.ボディメカニクスを習得するメリット ボディメカニクスを習得することによって、介護を行う際の身体の動きや姿勢を最適化して負担を軽減し、ご利用者に安心感を与えます。 メリット1.介護者の負担が軽減される ボディメカニクスを正しく実践することで、介護者の身体への負担を最小限に抑えることができます。 また、適切な姿勢や動作を身につけることで、筋肉や関節への負担が分散され、ケガや疲労のリスクも低減されます。 さらに、介護の長時間労働や重労働において、体力や健康の維持にもつながるため、介護業界で長くキャリアを積むことも可能です。 メリット2.ご利用者に安心感を与える 正しい姿勢や技術を活用して介護を行うことで、姿勢の安定やスムーズな動作が可能になるため、ご利用者はケガや転倒の心配をせずに安心した介助を受けることができます。 また、介護者自身の自信や安定感がご利用者に伝わり、ご利用者との信頼関係を築くことにもつながっていきます。 3.ボディメカニクスの8原則とは ボディメカニクスには8つの原則があります。 ボディメカニクスの要素をより効果的に発揮するためには、細かい部分まで配慮することが重要です。 ①重心を保つ ご利用者の体を持ち上げたり移動させたりする際は、重心をできるだけ低く保つことを意識します。 一般的に重心を低く保つには、膝を曲げて腰を落とした姿勢ですが、骨盤の位置に注意が必要です。 日本人の場合、立った際に骨盤が後傾している人が多く、骨盤が後傾した状態のまま腰を落としても、効率的に力を発揮できません。 骨盤を立てた状態で、膝を曲げ腰を落とすことにより、重心を低く保てます。 ②足を適切な位置に配置する 足を適切な位置に配置し、安定したベースを確保します。 体を支えるための基礎であり、床面と接している部分を結んだ範囲を支持基底面積と言います。 介助に応じて、支持基底面積である足先を前後、左右、斜めといったように広げて安定した姿勢をとることが重要です。 また、ベッド上における移動介助の際には、足先だけではなく、ベッドに手をついたり膝を乗せたりする方法を取り入れることで支持基底面積が広がり、より安定した姿勢を確保できるとともに力を発揮しやすくなります。 ③中立姿勢を保つ ご利用者の体を持ち上げる際は、脊椎(背骨)を中立姿勢に保ちます。 体幹部がねじれてしまうと力を十分に発揮できず、脊柱に負担がかかって腰痛の原因になるため、動かす方向に向き合うように位置し、骨盤と肩のラインを平行に保つように動かします。 また、背筋が屈曲した状態で介助を行うことも腰痛の原因になるため、背筋を伸ばし、息を吐くときには腹部の外側に圧をかけて体幹部を支えるようにします。 ④身体の回転を最小限にする ご利用者の体を持ち上げたり移動させたりする際は、身体の回転を最小限に抑えます。 また、体の向きを変える際には、足を使って回転させます。 無理なひねりや回転は、腰や関節に負担をかけるだけでなく、ご利用者にも不快感を与えますので、できる限り前後移動を取り入れるなど、身体を大きく動かすことなく効率的な動作を心がけましょう。 ⑤身体の負担を分散させる ご利用者を移動や移乗させる際は、てこの原理を使って身体の負担を分散させます。 てこの原理を活用することで、小さい力で体を動かすことが可能です。 また、手や膝に支点を作ることで姿勢が安定し、体の一部にかかる負担を分散させることもできます。 ご利用者の体重や力も活用しながら、両手や両足を使って均等に力をかけることが重要です。 ⑥身体を使って力をかける 持っている力を十分に発揮するためには、身体を使って力をかけます。 手先や腕、腰だけの力に頼らず、腹筋や背筋などの体幹部をはじめ、大臀筋や大腿四頭筋、ハムストリングスなどの大きな筋肉を活用しましょう。 また、動かす方向に足先を向けて重心移動を行うことで、ご利用者の体を動かします。 その際、重力へ逆らうように体を持ち上げようとすると腰に過度な負担がかかりますので、大きな筋群を活用して持ち上げずに水平に引くようにします。 ⑦動作とリズムを保つ 動作はゆっくりと慎重に行い、無理なくスムーズなリズムを保ちます。 急いだり無駄な動きをしないように心がけることで、一連の動作がスムーズかつ連続的に行え、時間のロスを最小限に抑えることができます。 また、リズミカルな動きはご利用者に安心感を与え、作業の効率性も高めます。 介助の際は、無駄な力や無理な動作を避け、スムーズでリズムの良い動きを大切にしましょう。 ⑧自分の身体の制限を認識する 自分の身体の制限や能力を正確に認識し、無理な動作や負荷を避けます。 特に、自分よりも体重のあるご利用者を一度に動かそうとすると、全身に大きな負担がのしかかります。 リスクのある動作や持ち上げなどには注意し、自分の能力や体力を過信しすぎないことが大切です。 また、必要に応じて適切な支援具を活用したり周囲にいる仲間の協力を得たりして、安全かつ効率的な動作を行うよう心がけましょう。 参考文献:竹田幸司(2021)『からだを正しく使った移動・移乗技術』.中央法規. 4.ボディメカニクスを行う際の注意点 ボディメカニクスを行う際は、正しい姿勢や技術を習得した上で、ご利用者と密なコミュニケーションを取りながら、一人ひとりの身体状態やニーズに合わせて実践することが重要です。 注意点1:ご利用者とのコミュニケーションを図る ご利用者に安心して介助動作へ協力してもらえるように、コミュニケーションを図りながらご利用者の意思や状態を確認し、介護の手順や意図を伝えます。 ご利用者の声やフィードバックに敏感に対応し信頼関係を築いていくことで、ご利用者が安心して介助を受けることができるため、よりスムーズなボディメカニクスの実践が可能です。 注意点2:正しい姿勢や技術を習得する 誤った姿勢や動作は、ご利用者や介護者自身に損傷を引き起こす可能性があるため、正しい姿勢やしっかりとした技術を習得しましょう。 ボディメカニクスを介護に活用する際は、背筋を伸ばし、体重を均等にかけ、安定した姿勢を保つといったように、常に自身の姿勢に意識を向けることが大切です。 注意点3:ご利用者によって対応が異なる ご利用者の身体状態やニーズは一人ひとり異なるため、ご利用者に合わせたボディメカニクスを実践します。 特に、病気を患っていたり身体機能に制約があったりした場合、普段通りの介助を行うとケガや状態の悪化につながりますので、事前にご利用者個々の情報を把握してから介助を行いましょう。 ボディメカニクスのまとめ 今回は、介護では欠かせないボディメカニクスについて、技術を習得するメリットや8つの原則、活用する際の注意点などを交え解説しました。 介護でいうボディメカニクスとは、力学原理を活用して最小の労力で介護を行う技術です。 ボディメカニクスの正しい姿勢と技術を習得することで、介護者およびご利用者の身体的な負担の軽減につながり、安全かつ効果的なケアを提供できます。 ボディメカニクスを初めて聞いた。具体的にどんな動作なのかあんまりイメージがわかない方には、わかりやすく解説した動画もおすすめです。 ご自身の体の負担を軽減するため、ご利用者の安全を守るためにもぜひ活用してくださいね。

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  • 介護職の志望動機の書き方を例文でご紹介!コツや面接での注意点は?
    2023.05.30
    • 介護コラム
    介護職の志望動機の書き方を例文でご紹介!コツや面接での注意点は?

