【2024年最新版】第27回ケアマネ試験 合格発表-三幸福祉カレッジ

お知らせ

2024.11.25試験情報
【2024年最新版】第27回ケアマネ試験 合格発表

第27回(2024年度)ケアマネジャー試験 合格発表

2024年10月13日(日)に行われた第27回(2024年度)のケアマネの(介護支援専門員実務研修受講試験)の合格発表が2024年11月25日(月)に行われました。
各都道府県の試験センターにて合格発表がされていますので、お住いの都道府県の試験センターのホームページをご確認ください。

≪参考≫東京都合格率

2024年度東京都合格率:36.3%
(2023年度全国合格率:21.0%)

【合格基準点】
1 介護支援分野 :18点
2 保健医療福祉サービス分野:25点

参照元:公益財団法人東京都福祉保健財団

各都道府県の試験センターはこちらから確認できます。→試験センター一覧
全国の正式な合格率は後日厚生労働省から発表があります。

1.ケアマネ試験の受験者数・合格率推移

第27回(2024年度)介護支援専門員実務研修受講試験(ケアマネジャー試験)の受験者数は53,718名で、昨年よりも2,700名ほど少なくなっており、試験方法が変更になった2021年度以降、最も少ない受験者数となっています。全国の合格者数・合格率は厚生労働省より公表後、掲載いたします。

参照元:厚生労働省第27回介護支援専門員実務研修受講試験・受験者数

2.合格基準について

ケアマネジャー資格試験は、「介護支援分野」が25問、「保健医療福祉サービス分野」が35問の全60問出題されます。
各分野で正答率70%以上が合格ラインですが、合格基準は試験内容の難易度により調整されます。

2024年度のケアマネ試験の合格基準点は、東京都を参考にすると、介護支援分野が18点、保健医療福祉サービス分野が25点で、2023年度よりも高くなっていました。

 

参照:東京都保健福祉局

3.第27回(2024年度)試験 総評(三幸福祉カレッジ講師 小林桂子)

第27回介護支援専門員実務研修受講試験を受験の皆様、お疲れ様でした。試験の総評をしたいと思います。

まず、試験を終えての全体の印象は、「顕著な易化」です。法改正年でもありましたので、難化の予想もありましたが、第27回は、びっくりするほど易しい問題が多く出題されていました。「3つ選べ」が増加したことも易化した要因の1つかと考えられます。したがって、合格基準は上がることが予測されます。
次に、分野別に内容を分析します。

【介護支援分野】
問題1から、介護保険制度の基礎知識というよりは、社会情勢の変化を問われる問題が出題されました。そして、暗記していたがどうかが問われる問題が(問題7、13、17、19)の4問出題されました。基本的知識でしたので、覚えていた受験生は容易に正答を導きだせたかと思います。
三幸福祉カレッジ独自分析(自己採点サービス)では、問題15「介護保険審査会」の問題が、正答率26%と最も低い正答率となりました。介護保険審査会は、頻出項目であり、過去にも出題実績が多くあるので、得点したい問題でした。第27回は、事例問題が3問⇒2問へ減少しましたが、事例問題の難易度は例年通りといえるでしょう。
【保健医療サービスの知識等】
難問奇問の出題なく、基本的な知識を問う問題ばかりでした。適切なものを3つ選べ形式が多く、5択の中で、誤りの選択肢の2つを容易に消去できるような問題ばかりでしたので、受験生の多くが簡単だったという印象をもったと思います。よって、平均点も高くなると考えられます。三幸福祉カレッジの独自分析(自己採点サービス)でも、現在のところ正答率が90%と高い数値が出ています。次回第28回も基本的な問題が出題されることが予測されますので、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことが必須です。
【福祉サービスの知識等】
3分野の中では、一番難しかったという印象をもった受験生も多いかも知れません。
例年通りの出題内容ではありましたが、問題50からのサービスは、人員基準や運営基準の詳細が問われた問題も多く出題されました。これが難しいという印象に繋がったのではないかと考えられます。
関連諸制度は、生活保護制度や成年後見制度と例年通りの出題傾向でしたので、保健医療サービスの知識等同様に、次年度の対策としては、過去問題に繰り返し取り組むことからはじめるとよいでしょう。

4.合格後の手続き

ケアマネジャーとして働くためには、試験に合格後、「実務研修の受講」および「資格登録」を行う必要があります。
この3点が完了しないと、ケアマネ業務に就くことはできませんので、忘れないように手続きを進めましょう。

①「介護支援専門員実務研修」を受講する

年に数回、各都道府県で実施されています。

15日間の講習+3日間の実務(87時間以上の研修)の受講を全日程出席して修了となりますので、必ず出席しましょう。

②各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録

介護支援専門員実務研修を修了したら、3ヶ月以内に各都道府県の「介護支援専門員資格登録簿」へ登録申請を行わなければなりません。

申請先や必要書類は各都道府県によって異なりますので、詳細は合格通知に同封されている案内を確認しましょう。

③介護支援専門員証の交付申請

ケアマネとして仕事をするためには、都道府県の知事が発行する介護支援専門員証の交付が必要となります。

介護支援専門員証の交付は、③の登録申請と同時に行うことができるため、あわせて申請しておくことをおすすめします(別途、手数料が必要)

※手数料や必要書類は都道府県によって異なりますので、必ず申請する地域の情報を確認してください

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5.これから受験予定の方へ

三幸福祉カレッジでは、ケアマネジャー試験合格を目指す方のために、無料講習会を全国各地で実施しています。
また、その無料講習会を動画でご視聴いただけます。
合格のための、試験のポイントや合格するための勉強法をご紹介しています。

スマホやパソコンでいつでもどこでもご視聴いただけるので、ぜひご覧ください。

この記事の監修者

三幸福祉カレッジ 編集部

実務者研修・初任者研修を全国で開講している三幸福祉カレッジです。介護の仕事や資格について皆さんが疑問に思っていることや気になること、話題の情報を更新しています。

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