第25回(令和4年度)ケアマネジャー試験の合格率は?受験者数や合格率の推移を確認!-三幸福祉カレッジ

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2023.02.27試験情報
第25回(令和4年度)ケアマネジャー試験の合格率は?受験者数や合格率の推移を確認!

第25回(令和4年度)ケアマネジャー試験 受験者数・合格率

第25回(令和4年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の合格発表が2022年12月2日(金)に行われました。

厚生労働省の発表によると、受験者数は54,406名で、そのうちの合格者数は10,328名で合格率は19.0%と発表されました。
参照:厚生労働省HPより

受験者は3年連続で増えており、前回試験よりもプラス116人です。一方で、合格者は10,328人で前回試験よりもマイナス2,334人となり、4年ぶりに減少しています。合格率の推移を確認すると、受験要件が変更された第21回(平成30年度)以降の3番目に低い合格率となっており、受験要件変更後、初めて20%を超えた昨年の合格率と比較し、4.3ポイントマイナスの結果となりました。

合格基準について

ケアマネジャー資格試験は、「介護支援分野」が25問、「保健医療福祉サービス分野」が35問の全60問出題されます。
各分野で正答率70%以上が合格ラインですが、合格基準は試験内容の難易度により調整されます。

第25回ケアマネ試験の合格基準点は、介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が26点で、過去5年間で2分野とも最も高い結果となり、正答率も2分野ともに70%を超えています。

参照:東京都保健福祉局

まとめ

第25回ケアマネ試験は、合格者・合格率は、ともに前回試験よりも低い結果となりました。
本試験の全体像としては、出題範囲は、ほぼ例年通りでありましたが、難易度は例年に比べやや易しかったと思います。
その要因として考えられるのは、出題形式としての「3つ選べ」が、増加傾向であることが挙げられます。
5つの選択肢の中から、消去法で誤りを2つ選択できればよい、このことが難易度に影響したのではないかと考えます。
次に、各分野をみてみると、介護支援分野は、例年通りの難易度であり、事例問題が3問出題されたことも受験生にとっては得点源となったはずです。保健医療サービスでは、問題45「介護老人保健施設」は難問であったと考えますが、「介護老人保健施設」は毎年出題される頻出項目のため、しっかりと学習していた受験生は、正答を導きだすことができたと思います。
福祉サービスの知識等は、問題59「成年後見制度」の選択肢で、任意後見制度が問われたこと以外は、想定内の出題であったと考えます。総じて、基本的な知識が問われた第25回の試験であったと言えます。

ケアマネジャーの資格は、介護系の資格の中で難易度が高く、かつ5年ごとに更新が必要な資格ではありますが、資格を取得すれば、キャリアアップや給料アップに繋げられます。利用者様の生活を支えるやりがいのある仕事です。介護職としてキャリアアップをしたい方はぜひ挑戦しましょう。

(まとめ:三幸福祉カレッジ講師 小林桂子)

 

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