    転職活動の際に、どうしても悩む履歴書の書き方。この記事では、特に悩む志望動機の書き方のポイントについて例文を交えて紹介し、面接での注意点についても解説します。 1.介護業界での志望動機の書き方 志望動機の書き方には、コツがあります。もし、あなたが採用担当なら何を知りたいですか。採用担当の考えを想像しながら、以下のポイントを押さえましょう。 ポイント①経験と実績を具体的に書く 採用担当は、「この人を採用したら、どのように活躍してくれるか?どんな仕事をしてくれるか?」を考えて、選考しています。その際に、最も参考にされるのが経験と実績です。 経験(どのような仕事をしてきたのか)、実績(成し遂げたこと・経験から得たこと)を記載するようにしましょう。 ポイント②介護職に就きたい理由を書く 採用担当は“本当にここで働きたいと思っている人”を採用したいと考えます。 そのため、「なぜこの介護の仕事をしたいのか」「介護の仕事のどのようなところに魅力を感じているのか」をあなたの言葉で記載するようにしましょう。さらに、「なぜこの事業所で働きたいのか」「ここで働いてをどうなりたいのか」まで記載できると本気度が伝わります。 ポイント③自分の強み・自己PR 採用担当に“一緒に働きたい”と思ってもらうことが重要です。 自分の強みについては、自己分析をして整理しておきましょう。嬉しかったことや落ち込んだこと、褒められたこと、注意されたこと等のエピソードを整理していくと、自身の強みや弱みが見えてきます。その中から、仕事で活かせると思う強みをピックアップします。 経験と実績と合わせて、あなたの強みをこの仕事でどう活かせると考えているのかを自己PRとして書くと良いでしょう。 ポイント④未経験ならなぜ介護職に就きたいのかを書く 介護職未経験の場合は、「なぜ介護職に就きたいのか」を丁寧に書きましょう。 介護職をめざした具体的なエピソードや「どのような介護士になりたいのか」、さらに「今までの経験をどう活かせるか」を盛り込むことで好印象を与えられるでしょう。 ポイント⑤自己評価を下げない 職場でのトラブルや待遇面の不満により、転職活動をしている人は少なくありません。しかし、応募書類にそのことを記載するのはNGです。 書類選考をしているのは、あなたに会ったことのない人です。そのため、「協調性のない人かも」「自己主張の強い人かも」「採用後に、またトラブルを起こすのではないか」等という想像をされ、評価が下がる可能性があります。志望動機はポジティブな表現を心がけましょう。 ポイント⑥給料や福利厚生について書かない 希望条件欄には「貴社の規定に従います」と記載し、給料や福利厚生については、書かないのが原則です。 勤務時間等、どうしても譲れない条件がある場合には、理由を合わせて丁寧に記載し、「自己主張が強い」という印象を与えないように気を付けましょう。 ポイント⑦ありきたりな言い回しをしない どの応募先にでも使いまわせるありきたりな表現では、印象が良くありません。 たとえば、よく使われる「今までの経験を活かせると思い応募しました」という文章ですが、この1文だけでは応募者がどんな経験をしてきて、それをどう活かしてくれるのかわかりません。「エピソード→そこから得たこと→それをどう活かすか」を具体的に記載すると説得力のある文章になります。 2.経験者が志望動機を書く時の例文 ここでは、経験者が転職する際の志望動機の例文をケースごとに紹介します。インターネット上にいろんな例文がありますが、コピペは絶対にNGです。自分の言葉ではないため、必ず面接でボロが出ます。例文は参考程度に自分で作成しましょう。 例文①介護福祉士に対する志望動機 有料老人ホームにて介護職として4年間従事してまいりました。ご利用者やご家族との信頼関係を築けるように、丁寧な言葉がけを意識して日々業務に従事しております。 介護福祉士の勉強をする中で、ご利用者一人ひとりに合わせた介護計画やチームで連携してケアを行うことの重要性をあらためて認識いたしました。 介護福祉士としての専門性を高めていくために、より高度な介護やサポートを必要とされる方々と関わることができ、多くの専門職と連携してチームでケアを行う特別養護老人ホームでの勤務を希望しております。 例文②介護施設に対する志望動機 初任者研修修了後、2年間にわたり訪問介護員として在宅ケアに携わってきました。ご利用者一人ひとりと向き合うことができるこの仕事にもやりがいを感じていますが、今後のスキルアップのためにも、より幅広くご利用者の生活全般のケアに携わりたいと思うようになりました。介護施設では、身体介護の他にも、リハビリテーションやレクリエーションの業務にも携わることができ、他の専門職ともチームでケアを提供できることに魅力を感じています。在宅ケアでの経験で培ったコミュニケーションスキルや、身体介護の経験を活かし、ご利用者に寄り添うことのできる施設職員をめざしたいと考えております。 例文③デイサービスに対する志望動機 私は訪問介護員として3年間働いています。 ご利用者と関わる中で、高齢者にとって“社会とのつながり”が如何に重要を実感しており、デイサービスにて働きたいと考えるようになりました。 ご利用者にとって通所することが楽しみなるようなプログラムを提供し、高齢者の社会とのつながりづくりを支援したいと考えています。 また、訪問介護員として培ったご利用者に寄り添う姿勢や身体介護の経験を活かし、ご利用者のご家族にも安心して任せていただける職員となりたいと思います。 例文④介護福祉士からケアマネジャーへの志望動機 このたび、ケアマネジャーの試験に合格したため、ケアマネジャーへの転職を考えております。 10年前、突然母の介護が必要になり、不安に潰れそうだった時、当時担当してくださったケアマネジャーさんの存在に救われました。 私もいつかご利用者やご家族の支えになることができるケアマネジャーになりたいと考え、介護職員としての経験を積んでまいりました。 介護職員として培ったコミュニケーションスキルや経験を活かして、ご利用者がより良い暮らしを送れるような提案をし、ご家族にも安心していただけるケアマネジャーになりたいと考えております。 3.未経験者が志望動機を書く時の例文 未経験者の場合は、なぜ介護職員になりたいのかを丁寧に書くようにしましょう。 例文①介護職が初めての人の志望動機 私は、スーパーマーケットのレジにてパート勤務をしています。私が担当している時間帯は、高齢のお客様が多いため、安心して買い物をしていただけるように、笑顔で、ゆっくり大きな声で接客することを心がけております。日々の何気ない会話を楽しみに通ってくださる方もいらっしゃるのですが、私自身もお客様から元気をもらっており、5年間この仕事を続けてこられたことに気がつきました。 子育ても落ち着き、働ける時間も増えたこともあり、高齢者の生活全般をサポートする介護職に就きたいと思うようになりました。 介護職は未経験ではありますが、介護の知識や技術を習得し、また、今までの接客業で培ったコミュニケーションスキルを活かし、ご利用者に安心していただける介護士をめざしたいと考えております。 4.介護職での面接対応で失敗しないポイント 書類選考を通過したら、次は面接です。面接での失敗しないポイントを解説します。 ポイント①履歴書に記載した内容を確認する 履歴書に書いた内容と面接で話す内容がちぐはぐにならないように気を付けましょう。 履歴書を暗記する必要はありませんが、面接前には、履歴書に記載した内容を再度確認し、履歴書の内容にエピソードや自身の想いを加えて話すことができると好印象です。 ポイント②コミュニケーションを大切にする 面接を、“面接官とのコミュニケーションの場”としてとらえ、なるべくリラックスして面接にのぞみましょう。とはいえ、緊張して、うまく話せないことや頭が真っ白になることもあるかと思います。その際は、「少し緊張しております」とあえて伝えることで緊張がほぐれることがありますので、試してみてください。 ポイント③言葉遣いに気をつける 面接時には、丁寧な言葉遣いを心がけましょう。つい心が緩んでしまっても、タメ語は厳禁です。 また、施設に到着してから施設を出るまでの間、面接官以外の職員と接することもあるかと思いますが、一貫して、丁寧な対応・言葉遣いを心がけましょう。 こちらもおすすめ: 介護職を目指す無資格・未経験の方必見!初任者研修のすすめ!  5.まとめ 介護職の志望動機の書き方と面接での注意点について解説しました。「一緒に働きたい」と思ってもらえるように、応募書類や面接の対策をして、希望する職場の内定を勝ち取りましょう。

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  • 外国人介護士が「日本語の勉強が難しい」と感じる理由は?
    2023.05.30
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    外国人介護士が「日本語の勉強が難しい」と感じる理由は?

