【シリーズ第2回】実務者研修で学ぶ「介護過程」について~シリーズ全6回~-三幸福祉カレッジ

東京校からのお知らせ

2019.04.23開講情報
【シリーズ第2回】実務者研修で学ぶ「介護過程」について~シリーズ全6回~

皆さんこんにちは。
 
『実務者研修で学ぶ「介護過程」について』
の第2回のお届けとなります。
 
前回(第1回)、
実務者研修をお受けになる方の8割弱が、
『介護過程の内容を知らずに申し込んでいる』
現状があることをお伝えしました。
 
 
では、「介護過程とは何か?」ということを
まずはお伝えできればと思います。
 
 
介護過程とは、
利用者の望む生活を実現するために、
その利用者の情報収集を行い、
解決する必要がある課題を明確化し、
計画を立案、実施し評価をするという、
思考過程と実践を含むプロセスをさします。
 
 
つまり、マニュアルに沿って作業として介護を行うのではなく、
ひとり一人望む生活は異なるわけなので、
その望む生活を把握し考えて介護を行い
実践しなければならないということになります。
 
 
この介護過程に基づき実践することで、
「根拠に基づいた介護」なぜその介護が必要なのかという根拠を、
他者に示すことができるようになります。専門職だからこそ、
その支援の過程、プロセスを示すことが不可欠なのです。
 
 
では、まずは介護過程の1つ目の段階「情報収集」です。
利用者の望む生活が、
どんな生活なのか、
多角的に情報を収集する必要があります。
 
 
介護現場で、利用者本人が何も言わないから、
今がベストだと判断し、
継続支援としているケースが見受けられます。
 
 
皆さんの介護現場ではいかかでしょうか?
 
 
訴えの少ない利用者は、カンファレンスで評価、
継続が何年も続いている、なんてことはないでしょうか。
 
「利用者さんが何も言わないから」という判断は、
本人の自己決定の機会を奪っていることにもつながります。
 
 
その意識をもてるかどうかも専門職としての大事な視点になります。
 
この「情報収集」を、
実務者研修の授業1日目に学びます。
 
事例を2事例使用し、
「その人らしい生活とは何か」「生活の全体像」を捉えることができるようになることが、
この授業のねらいです。
 
少しでもご興味をもたれた方は・・・
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 講師 小林桂子

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