就職のプロから見る介護の最前線-三幸福祉カレッジ

 

こんにちは！
“技術を身に着けて活かす”ということで、当校では就職支援も行っております。
そこで、就職支援部の下田さんに現在の福祉業界のアレコレを伺いたいと思います！

エージェント紹介

下田さんは、就職支援を通じて日々多くの施設関係者や求職者、受講生と関わっています。
今後の福祉業界の就職を考えている方、受講生がどのように活躍しているかetc…参考になるかと思いますので是非ご覧ください！

福祉業界全般についてどう思いますか

やはり人手不足を強く感じますね。
人手不足でデイサービスを開けなかったり、もっと事業を拡大をしたいが今は閉めているという話も非常に多く聞きます。
全体として人手不足で困っている現状がありますね。
 

今後どうなっていくと思いますか？

どこでも職員不足は否めません。
6年後の2025年40万人、2035年80万人の介護職員が不足するというデータもあります。今後は１人でも多くの介護職員を活躍できるようにしていくのが私達の使命だと思います。
 

人手不足が現場にどう影響していますか？

先ほどのように様々なサービスを展開したくても出来ない話はよく聞きます。
より現場レベルの話では、利用者様に寄り添った介護が出来ず安心を提供できない課題を抱えている施設様もありました。

今後求められる人材はどのような人材だと思いますか？

学力とかより「コミュニケーション能力」が大切だと思います。
やはりヒト対ヒトの仕事であるため、相手目線で話せる方が介護施設で重宝される印象を持ちます。

資格の価値はどういったところにあると思いますか？

介護業界において、資格がないと出来るサービスと出来ないサービスがあります。
例えば、初任者研修がないと訪問や在宅の業務はできません。
色々な幅を広げるという意味で初任者研修は必須の資格だと思います。
また、介護福祉士をお持ちの方は実務経験という点で圧倒的に違いを感じます。
介護福祉士の方は現場を深く理解しています。そのため、責任感や行動力、一歩一歩を見た先の動きは圧倒的に違うのかなと思います。

働かれている方はどのような想いをお持ちの方が多いでしょうか？

様々な想いがあると思います。
強く感じるのは「やってみたい気持ち」と「不安」があると感じます。
その不安は「自分に出来るのかなという」不安ですね。

就職支援をした中で、印象に残っている話を教えてください。

最近だと、初任者研修を修了された20代後半の方が印象的でした。
面接後に結果を伺いましたが、不合格とのことでした。
理由を聞くと暗い印象があったとのことでした。
しかし、授業の中ではグループディスカッションでリーダーシップを発揮し、積極的に意見を述べ、相手の話も尊重し聞く姿勢がありました。
本来は真面目な方ですが、面接では緊張して上手く力を発揮できなかったんですよね。
授業の様子とその方の働きたいという想いを伝えると晴れて合格をいただくことが出来ました。

面接では自分を伝えるというのが大切ということですね？

そうです。自分を出していくのは大切だと思います。
ただ、やはり緊張することもあるかと思いますので100％の回答を求めなくともよいとも思います。表情や姿勢を通じて、自身の想いを伝えるのが大切です。

現在働かれている方に一言お願いします！

私自身もありがたいことに、数多くの方の就職に関わらせていただきました。
ほとんどが未経験にも関わらず、早期退職をした方が意外と少なかったんですよね。
中には今でも連絡をくれる方もいらっしゃいます。
その中には今や現場のリーダーや施設長として活躍されている方もいらっしゃいます。
常に上を目指す意識を持って働いていただけたら嬉しいですね。
三幸福祉カレッジの卒業生には、ぜひ介護業界を盛り上げていって欲しいです。
 

編集後記

 

下田さん、今回はご協力いただきましてありがとうございました！
取材している端々からも熱い想いを感じました。
個人的に印象的なのは、介護職としての成長でした。
未経験でもリーダー的なポジションとして活躍したり、介護福祉士と無資格者の差で数歩先を見る動きというのは経験に裏打ちされた成長ですね。
皆さんはどういった目標がありますか？
当校では実務者研修・初任者研修の取得、介護福祉士国家試験の対策講座などをおこなっております。
皆さんの目指す先に資格が必要とあらば、全力でサポートさせていただきます！
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