    外国人介護士が「日本語の勉強が難しい」と感じる理由 現在の日本は高齢化社会が進んでいるため、介護業界における外国人介護士が増えています。 しかし、日本で働く外国人介護士の定着が課題となっており、その理由のひとつに日本語でのコミュニケーションが挙げられます。 そこで本記事では、外国人介護士が日本語を勉強する際に難しいと感じてしまう理由を、解説します。 1. 外国人が「日本語学習は難しい」と感じる5つの理由 外国人が日本語を学習する際、どんなことが難しいと思うのでしょうか。 実は、私たちが日常生活の中で何も考えずに使用している日本語は、外国人介護士にとってはとても難しい言語なのです。 理由①文字の種類が多い 日本語には、ひらがなをはじめカタカナや漢字など、学習しなければならない文字が3つあります。 世界のあらゆる言語を見ても、文字の種類が複数存在する言語は珍しいのです。 ひらがなとカタカナはそれぞれ46文字、漢字にいたっては2,136文字もあります。 日本語を学習する多くの外国人は、まずひらがなを覚えた後にカタカナを覚え、最後に漢字という順番で勉強していきます。 ひらがなを学習して「読めた」と思っていても、次々新しい文字が出てくることで「こんなに膨大な量のカタカナや漢字をどうやって覚えればいいのだろうか」と諦めの気持ちが生まれてしまうのです。 参考:参考:文化庁「常用漢字表(平成22年11月30日内閣告示)」 https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyo_20101130.pdf 理由②漢字は音読み訓読みがあり複雑 日本語の中でも漢字は外国人にとって大きな壁です。 音読みと訓読みがあり、特に音読みは一つの漢字単独では使用しない場合が多く、ほとんどの場合で二つ以上の漢字を使用した熟語として他の漢字と一緒に学習する必要があります。 参考:参考:文化庁「常用漢字表(平成22年11月30日内閣告示)」 https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kijun/naikaku/pdf/joyokanjihyo_20101130.pdf 理由③文法が英語と全く違う フィリピンやベトナムは英語が公用語や第二言語として使用されるため、英語が話せる外国人介護士は多いです。しかし、英語と日本語は文法が大きく違います。 英語が「主語+動詞+目的語」の語順に対し、日本語は「主語+目的語+動詞」の語順で文章が構成されています。英語は結論から先に述べますが、日本語は説明から先に述べるという点において、外国人が日本語を学習する際に戸惑ってしまう要因です。 参考:文化庁「日本語の言語意識」 https://www.bunka.go.jp/kokugo_nihongo/sisaku/joho/joho/kakuki/20/tosin05/02.html 理由④敬語が難しい 敬語には、丁寧語や尊敬語、謙譲語などがありとても複雑です。 この違いを正しく理解して日常生活の中で使い分けることは、外国人にとっては大変苦労します。 出典:文化庁お「敬語おもしろ相談室」 https://www.bunka.go.jp/seisaku/kokugo_nihongo/kokugo_shisaku/keigo/index.html また、日本語の教材で敬語を学習してマスターしたとしても、介護の現場でどのように使用したら良いのか、どのような言葉を使用すると相手に対して失礼にあたらないのかなど、実践として敬語を活用するにはハードルがとても高いのです。 理由⑤方言がある 日本語には方言があり、地域や文化によってさまざまな特徴があることも外国人を困惑させています。 さらに、上述した敬語と方言が重なり合うとより複雑です。 出典:NHK「にほんごであそぼ」https://www2.nhk.or.jp/school/watch/bangumi/?das_id=D0005150304_00000 あいさつひとつとっても日本の中でさまざまな方言があり、日本人でも自分の出身地以外の方言を理解するのは難しいのですから、外国人にとってはさらに難しさを感じるでしょう。 2.外国人介護士に必要な日本語レベル 外国人介護士として必要な日本語レベルは、日本語で日常会話ができたり簡単な読み書きができたりする程度ですが、介護の専門用語が読み書きできることが重要です。 外国人が必要な日本語レベルの指標として、日本語能力試験が参考とされます。 出典:厚生労働省「外国人介護職員の雇用に関する介護事業者向けハンドブック」 https://www.mhlw.go.jp/content/12000000/000497111.pdf 外国人介護士は、基本的な日本語を理解することができる「N4」の日本語レベルが必要になってきます。 関連記事:外国人介護士が求められる日本語レベルは?懸念点や教育時のポイントも解説 https://www.sanko-fukushi.com/news/nihongo_level_colum/ 3.外国人介護士が現場で直面する日本語でのコミュニケーション ある程度日本語を勉強しても、勉強したことを実際の業務に活かすことは難しい場合も多くあります。特に今からご紹介する3つは外国人介護士と働くうえで、ミスコミュニケーションが発生しやすいため注意しましょう。 a.介護記録の読み書き 人によって、文章を理解することはできるが、書くことが苦手だったり、そもそも漢字が読めなかったりします。 日頃の業務で介護記録は読み書き両方で不可欠なので、記入する際はひらがなを多用したり、読み方を教えてあげたりすることで、日本語の読み書きのレベルは向上します。外国人介護士が一人で介護記録を理解することができるよう、日本人職員もちょっとした配慮を心がけましょう。 b.職員間の報連相 外国人介護士であっても「報連相」は重要です。職場内で伝達するべき情報が伝わっていなかったりすると、結果的にご利用者や家族に迷惑が掛かります。 日本人職員は、外国人介護士と関わる際、できるだけわかりやすい日本語でゆっくり話しましょう。特に重要な事柄は、伝わっているかを細かく確認しながらコミュニケーションを取るといいでしょう。 c.ご利用者とのコミュニケーション ご利用者とのコミュニケーションがうまく取ることができないと、不安や事故につながります。 ご利用者の多くは耳が聞こえづらい方も多く、声をかけずにいきなり介助を行うと、びっくりして転倒する可能性もあります。普段から、介助のやり方だけではなく、声のかけ方も教えてあげることでご利用者との関係性を築くきっかけにもなり、安全な介助を行うことにもつながります。 関連記事:外国人介護士が求められる日本語レベルは?懸念点や教育時のポイントも解説 https://www.sanko-fukushi.com/news/nihongo_level_colum/ 4.外国人が日本語習得におすすめの教材 日本語を習得するには、介護現場用の日本語教材、絵本やアニメから学ぶ方法などがあります。 中でも、国際交流基金が制作している「日本語教授法シリーズ」や「いろどり生活の日本語」などは、音声や動画、資料データなどが付属しており、目だけではなく耳からでも日本語を学ぶことができるためおすすめです。 参考:国際交流基金「日本語教材・学習教材」 https://www.jpf.go.jp/j/urawa/j_rsorcs/manabu.html 参考:国際交流基金「いろどり生活の日本語」 https://www.irodori.jpf.go.jp/ 5.まとめ 外国人介護士が日本語を勉強する際に難しいと感じてしまう理由を、日本語を習得する必要性なども交えて解説しました。 私たちが日常生活の中で何も考えずに使用している日本語は、文字の種類が多く、漢字の読みが複雑で文法が母国語と異なるため、外国人介護士にとってはとても難しい言語です。 しかし介護現場において、介護記録の記入や正確な情報の伝達、ご利用者とのコミュニケーションには日本語の習得が必要不可欠です。教材を上手に活用したり、日頃の仕事の中でひとつずつ教えたりしながら、外国人介護士への日本語教育を行っていきましょう。 また、ゆくゆくは介護福祉士の資格を取ってほしいと考えている方も多いはず。外国人介護士に実務者研修を受講してもらう場合もあると思います。その際は、学校などのサポート体制も確認し、学校選びをするようにしましょう。

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  • 【ケアマネジャー受験対策講座】お申込み特典が追加されました!(一部対象講座限定)
    2023.05.30
    • 介護コラム
    【ケアマネジャー受験対策講座】お申込み特典が追加されました!(一部対象講座限定)

    こんにちは。三幸福祉カレッジ 試験対策チームです。 この度、ケアマネジャー受験対策講座の下記対象講座の受講生特典として、 2022年10月9日に実施された第25回ケアマネ本試験分析資料に加え、 第25回ケアマネ本試験全60問の解説動画を受講生限定で公開いたしました。 ぜひ対象講座にお申込みいただき学習にお役立てください。 ▼お申込み対象講座 完全マスターコース/ポイント速習コース/筆記通信コース/Web学習コース 今回の特典について、YouTubeにて詳細を配信中! ぜひご覧ください。 三幸福祉カレッジ

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  • 介護士の履歴書の書き方!志望動機や自己PRなど例文もご紹介
    2023.05.01
    • 介護コラム
    介護士の履歴書の書き方!志望動機や自己PRなど例文もご紹介

