札幌校からのお知らせ
- 2019.06.21その他
- "私"からはじめる職場作り
―すべての悩みは対人関係の悩みである
これは心理学者アドラーの言葉で、耳にしたことがある方も多いのではないでしょうか?
対人関係といいますと、当校の公開講座でも「チームコミュニーケーション」の回は申込みが殺到しております。
やはり皆さんの悩みの種となっているのでしょうか?
今回は別の視点で、個人が行える実践的な方法を紹介します。
是非、利用者様や職員同士のコミュニケーションに活用していただければと思います!
①なぜコミュニケーションで悩むのか?
一言でまとめると”思い込み”にあると考えられています。
「色眼鏡をかける」という言葉がありますが、人はそれぞれ自分の色の眼鏡を持っています。
ピンクの眼鏡と青の眼鏡をかけた人の世界観や常識は異なります。
その差異でコミュニケーションに悩みが生じます。
アドラーはこれを「ベーシックミステイクス」、NLPでは「メタモデル」などの用語がありますが、共通しているのは”思い込み”という点にあります。
“思い込み”の解消には親密さを上げて、活発にコミュニケーションを行うのが有効です。
聴き方では情報を引き出す方法を、話し方では良い印象を与える方法を紹介します!
②実践編
―聴き方:”聞き上手”を目指して
身の回りの”聞き上手”と話している自分を想像してみてください。
おそらく、自分のことや考えを話していませんか?
NLPの分野で有名な”バックトラッキング”という方法を紹介します。
―NLPとは?―
NLPは、1970年初頭、カリフォルニア大学の心理学部の生徒であり数学者だったリチャード・バンドラーと言語学の助教授だったジョン・グリンダーが心理学と言語学の観点から新しく体系化した人間心理とコミュニケーションに関する学問です。
引用元:日本NLP協会 https://www.nlpjapan.org/nlp.html
“バックトラッキング”とはオウム返しで、相手の言ったことを繰り返すことです。
これを使うことで相手は自分の話が受け入れられる感覚を持ちます。また、自分は言語化することになるので相手の話を再認識するのに有効ですね。
また、オウム返しする内容は感情が表れているものであると効果的です。
例
A「利用者様の○○さん、最近の調子どう?」
B「○○さん、最近調子がいいみたい。レクリエーションでも積極的で嬉しかったよ。」
A「積極的に参加していたんだね!それは嬉しいよね!」
重要なのは、「相手の考えを知る」ということです。そのためには、相手に話してもらう必要があります。バックトラッキングはとても有効な手段です。
やってみると意外と難しいですが、相手の話の最後の方を取り上げてリアクションするだけでも効果があります。
是非、活用してみてください!
―話し方: 外さない話題は?
自分の話をするのは得意ですか?
自己開示は親密になるには効果的なので、得意な方にはオススメです。
苦手な方は第三者を褒めてみてください。
例
「Aさんの介助は丁寧で良かった」
「Bさんは視野が広くて、いつも利用者様も職員も気遣っているね」
少し小難しいですが”自発的特徴変換”という言葉があります。これはジョン・スコウロンスキ博士(米・Ohio State Uni)が提唱したものになります。
簡単に言うと、話題にした第三者の印象が話し手に重なるという現象です。
例に従うと、話し手にAさんやBさんの印象が乗るということですね!
話すのが苦手という方は誰かの良いところを探してシェアするような気持ちでご活用いただければと思います!
③まとめ
今回は”1人”から始める職場作りとしてコミュニケーションにフォーカスしてみました。
お役に立ちましたでしょうか?
是非、皆さんの感想や体験談をコメントなどで投稿していただければ嬉しいです。
また、当校では介護職員向け公開講座も実施しております!
内容としてはチームコミュニーケーションやアンガーマネジメント、メンタルヘルスetc…となっております。
<公開講座のご案内>
↓↓ご興味のある方は是非ご覧ください↓↓
- *写真は札幌会場の接遇マナー研修の様子です
- “チームコミュニケーション研修”の日程
会場 | 日程 | 定員 |
札幌会場 | 7/11(木) | 24名 |
旭川会場 | 7/18(木) | 18名 |
北見会場 | 7/19(金) | 24名 |
帯広会場 | 7/23(火) | 24名 |
函館会場 | 7/15(月) | 24名 |
- *各回10:30~16:30となります。
↓↓その他の講座についてはリンク先よりご確認ください!↓↓
https://www.do-oc.com/
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