    介護士の履歴書の書き方!志望動機や自己PRなど例文もご紹介 介護士として就職したいけれど、履歴書の書き方がわからないと悩んでいる人はいませんか? 今回は、介護士として就職したい人のために、履歴書の書き方のポイントや介護士としておすすめの資格を交えて解説します。 1.介護士の履歴書の書き方をご紹介 履歴書はWeb上でもダウンロードが可能です。厚生労働省が推奨する履歴書として2021年4月より導入されているテンプレートを基に今回は解説をしていきます。 参考:厚生労働省「新たな履歴書の様式例の作成について」 https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_kouseisaiyou030416.html 介護士の履歴書を書く際には、情報ごとに以下の点について注意しましょう。 ①氏名や住所など基本的な情報 履歴書の冒頭には、氏名や住所、連絡先、生年月日などの基本的な情報を記入します。 氏名は、戸籍に従い名字と名前の間にスペースを空けて書いたほうが読みやすく、先方にも伝わりやすいです。 住所は「○丁目」や「○番地」など、住民票に記載されている住所と同じように略さず記入しましょう。 ふりがなは、「ふりがな」と記載されている場合はひらがな、「フリガナ」と記載されている場合はカタカナというように、履歴書の様式に従います。 電話については、先方から連絡があっても迅速に対応できるよう、できる限り日中につながる電話番号にしましょう。 ②提出予定の日付 履歴書の最上部に記入する日付は、履歴書の送付方法により異なります。 履歴書を先方へ郵送する場合はポストへ投函する日付、面接時や施設へ出向いて直接渡す場合は面接する日付や実際に届ける日付、メールで送信する場合は送信する日付をそれぞれ記入しましょう。 年号については、生年月日と統一します。 和暦を使用する場合は和暦、西暦を使用する場合は西暦にすることで、きれいな仕上がりになるだけではなく、先方にとっても読みやすいでしょう。 ③学歴や職歴 学歴は、最上部に「学歴」、次の行より中学校卒業以降を時系列で記入します。 学校名は「〇〇都立」「〇〇区立」「〇〇県立」、高校は「高等学校」と正式名称にしましょう。 専門学校などへ進学した場合は、学部や学科、コース名も忘れないようにします。 職歴は「株式会社〇〇」「社会福祉法人〇〇」のように、学歴と同じく正式名称で記入しましょう。 また、どこの部署でどのようなスキルを身に付けてきたのかをわかりやすく伝えるため、業務内容や取り組んだプロジェクトなどを記入することが重要です。 ④取得している免許や資格 免許や資格は、取得した日付を時系列で記入します。 免許および資格の名称は、初任者研修は「介護職員初任者研修」、実務者研修は「介護福祉士実務者研修」、介護福祉士は「介護福祉士」、普通自動車免許は「普通自動車第一種運転免許」などのように正式名称を用います。 なお、介護福祉士は国家資格のため「取得」と記入しますが、初任者研修や実務者研修、認知症介護基礎研修などは研修課程を修了して得られるため「修了」と記入することに注意しましょう。 ⑤志望動機 志望動機は、履歴書の中で最も重視しなければならない項目です。 志望する施設への熱意や興味を持っていることを記入します。 また、施設のホームページや厚生労働省の介護サービス情報公表システムなどを確認し、施設の魅力的な部分を自分自身の言葉として付け加えることも心がけましょう。 最近では、施設で働く職員がブログを書いていたり、施設での出来事をSNSで発信していたりすることが多いため、そのような情報を参考にしてみるとより施設の魅力が見つけやすいです。 そして、自分自身がその施設で働くことでどのような成長が見込めるかなどもアピールすると良いでしょう。 ⑥自己PR 自己PRは、志望動機と同様、履歴書の中でも重視するべき項目です。 自分自身の強みやスキル、達成した実績や経験などを具体的に記入します。 また、これまでの経験を生かして、施設でどのように貢献できるのかを具体的に提示しましょう。 自分自身では直接的にアピールにつながらないと思っていても、先方にとっては良いイメージになるということも多々あります。 子供の頃からの趣味や他人にはない特技などがある場合は、自信を持ってアピールしてみましょう。 ⑦長所や短所 長所や短所は、自分自身を客観的に記入します。 自己PRとも重複する部分ではありますが、介護士として施設で長く働ける人材なのかの判断材料にもなります。 具体的には「高齢者と話すことが好き」や「困っている人を見るとつい声をかけて助ける」など、介護の業務にも生かせるような長所を見つけてみましょう。 短所については、克服するために努力していることがあれば具体的なエピソードや事例を交えてアピールすると、短所だと思っていることが長所につながります。 ⑧企業に伝えたいことを本人希望欄に書く 本人希望欄は「貴施設の規定に従います」と記入するのが一般的です。 志望動機欄では伝えきれなかった思いや決意があれば、本人希望欄に記入することで先方へのアピールにつながるため、上手に活用しましょう。 介護士として就職したい人の中には、口下手であったり緊張しやすかったりなどを理由に、面接で思うようなアピールができない人もいます。 そのような人は、どうしても企業に伝えたいことを本人希望欄へあらかじめ書いておけば、面接の際も心に余裕を持って臨めるでしょう。 2.履歴書で好印象を与える証明写真を撮る5つのポイント 履歴書の写真は、履歴書を拝見した際に最も目に入りやすい項目であるため、証明写真の撮り方にも注意が必要です。 ①正しい姿勢・表情 正しい姿勢を心がけ、背筋は耳と肩の位置が真っすぐになるようにピンと伸ばしましょう。 横から見た際に耳と肩の位置が縦にそろうことを意識すると、自然ときれいな姿勢に整います。 また、脇の下に少しスペースを空け、胸を張り肩を開いて立つことを意識すると、堂々としたイメージに映るでしょう。 両足はそろえて立ち、胸を張ってあごを引くことで、他人から見ても自信を感じさせるポーズになります。 姿勢はもちろんのことですが、表情も好印象を与える大切な要素です。 思いきり笑顔を作った後に口を閉じてほほ笑むことで、リラックスした自然な笑顔を作り出せます。 ②体や目線の角度 体や目線の角度に注意し、正面から撮影することが望ましいです。 体や目線に角度がついていると、人目に立ちますが見る人にとっては良くないと感じることもあるでしょう。 体は正面を向き、肩を平行にして撮影することで、清潔感とやる気があるように伝わります。 目線については、上目遣いや見下ろす角度とならないよう意識します。 視線が水平になるように、立って撮影する場合はカメラと立ち位置を調整し、座って撮影する場合は座る椅子の高さを調整しましょう。 カメラのレンズを見るようにすると、しっかりとした印象を与えることができます。 ③清潔感のある髪形 清潔感のある髪形を心がけます。 男性の場合は、髪形に清潔感を持たせるため短髪がおすすめです。 髪をアレンジするために整髪料を使用しすぎると真面目さや誠実さを欠いてしまいやすいため、整髪料の使う量には注意しましょう。 女性の場合は、髪を下ろすと乱れや傷みが目立ちやすくなってしまうため、髪の結び目を耳より少し上でまとめることで長髪がうまくまとまり好印象を与えます。 前髪は、額を覆い過ぎず顔がスッキリと見えるようにしましょう。 髪の色については、普段からオシャレに気を遣いカラーリングをしている人もいますが、できる限り黒髪のほうが無難です。 ④女性はナチュラルメイク 女性の場合は、ナチュラルメイクが好ましいです。 過度な化粧は、真面目さや清潔感を損なう恐れがあるため十分に注意しましょう。 目元や口元は、肌の色に近いファンデーションを薄く塗るほか、控えめなアイシャドウやリップを使用して清潔感をアップさせます。 アイメイクについては、瞳の色に合わせるとよりナチュラルな印象を与えやすいでしょう。 メイクは全体的にオレンジやコーラル系でまとめると、フレッシュな顔に見せることができます。 また、眼鏡一つでも印象は大きく変わります。 派手さを目立たせるのではなく、あくまでも控えめな印象を与えるという心構えが重要です。 ⑤スーツがベスト 男女ともにスーツが最適です。 色は紺や黒のスーツに白いブラウスやワイシャツの組み合わせが、クリーンで堅実、プロフェッショナルな印象を与えることができます。 また、ゆるすぎずピッタリとしすぎない、体に合わせたサイズ感のものを選びましょう。 男性が着用するネクタイは、派手な色や柄を控え、スーツやワイシャツとのバランスを考えながら明るさと落ち着きのあるブルーやネイビーなどがおすすめです。 女性の場合は、基本的にネックレスやイヤリングなどの着用は控えましょう。 撮影前は、シャツのボタンが留まっているのか、ジャケットのボタンとネクタイやシャツの位置が中心にそろっているのかを忘れずにチェックします。 3.介護士の履歴書を書く際の7つの注意点 介護士の履歴書を書く際に注意すべきは、社会人として当たり前のことばかりです。 以下の7つのポイントをしっかりと押さえておきましょう。 ①誤字脱字がないかチェックする 履歴書に誤字脱字があると、不注意や注意力の欠如が伝わってしまいます。 履歴書を書いた後や提出する前には、必ずチェックをするようにしましょう。 誤字脱字はもちろんのこと、スペルや文法のミスがないかをチェックするため、声に出しながら確認することがポイントです。 また、昨今はパソコンやスマートフォンなどで文字を入力する機会が多くなる一方で、書類に字を書くことが少なくなっています。 特に漢字を忘れてしまっているケースがありますので、ノートなどを活用して下書きを行い間違いがないかをチェックした上で、履歴書へ清書していくという流れがよりスムーズです。 ②できるだけ空欄がないようにする 履歴書には、できる限りすべての項目を記入しましょう。 未記入の項目があると記入漏れと判断されるだけではなく、「この人は何をアピールしたいのかがわからない」「やる気や働く気があるのか」という印象を与えてしまいます。 また、書くことが思い浮かばないや書いても無駄だという理由から「特になし」と記入することもNGです。 先述した通り、履歴書の中でも本人希望欄にスペースが出きてしまうケースは多々あります。 志望動機の欄で書ききれなかった事柄やもっとアピールしたい事柄、先方への決意表明など、前向きな姿勢を記入すると良いでしょう。 ③黒のボールペンは必須(手書き) 履歴書は、黒のボールペンで手書きすることが一般的です。 赤や青などの色が付いているボールペンは使用しないようにしましょう。 間違えた時にすぐ修正ができるからといって鉛筆やシャープペンシルを使用することは厳禁です。 ボールペン本体の後部にある専用ラバーを擦ることで生じる摩擦熱により、インクの色が無色に変わって筆跡を消すことができるフリクションボールペンの使用も避けましょう。 黒のボールペンで履歴書を書く際は、インクのにじみやかすれなどを防ぐため、事前にインクが十分に補充されているのかやにじみが出ないかなどを確認しておくとスムーズです。 ④履歴書を使い回さない 履歴書は、記入する時点においての自分自身の情報や姿勢を映し出すものです。 履歴書を使い回すことは、どんな理由があろうとも言語道断であり、証明写真の使い回しも同様のことが言えます。 過去に他の企業へ応募して不採用になった履歴書が返却されてきて、もったいないからと修正して新たな企業に提出したり、履歴書を買いに行くのが面倒くさいし、応募先が似通っているからと加筆して提出したりすることは避けましょう。 あなたが介護のプロであると同時に、各企業の採用担当者は採用のプロですので、履歴書の使い回しはすぐに気づかれてしまいます。 ⑤間違えたら一から書き直す 間違えが発覚したら一から書き直しましょう。 特に、時間をかけて文房具店まで行き履歴書を購入してきて、黒いボールペンのインクのにじみやかすれがないことを確認し、履歴書の内容を下書きするなどの事前準備を完璧に済ませた上で、最後の仕上げ部分に差し掛かった時に間違えてしまった場合は、書き直しがとても面倒に感じるものです。 少しぐらいならわからないだろうと修正液や修正テープで間違いを修正したとしても、やはり採用のプロは見破ります。 間違えた場合は、より丁寧で清潔感のある履歴書を書こうという気持ちで一から書き直ししましょう。 ⑥わかりやすく書く 履歴書は、わかりやすく書くことがとても大切です。 先方は多くの応募者から寄せられる履歴書に短期間で目を通さなければならないため、わかりやすい履歴書を好みます。 そういった先方の事情や思いをくみ取って、簡潔でわかりやすい履歴書を提出することができると、多くの応募者の中から頭ひとつ抜け出すことでしょう。 また、介護士として実際に就職すると、ご利用者とのコミュニケーションや他のスタッフと情報共有をする機会が多く発生するため、わかりやすく書くことはより良い会話にもつながっていきます。 採用担当者から「この応募者に会ってみたい、話をしてみたい」と思っていただけるよう、読みやすさや見やすさに配慮した履歴書の作成を心がけましょう。 ⑦履歴書のコピーをとっておく 履歴書を提出する前には必ずコピーをとっておきましょう。 これはいざ面接となった場合、先方の採用担当者が履歴書をもとに質問してくるからです。 特に、面接の実施前に履歴書のみを先に郵送してほしいとの要望があった際は、履歴書をコピーして保管しておくことで、面接当日までの対策が行えます。 ただし、履歴書をコピーしたからと安心するのではなく、履歴書の内容と実際の面接での質問を想定しながら、質問に対して間違いがなく迅速に回答できる体制を整えておくことが重要です。 また、実際に採用に至った後も、面接時の思いを忘れずに介護士として活躍できる意味も込めてコピーをとっておきましょう。 4.介護業界への就職でアピールすべき4つの秘訣 介護業界での就職に際してアピールすべきポイントは4つあります。 ①介護業界を目指しきっかけを明確に 介護業界を目指したきっかけや、どのような経験や思いから介護職を志望したのかを具体的に伝えることが大切です。 例えば、これまでの人生で介護に関わった機会、興味や関心を持つきっかけなどを振り返ります。 ・家族が病気になったことがきっかけで介護への関心を持った ・人と接することが好きで、人の役に立つ介護の仕事に興味を持った ・介護のボランティアを通じて、高齢者と接する仕事に関心を持った ・介護施設に入居した祖父や祖母に寄り添ってくれた介護職員に感銘を受けた ・超高齢化社会を迎え、人生の先輩を支える介護の仕事に魅力を感じた ②応募事業所・施設を選んだ理由を記入する なぜその介護事業所や施設を志望したのかという理由を明確に説明することが重要です。 具体的に何を見て、どのような点に魅力を感じたのかを伝えましょう。 また、採用担当者に「この人と一緒に働いてみたい」や「入社して活躍してほしい」と感じてもらえるような内容も記入ます。 ・貴事業所のホームページやパンフレットを拝見し、理念に共感した ・貴施設のSNSで、楽しそうな利用者と笑顔で働くスタッフの姿からやりがいを持って仕事に取り組めそうだと感じ、一緒に働きたいと思った ・研修制度や資格取得支援制度など、成長しチャレンジできる環境が整っている ・貴施設が、利用者とのコミュニケーションを大切にし、寄り添う姿勢に感銘を受けた ③自分自身のこれまでの経験と特性を伝える これまでの経験やスキル、資格、また持ち味や強みを伝えることで、応募先に自分自身をアピールできます。 介護職未経験者の場合は人生で培ってきたもの、介護職経験者の場合は過去に携わった介護業務で得たものなどを交えるとより伝わりやすいです。 ・運動が好きで、さまざまなスポーツに打ち込んできた経験から、体力に自信があり、身体を使う介護の仕事に役立つと思った ・接客の仕事で培ったコミュニケーション能力が、利用者の声に耳を傾ける介護に生かせると思った ・育児において、子どもの感情を読み取り、何ができるかを常に考えた経験が、介護における利用者のご希望をかなえることにもつながると思った ・他事業所でパートの介護職として勤務し、寄り添う介護を実践してきた経験が生かせると思った ④将来の目標やポジションについて 介護業界における将来の目標やどのようなポジションに就きたいのかを明確に伝えることで、将来にわたって活躍できる意欲的な人材であることをアピールできます。 ・利用者により一層喜んでもらえるよう、介護士やケアマネジャーなどに挑戦し、専門職としてスキルアップしたい ・さまざまな施設を運営する貴事業所で、多職種にチャレンジし、幅広い介護の経験を積みたい ・介護職として働きながら、初任者研修や実務者研修を受講し、常に新しい技術と知識を吸収したい 5.介護士の履歴書に使える例文 介護士の履歴書には、自分自身の経験やスキルを思考に合わせてアレンジし、より自分らしい表現を心がけることが重要です。 志望動機の書き方例 私は、介護士として社会に貢献することができる仕事に興味を持ち、この度応募させていただきました。介護業界は高齢化社会の進展に伴い、ますます需要が高まる分野であり、その一端を担うことができることにやりがいを感じます。 また、ご利用者様の笑顔を見ることができる介護士という仕事に魅力を感じ、私自身もその一員になりたいと考えています。 このような思考から、貴施設で働くことができる機会をいただけたらと思います。 自己PRの書き方例 私は、明るく元気な性格で、人と接することが好きです。 特に、ご利用者様とのコミュニケーションを大切にし、笑顔を絶やさずに接するよう心がけています。 また、前職での経験を生かし、ご利用者様の身体介護はもちろんのこと、日常生活の中でのコミュニケーションやレクリエーションの提供にも力を入れています。 さらに、介護士としてご利用者様のニーズに合わせた適切なアドバイスやサポートを提供することができるよう、常に学びを深めることに努めています。 私は、ご利用者様に寄り添い、一人ひとりに合わせた丁寧なケアを提供し、笑顔と安心をお届けすることができる介護士として貢献していきたいと考えています。 6.履歴書を出すときの3つの注意点 履歴書を提出する際は、郵送やメール、直接など、提出する方法に応じて注意する点が異なります。 ①郵送で提出する場合 郵送で提出する場合は、提出期限を確認し余裕を持って送付しましょう。 ポストへ投函する前に封筒の宛名や送付先、必要な書類がそろっているのかを確認します。 送付する封筒は、基本的には茶封筒ではなく白封筒を選びます。 また、履歴書が折れたり汚れたりしないように、履歴書をクリアファイルに挟んでから封筒へ入れ送付するとより丁寧な印象を与えるでしょう。 宛名で注意すべきは、施設の場合は「御中」、人の場合は「様」をつけることです。 封筒の表面の左端には、赤字で「履歴書在中」と記載しておくと、先方が一目で履歴書だと認識しやすいでしょう。 ②メールで提出する場合 メールで提出する場合は、先方がどのようなメールが送付されてきたのか一目でわかるよう、メールの件名に「履歴書ご送付の件および氏名」を記入して送信しましょう。 メールの本文冒頭には応募先施設名や担当者名を、メールの本文には履歴書が格納されたファイルが添付されている旨を記入します。 さらに本文には、時候のあいさつや志望への決意表明を改めて短文でもいいので簡単に記入すると、より強い思いが先方へと伝わりやすくなるでしょう。 ③直接提出する場合 面接当日に面接官へ直接提出する場合は、封筒から履歴書を取り出し、履歴書を担当者の見やすい方向へ向けて「よろしくお願いいたします」と一言添えて手渡ししましょう。 また、施設へ直接履歴書を届けるよう指示がありながら、届けた際に担当者が不在であり、受付経由で担当者へ履歴書が渡るというケースを想定しておく必要があります。 このような場合でも慌てることがないよう、万一の提出場所や提出先担当者を事前に確認しておきます。 さらに、履歴書を同封した封筒の封をいつでも閉じることができるよう、のりなども持参しておきましょう。 【まとめ】介護士の履歴書を正しく書こう! 今回は、介護士として就職したい人のために、履歴書の書き方について解説しました。 履歴書を作成する際は、志望動機や目指すきっかけなどのポイントを抑えながら、正式名称を用いて正確に記入することが重要です。 また、培ってきたスキルや経験を生かし、志望する施設でどのように役立てることができるかを十分に考え、その内容を明記しましょう。

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    介護士におすすめの服装は?介護に適した服やNG例もご紹介

    介護士におすすめの服装は?介護に適した服やNG例もご紹介 これから介護士として仕事を考えている方や、初めて働くことになった方は、初めての職場はどのような服装で行けばいいか気になりますよね? そこで今回は、介護士におすすめの服装について、介護を行う上でふさわしい服およびふさわしくない服を交えて解説します。 働くイメージを持ったり、新しい職場で仕事を始めるときの参考にしてください。 1.介護士の服装は施設によって規則が違う 介護士の服装は、施設やサービスの形態などより制服がある場合とない場合があります。 特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの施設系サービスでは、施設のコンセプトを考慮して服装を決めていることが多く、ラグジュアリーをコンセプトとしている施設ではホテルスタッフのような服装、小規模で地域密着型をコンセプトにしている施設ではご利用者に合わせてカジュアルな服装や私服などのケースがもあります。 訪問介護のようなご利用者の自宅に伺いサービスを提供する居宅系サービスでは、業務での動きやすさを考慮した私服を用いるケースが多いです。 多職種が勤務する病院などでは、一目でこの職種だと理解できるよう各職種別に服装を統一している場合がほとんどです。 服装を選ぶ時の5つのポイント ご利用者の身体に直接触れる機会が多い介護士は、装飾はなく清潔感にあふれ、動きやすく機能性に優れた服装がふさわしいでしょう。 施設系の事業所ではユニフォームが用意されていることがほとんどですが、訪問介護事業所では私服が多いため、服装はポイントをおさえて選ぶ必要があります。 ①動きやすい服装 介護士の服装では、動きやすさに配慮することが重要です。 特に食事をはじめ入浴や排せつ、移動や更衣など、ご利用者の身体に直接触れる身体介護の場合は、介護士の体格に合わせた動きやすい服装にすることで、ご利用者に対してスムーズな介護が行えます。 体格よりも大きかったり小さかったり、袖口が広すぎたりする服装は、介護が行いにくいうえ、ベッドや車椅子などの福祉用具に引っかかりやすく、転倒やケガのもとになります。ユニフォームがある場合は、自分の体格に合ったサイズを選ぶようにしましょう。 ②機能性のある服装 自宅や介護施設はご利用者にとって生活の場であるため、暮らしに関するさまざまな匂いが混在しています。 匂いは人を不快にさせてしまう側面もあるので、消臭機能がある服装が良いでしょう。 居宅系サービスや通所介護事業所などでは、体操やレクリエーションを実施することがあるため、伸縮機能に優れた服装が適しています。 また、ボタンやファスナーなどがある服装は、介護の際にご利用者と接触したはずみで互いの身体を傷つけてしまう恐れがあるので、安全面を考慮した服装にしましょう。 ③清潔感のある服装 介護の現場では、ご利用者はもちろんのこと、家族や外部のお客様と接する機会が多くあります。 介護士は現場の顔でもあるため、汚れや破れ、色あせやほつれなどがない清潔感のある服装を心がけましょう。 また、服装と同様に爪やひげ、髪型などの身だしなみについても気を配ることを忘れずに。 衛生面に対して常に配慮できるようになると、周囲に良い印象を与えるだけではなく、毎日新鮮な気持ちでご利用者と向き合うことにもつながります。 ④装飾がなくシンプルな服装 できる限り装飾がなく、見た目がシンプルな服装にしましょう。 ワンポイントの飾りが付いている服装は、介護の際に飾りが取れてしまい、ボタンやファスナーと同じようにご利用者の身体を傷つけてしまう恐れがあります。 また、ポケットや頭をフードが付いている服装は、ご利用者の身体や福祉用具に引っかかりやすく事故につながるため避けましょう。 ⑤通気性の良い服装 介護士は、全身を使って動く機会がとても多い仕事です。 施設内は空調設備が整っているとはいえ夏場に限らず冬場でも汗をかきやすく、中でも入浴介助が必要な場合は湿気を伴って汗をかきやすくなるでしょう。 また、ご利用者の自宅ともなると空調が苦手な人もおり、普段から空調をつけない家庭もあるため、より汗をかきやすくなります。 介護士とご利用者の両者にとって気持ちの良い介護となるよう、通気性や速乾性に優れた服装を身につけることがポイントです。 2.介護士におすすめの服装 上述した身だしなみにふさわしい条件を踏まえつつ、介護士にとって最適な服装について具体的に紹介します。 ①トップスはポロシャツが人気 トップスは、通気性が高く着心地の良いポロシャツがおすすめです。 肌触りが良いため、介護の業務で1日中着用していても肌がかゆくなったりかぶれたりすることはほとんどありません。 速乾性にも優れ、汗を吸収し外部へ発散してくれるため、ジメジメとした梅雨の時期や高温となる夏場には特におすすめです。 吸水性と放湿性のある綿、弾力性と耐久性のあるポリエステルのほか、混紡繊維や鹿の子などの素材がありますので、使用する時期に合わせて着替えるとより快適性を感じるでしょう。 ②ボトムスはジャージが人気 ボトムスは、ストレッチ性のあるニット素材を使用したジャージがおすすめです。 伸び縮みし軽量であるため、動きやすいうえに介護の業務における身体への負担を軽減できます。 また、ポロシャツと同じく速乾性に優れ、汚れが落ちやすいため、食事や排せつ、入浴などの介助の際に汚れてしまっても、洗濯することで毎日使用することも可能です。 静電気が起こりにくい帯電防止素材やファスナーが隠れている仕様など、ご利用者に触れても肌を傷つけない服装もありますので、上手に活用しましょう。 ③エプロンは撥水性のあるものが人気 エプロンは、水や油をよせつけない撥水性の高いものがおすすめです。 特に食事の調理や配膳などのほか、トイレや浴室の水回り清掃なども行う訪問介護の場合は、水分や油分が飛び散りトップスが汚れやすいため、エプロンの着用が欠かせません。 エプロンの中には、汚れが生地へつきにくく汚れても落ちやすくする防汚加工が施されたものや、洗濯してもシワができにくくアイロンが不要なウォッシュ&ウェア性に優れたものなどもあります。 ④シューズはスニーカーが人気 シューズは、靴底がゴム素材で地面とのフィット感が高いスニーカーがおすすめです。 特にベッドから車椅子、車椅子からトイレなどの移乗介助を行う際は、しっかりと踏ん張り安定した姿勢で介助を行うことができ疲れにくいスニーカーの活用は、ご利用者の安心感へとつながります。 靴紐のあるスニーカーは、靴紐が解けてしまい転倒やつまずきのリスクもあるため、靴紐がなく着脱しやすいマジックテープやスリッポンなどの種類を選ぶと良いでしょう。 3.介護士にNGな服装の3つのポイント 介護はサービス業でもあるため、ご利用者である高齢者にできる限り不快な思いを与えないよう配慮した服装に心がけましょう。 ①全身が黒い服装は避ける 全身が黒い服装は、喪服や死を連想させてしまうため、介護士が現場で着用する服装としては避けましょう。 また、黒い服装は汚れが目立たないというメリットがある一方で、衛生面においてはあまり良い印象を与えません。 ごく一般的な話として、色によって人間が感じる印象は大きく変わります。 特に介護の現場では、年老いていくことにマイナスのイメージを持っているご利用者も多いです。 ご利用者が毎日明るく元気に過ごせ、介護士自身も笑顔があふれる介護を実践できるような色合いの服装を身につけましょう。 ②露出が多い服装は避ける 露出の多い服装は、ご利用者に不快な思いを与えるとともに、セクシャルハラスメントの要因にもつながりますので避けましょう。 特にトップスの丈が短いために屈むと肌が見えるものや、胸元が大きく開いているために下着が見えるものは注意が必要です。 トップスに限らずボトムスにおいて同様のことですが、身体のラインがくっきりとわかるようなピッチリとした服装はインナーが透けてしまうため、できる限り着用しないようにしましょう。 ③おしゃれで派手な服装は避ける おしゃれで派手な服装は、ご利用者が精神的なストレスを感じることもあるため避けましょう。 特に過激なキャラクターや人の顔などが描かれているものや、奇抜で大きな文字がプリントされているものは、個性や明るさを感じさせる反面で、ご利用者にとっては恐怖心や不安感を抱く恐れがあります。 また、フリルやレースがついたおしゃれなものは雰囲気を和ませる効果がある反面、介護を行う上での妨げになる場合もありますので注意しましょう。 【まとめ】介護士は職場で働きやすい服装がベスト 介護士が現場で身につけるべき服装は、介護を行う上で動きやすいことはもちろんのこと、通気性や速乾性などの機能に優れた服装がベストです。 合わせて、装飾がなくシンプルで清潔感にあふれた服装を着用することで、ご利用者にとっても快適な毎日を過ごせることにつながります。

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  • 介護士のやりがい・魅力とは?やりがいを感じる瞬間や介護士に向いている人を紹介
    2023.03.30
    • 介護コラム
    介護士のやりがい・魅力とは?やりがいを感じる瞬間や介護士に向いている人を紹介

    介護士の仕事にどのようなイメージがありますか。重労働、きつい・・・などのネガティブなイメージを持たれる方もいらっしゃるかと思いますが、実際はどうなのでしょうか。 この記事では、やりがい・魅力に焦点を当てて、介護士の仕事について考えます。自分は介護士に向いているかどうか考えながら、読み進めてみてください。 1.介護士のやりがい・魅力を感じる瞬間 介護労働安定センターが実施した令和3年度介護労働実態調査によると、調査に回答した介護職員7,517人のうち 48%の方が「仕事の内容・やりがい」に対して満足しているという回答しており、不満足と回答している方は、わずか5.3%でした。 また、同調査で、現在の仕事を選んだ理由としては、「働きがいのある仕事だと思ったから」が、 45.5%で最多、次いで、「今後もニーズが高まる仕事だから」が29.2%、「人や社会の役に立ちたいから」が28.9%となっています。 「働きがい・やりがい」を理由に介護の仕事を選んでいることが多いことがわかります。では、どのような瞬間にやりがい・魅力を感じられるのでしょうか。 たくさんの感謝の言葉や、笑顔に出会える 介護士は、直接ご利用者やそのご家族と関わることが多い仕事です。ご利用者やご家族の笑顔を見ることができたり、直接感謝の言葉をかけていただけることも多いです。ニコっと笑って、「〇〇さん、いつもありがとうね」と言われると、嬉しいものです。 人や社会の役に立っている実感を得やすい仕事と言えます。 人生の先輩方から学ぶことがたくさんある ご利用者は心身機能の低下や疾病等により、介護を必要とされていますが、介護者にとっては、人生の先輩です。戦争や震災、戦後の日本の高度成長期など、私たちが知らない時代を懸命に生きてこられた人生の先輩方からのお話はとても貴重なものです。 ご利用者のサポートをすることが介護士の仕事ではありますが、ご利用者から元気をもらうことや、学ばせていただくことがたくさんあると言います。それは、お金には代えられない財産になるでしょう。 ご利用者の変化が嬉しい 介護士は、ご利用者の生活の質(QOL)の向上をめざして介護サービスを提供しています。ご利用者に良い変化が見られたときは、大きなやりがいを感じることができるでしょう。 たとえば、日々の介護者によるケアや関わりによって、できなかったことができるようになったり、塞ぎこみがちだった方の笑顔が見られるようになったり、間近でご利用者の変化を感じることができることは、働きがいややりがいとなるでしょう。 参考:令和3年度介護労働実態調査結果について|公益財団法人介護労働安定センター 2.介護士の仕事について 介護士の仕事は、一言で説明すると、ご利用者の心身の状況にあわせた介護サービスを提供することです。 介護士とは、介護サービスを提供している介護職員を総称した表現ですので、職種や資格の有無、働く場所により、役割や具体的な業務は異なりますが、主には身体介護と生活援助を行います。 身体介護 食事介助や入浴介助、排泄介助、移動・移乗介助など、利用者の身体に直接触れる介護サービスを行います。 身体介護を行うためには、介護職員初任者研修か同等以上の資格が必要です。 生活援助 身体介護以外で、利用者が日常生活を営むことを支援するサービスのことです。 例としては、調理、ベッドメイク、掃除や洗濯などが挙げられます。 3.介護士になるメリット 介護士のやりがいや魅力について、解説しましたが、実際のところ、働きやすさや将来性も気になる人も多いと思います。ここでは、介護士になるメリット、介護士が働きやすいと言われる理由をお伝えします。 年齢や性別に関係なく働ける 介護の仕事では、年齢や性別を問わず、活躍することができます。 多様な働き方ができ、子育て世代、中高年者も含めてあらゆる世代が働きやすい業種であると言えるでしょう。 実際、令和3年度介護労働実態調査によると、平均年齢は 47.7歳となっています。以下の表を見ると、ある年代に偏るのではなく、まんべんなく幅広い年代の方が働いていることがわかります。 また、性別を見ると、男性が 19.8%、女性が71.1%と、多くの女性が活躍していることがわかります。 安定した仕事である 超高齢社会の日本における介護の需要は高く、景気や社会情勢に左右されない仕事であるため、他の仕事と比べても安定した仕事であると言えます。 仮に、勤務している事業所が何等かの事情により閉業したとしても、介護士の経験を活かして、転職することができます。 一方で、離職率を心配される方も多いかと思いますが、国や地方自治体、事業所が、積極的に人材確保のための取組を行っており、介護労働実態調査によると、離職率は、平成19年をピークに低下傾向にあることがわかります。 キャリアアップをめざせる 介護士のキャリアは、体系的に整理されており、介護士として働きながら国家資格である介護福祉士をめざすことができる仕組みになっています。 介護の基本を学ぶ介護職員初任者研修、介護福祉士をめざす過程で受講する介護福祉士実務者研修、そして、介護福祉士国家試験と知識と技術を積み重ねながら専門性を高めていくことができます。上位資格を取得することで、賃金アップも見込めます。 また、介護士は専門職ですので、転職によるキャリアアップを目指せることも魅力でしょう。 参考:令和3年度介護労働実態調査結果について|公益財団法人介護労働安定センター 4.介護士に向いている人・向いていない人の特徴 介護士に向いている人、向いていない人はどのような人でしょうか。ぜひ、ご自身に当てはめながら、向いているかどうかチェックしてみてください。 介護士に向いている人 簡単に言うと、最初に説明した、“介護職のやりがいや魅力”に共感できる人が、「向いている人」なのですが、あらためて、ここで整理しながら、説明します。 人と話すことが好きな人 介護士として、最も重要な仕事のひとつがご利用者とのコミュニケーションです。人と話すことが好きな人には、もってこいのお仕事です。 また、介護はチームで行いますので、多くの方と関わります。職場の同僚だけでなく、ケアマネジャー、医師、看護師、リハビリの専門家等、他職種との連携が欠かせません。ご利用者のご家族の対応も行います。 そのため、人と話すことが好きな人、良好なコミュニケーションを取ることができる人に向いている仕事です。 誰かをサポートしたい 誰かをサポートするのが好きな人、人の役に立つことにやりがいを感じる人は、介護の仕事を魅力的に感じるでしょう。 世の中にある仕事は、どれも人の役に立つ仕事ではありますが、介護の仕事は、感謝の言葉を直接かけてもらえる機会が多く、他の仕事と比べても、人の役に立っていることを実感できる仕事です。 向上心がある 介護の仕事は、無資格・未経験から始めることができます。しかし、最初のうちは、先輩職員に言われている意味がわからないことや、ご利用者とうまくいかないこともあるでしょう。その理由として、経験の少なさに加えて、専門的な知識や技術が未熟だからということが考えられます。 誰もが、最初は未経験。そこから、経験や専門知識を積み重ねていくことで、いろんな悩みが解決していきます。 また、先ほど記載したとおり、介護の仕事は、キャリア制度が整理されています。向上心がある方は、確実にキャリアアップをめざすことができます。 介護士に向いていない人 介護士の仕事には、働きやすさ、将来性等のメリットがたくさんあります。しかし、次のような項目に当てはまる方は、せっかく介護士になったものの、ストレスを感じてしまう可能性あり、残念ながら離職してしまうケースもあります。慎重に検討されることをおすすめします。 潔癖な人 介護の現場は、ご利用者の生活の場ですので、排せつ物や、嘔吐物の処理をするような場面もあります。また、身体介護を行う上で、ご利用者の身体に触れることになります。これらに抵抗がある方にとっては、ストレスの多い仕事となってしまうでしょう。 黙々と働きたい人 介護の仕事は、多くの人と関わります。ご利用者やご家族とのコミュニケーションはもちろん、職場の同僚や他職種の人と連携しながら、チームで介護サービスを提供しています。 また、介護現場は、日々いろんなことが起き、臨機応変な対応が求められます。 なるべく人と接することなく、黙々と働きたいという方にとっては、しんどいと感じられるでしょう。同じ作業を繰り返す仕事をしたい方にも不向きです。 自分のペースで仕事を進めたい人 介護現場では、利用者主体でのケアが基本となります。ご利用者の体調や意思を確認しながら、ご利用者に合わせてケアを行うため、「効率」とは相反する場面が多くあります。介護者の思うように物事が進まないことが日常です。このことを煩わしいと思う方、無理やりでも自分の思うように進めたい方には、不向きな仕事です。 5.やりがいを感じなくなった時にすべきこととは いくらやりがいのある仕事であっても、働く上で、悩みや不満は付き物です。 ほとんどの人が、一度は、仕事が嫌だな、転職したいなと思ったことがあるのではないでしょうか。 なんでやりがいを感じなくなるの? 日々の忙しさに追われていると、悩みや不満に意識が向いてしまいがちです。また、やりがいについて考える時間もほとんどないという方が多いのではないでしょうか。 令和3年度介護労働実態調査によると、人手不足による悩みや不満、賃金への不満を感じている方が多いようです。人間関係の悩みやご利用者に適切なケアができているか不安という方も一定数いることがわかります。 やりがいを感じなくなった時にすべきこと やりがいを感じづらくなった時には、まずは、自身が介護の仕事を選んだ理由や、やりがいを感じた場面を振り返ってみるとよいでしょう。そして、不満に思うことや不安に感じていることを整理し、解決方法を考えてみましょう。 たとえば、介護の仕事にはやりがいを感じていているけれど、賃金に不満がある場合には、資格を取得する等の賃金アップする方法を考えることができます。人間関係等の悩みで、今の職場ではどうしても解決が難しい場合は、転職を考えるのもひとつです。もし、介護の仕事自体にやりがいや魅力を感じらない場合には、違う職種への転職を考えたほうが良いケースもあります。 いずれにしても、自身のやりがいや、不満や不安が整理できていないと、正しい解決方法が見つかりません。 自身で考えることや、職場の人に相談することが難しい場合には、外部の転職アドバイザーに相談するという方法もあります。 参考:令和3年度介護労働実態調査結果について|公益財団法人介護労働安定センター 6.介護士のやりがいや魅力まとめ 介護士のやりがいや魅力について解説しました。働きやすさや将来性だけでなく、やりがいや魅力もたくさんある介護士の仕事。あなたは、介護士に向いてそうですか? やりがいや魅力に共感された方は、ぜひ介護士にチャレンジしてはいかがでしょうか。

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  • 介護福祉士の就職先や選び方とは!介護士が活躍できる人気の現場を紹介
    2023.03.29
    • 介護コラム
    介護福祉士の就職先や選び方とは!介護士が活躍できる人気の現場を紹介

    介護福祉士の就職先や選び方とは!介護士が活躍できる人気の現場を紹介 介護福祉士として活躍したいけれど、どのような就職先があるのだろうか?自分に合っている就職先をどのように選べばよいのだろうか?と悩んでいる人はいませんか。 今回は、介護福祉士として活躍できる就職先について、選び方や探す方法、介護福祉士として働くメリットなどを交えて解説します。 介護福祉士としてご利用者の役に立ちたいと考えている人は、ぜひこの記事をご覧ください。 1.介護福祉士とは 介護福祉士は、 実際に介護に携わる介護職で唯一の国家資格です。 主な仕事内容は、介護の専門知識や技術をもって、介護が必要な高齢者や障がいのある人が、その人らしい日常生活を送ることができるよう、身の回りのことや家事の介助をしたり、介護に関する相談に応じたりします。 介護福祉士の国家試験に受験をし合格した後は、登録を行うことで 国が認めた介護の専門家として、さまざまな介護現場で活躍できます。 今後さらに高齢化が進む日本において、介護福祉士は特に注目されている資格のひとつです。 2.介護福祉士になるメリット 介護福祉士になると、資格を生かしてさらなるキャリアアップを目指せるというメリットがあります。 また、介護福祉士の資格を保有していると、転職活動を有利に進めることや、安定した職に就くことも可能です。 資格でキャリアアップを目指せる 介護福祉士の資格を生かして現場での経験や信頼を積み重ねていくと、他の部署や外部との連携、さまざまな決定事柄についての最終判断を下すような管理職へのキャリアアップを目指せます。 また、施設長として経営に携わったり、自分の理想を追求して新たな事業所を開設したりという可能性も広がります。 さらに、介護福祉士として5年以上かつ900日以上従事することで、ご利用者の心身状況に合わせた適切なサービスを提供するためのケアプランを作成する介護支援専門員(ケアマネジャー)の受験要件がクリアできるため、活躍する道はより開けます。 転職するのに有利 今後はさらに高齢化が進んで介護ニーズは増加するため、介護の専門知識や技術をもつ介護福祉士は、よりニーズが高まっていくでしょう。 また、国家資格である介護福祉士は、一度登録すると再登録が不要で全国どこでも通用する資格のため、介護や子育てといった家庭の事情などで現場を離れたのちに再度復帰する際も有効です。 資格取得で収入アップが見込める 介護福祉士の資格を取得すると資格手当が付与されて給与アップも見込めるため、収入面で安定した職に就くことが可能です。 関連記事:介護福祉士の給与は?平均年収や介護職の給料がアップする方法を解説 また、介護福祉士の主な就職先でも述べた以外にも、施設に入所している高齢者に対して各種相談や援助、関係機関との連絡や調整を行う生活相談員、介護が必要な高齢者や障がい者に対して福祉用具の選び方や使い方のアドバイスを行う福祉用具専門相談員、介護人材を育成する介護講師など、さまざまな専門分野で活躍できます。 3.介護福祉士の主な就職先 介護福祉士の主な就職先には、高齢者が施設へ入所してサービスを受ける特別養護老人ホームやグループホーム、介護老人保健施設や介護付有料老人ホーム、高齢者が自宅から施設へ通ってサービスを受けるデイサービスセンターなどがあります。 また、身体障がい者が施設へ入所して治療や養護を行う療護施設もあります。 特別養護老人ホーム 可能な限り在宅生活へ復帰できることを念頭に、常に介護が必要な高齢者に対し、入浴や排泄などの介助、機能訓練や健康管理などを提供する施設です。 勤務形態は、勤務形態は施設によって異なりますが、早番や日勤、遅番や夜勤などのシフト制を採用している施設が多いです。 介護付有料老人ホーム 高齢者が可能な限り自立した生活を送ることができるよう、介護保険の指定を受けた介護付有料老人ホームなどが、食事や入浴といった日常生活上の支援や、機能訓練を提供する施設です。 近年は、民間企業が数多く参入しており、特別養護老人ホームと同じように夜勤がある場合が多いです。 デイサービスセンター 在宅で生活している高齢者に対し、施設に通ってもらい食事や排泄などの介助のほか、レクリエーション活動や機能訓練を日帰りで提供する施設です。 基本的には、日勤のみで夜勤はありませんが、送迎に時間を要することがある場合は、早番や遅番など時間をずらした勤務形態を採用している場合が一般的です。 グループホーム 認知症の高齢者に対し、施設に入所してもらい少人数の家庭的な環境の中で、食事や入浴などの日常生活上の支援や、機能訓練を提供する施設です。 また、軽度の障がいがある人に対し、施設に入所してもらい日常生活の援助を行ったり、夜間において相談に応じたりする施設として、障がい者グループホームもあります。 どちらも24時間の見守りや、状況に応じた介助が必要なため、夜勤を含めたシフト制を採用している場合が一般的です。 介護老人保健施設 病状が安定していて入院して治療する必要はないけれど、家庭で自立した生活を送ることが困難な高齢者に対し、医療や介護、リハビリテーションを提供しながら在宅生活への復帰を目指す施設です。 特別養護老人ホームと同じようにシフト制を採用している場合が多いです。 日本介護福祉士会が実施しているアンケート調査によると、令和2年度において介護福祉士の16.2%が介護老人保健施設で働いており、すべての介護現場の中で最も多い割合を占めています。 参考:日本介護福祉士会「第13回介護福祉士の就労実態と専門性の意識に関する調査 調査結果」 訪問介護事業所 訪問介護は、訪問介護員(通称ホームヘルパーと呼ばれています。)が要支援・要介護のご利用者の自宅に直接訪問し、身体介護(食事介助・入浴介助・排泄介助など)、生活支援(調理・掃除・買い物など)、通院などの移動のための乗降介助を行う介護サービスです。 利用者が自宅にいても自立した生活を送ることができるようにすることを目的としています。 基本的には、日中に利用者様の自宅に伺うため、日勤が多いですが、夜間対応型の訪問介護サービスを実施している事業所では夜勤があることもあります。 身体障がい者療護施設 脳性マヒなどで身体に重度な障がいがあり、常に介護を必要とする人に対し、施設に入所してもらい治療や健康管理、生活指導や創作活動、医療や介護を提供する施設です。 勤務形態は、介護老人保健施設と同じようにシフト制を採用している場合が多いです。 参考:WAM NET「介護保険の各種サービス一覧」 4.介護福祉士の就職先を選ぶときの注意点 介護福祉士の就職先を選ぶ際は、実際に介護福祉士として働いた場合の給与がどのくらいになるのかを事前に調べておきましょう。 また、人間関係や福利厚生、職場の設備や清潔感なども確認しておくと、自身が思い描いていたイメージと現実とのギャップがなくなります。 就職してから「こんなはずではなかった」ということがないように、以下のことは事前にチェックしましょう。 給料の相場を調べる 就職先を選ぶ際には、まず給与をチェックするという人は多いのではないでしょうか。 ▼平均給与 サービス種類別 平均給与額(月収) 介護老人保健施設 348,720円 介護付有料老人ホーム 340,040円 デイサービスセンター 296,500円 特別養護老人ホーム 356,220円 身体障がい者療護施設 359,330円 グループホーム 310,660円 ※身体障がい者療護施設については、特定処遇改善加算の届出をしている事業所等における職員の平均給与額等(常勤)より引用 引用:厚生労働省「令和3年度介護従事者処遇状況等調査結果」 引用:厚生労働省「令和3年度障害福祉サービス等従事者処遇状況等調査結果」 こちらは、令和3年度の介護福祉士の平均給与額等をサービス種類別に表にしたものです。 厚生労働省では、毎年介護従事者における処遇状況を調査しており、介護福祉士の給与の相場を確認できますので、給与を知りたい人は調べてみましょう。 人間関係は良好か 介護の仕事は、ご利用者と接することはもちろんのこと、上司や同僚などと連携を図りながら支援していきます。 そのため、人間関係が良好でないと、ご利用者へより良いサービスを提供できなくなってしまいます。 介護労働安定センターの令和2年度の調査によると、介護関係の仕事を辞めた理由として「職場の人間関係に問題があったため」と回答した人が、男性が26.7%で女性が23.2%と、非常に高い水準でした。 このことからも、職場の人間関係が良好であるかを確認しておくことは重要です。 職場見学を活用したり、各法人や事業所のホームページに記載のブログやSNSなどを参考にしたりしてみると、より雰囲気をつかみやすいでしょう。 参考:公益財団法人 介護労働安定センター「介護労働の現状について 令和2年度 介護労働実態調査の結果」 職場の設備はどうか 就職後に毎日使用するであろう職場の設備は、どの程度整備されているのかを確認します。 食堂や休憩室、トイレや更衣室、洗面所など、自分が気になるところは優先的にチェックしておきましょう。 また、ご利用者が使用する居室や浴室、食堂やリビング、機能訓練室なども合わせてチェックしておくと、働くイメージが湧きやすいです。 プラスして、防犯設備や災害対策なども確認することをおすすめします。 清潔感があるか 職場の設備をチェックすると同時に、衛生面がどの程度行き届いているのかを確認します。 清潔感を通して、就職先の法人や事業所が、ご利用者に対してどのような対応を行っているのか、さらに言うと、働くスタッフのことをどのように考えているのかも理解できます。 敷地内周辺からロビー、施設内などを見渡してみて、清潔感があるかをチェックしてみましょう。 福利厚生はどうか 給与と合わせて福利厚生も気になるところです。 社会保険や健康診断、各種手当や通勤費、慶弔やレクリエーション施設の利用、自己啓発支援などの福利厚生が整備されているのかをチェックします。 また、昇給や賞与、休日や転勤の有無といった待遇面は、生活に大きく関わってくる部分ですので、就職先を選ぶ前には必ず調べておきましょう。 5.介護福祉士の就職先を探す方法 介護福祉士として働こう!転職しよう!と決意したけれど、自分に合った就職先をどのように探せばよいのだろうかと不安になる人もいるでしょう。 就職先を探す場合、以前はハローワークが主流でした。 しかし、最近ではインターネットなどから求人サイトへアクセスして簡単に探すことができるように。 また、専門学校や講座の施設実習などを活用する方法もあります。 ハローワーク 厚生労働省が運営している公共職業安定所で、全国に500カ所以上あり、求人の掲載に費用がかからないことが特徴です。 採用に予算を割けない小規模な法人や事業所、地域に密着した求人が多く掲載されており、求人サイトに比べると求人情報が少ない傾向にあります。 小規模でアットホームな事業所に就職したい、自分の住んでいる地域で就職先を探したいという人には、ハローワークがおすすめです。 求人サイト インターネットで就職先を探すことができ、応募まで簡単に完結してしまうことが特徴です。 法人や事業所の規模に関わらず多くの求人が掲載されており、ハローワークに比べると求人情報の更新頻度が高い傾向にあります。 特に介護や福祉の求人に特化して探す場合は、福祉人材センター・バンクを活用すると、自分の希望に合わせた就職先が見つかりやすいです。 できる限り多くの求人から就職先を探し、自分で直接応募したいという人には、求人サイトがおすすめです。 専門学校や講座の施設実習 専門学校や講座の中で行っている施設実習は、現場の仕事を体験しながら就職先を探せることが特徴です。 介護福祉士の資格を取得できる専門学校の場合、学校が就職先を紹介してくれるケースもあり、資格取得と同時に就職できる傾向にあります。 また、就職する際に必要な書類や面接へのアドバイスを実施しているため、安心して就職先を探すことができます。 現場の雰囲気や仕事の内容を具体的に知った上で就職先を探したい人には、専門学校や講座の施設実習がおすすめです。   6.介護福祉士を目指す方へ 介護福祉士になるためには、 年に1回実施されている介護福祉士国家試験を受験し合格することが必須です。 前段階として、介護福祉士国家試験の受験資格を得る必要があり、主に4つのルートで構成されています。 その中でも、 介護福祉士国家試験の受験者のうち、毎年約90%が実務経験ルートを経て合格を目指しています。 実務経験3年以上と実務者研修を修了することで、国家試験の受験にチャレンジすることができます。 ▼国家試験受験ルート ・指定された養成施設などを卒業する養成施設ルート ・福祉系高校で、定められた科目や単位を取得し卒業する福祉系高校ルート ・3年以上の実務経験および介護福祉士実務者研修を修了する実務経験ルート ・経済連携協定による来日者を対象とするEPAルート ※介護福祉士になるためのより詳細な内容は「介護福祉士の受験資格・資格取得ルート」を参照ください。 7.まとめ 今回は、介護福祉士として活躍できる就職先について、選び方や探す方法、介護福祉士として働くメリットなどを交えて解説しました。 介護福祉士の国家資格に合格し、専門知識と技術を習得することで、さまざまな現場において介護のプロとして活躍できますので、ぜひチャレンジしてみてください!

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