介護士と介護福祉士の違いとは?資格や仕事内容、給与の違いについて解説-三幸福祉カレッジ

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2022.08.31お役立ち情報
介護士と介護福祉士の違いとは?資格や仕事内容、給与の違いについて解説


介護業界の資格や職種には、似たような名称のものがあります。特に、初めて介護の資格を取得しようと考える方の中には、介護士と介護福祉士の違いに戸惑われる方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、介護業界初心者の方でもわかるように「介護士」と「介護福祉士」の違いについて解説します。

介護士とは

介護士とは、資格の有無に関わらず、介護業務に従事している方を総称して介護士と呼びます。
国家資格である介護福祉士や、公的資格である介護職員初任者研修(旧:ホームヘルパー2級)の資格を持つ方や、無資格の方も含め、介護サービスを提供している介護職員を総称した表現です。

介護福祉士とは

介護福祉士は、社会福祉士及び介護福祉士法に基づいた介護福祉分野で唯一の国家資格です。 介護福祉施設や事業所でサービスを行うことはもちろん、より幅広い知識を活かし、サービス提供責任者の役割を担うなど、他の介護職員への指導を行い、ご利用者とその家族をよりよい生活に導いていくのが介護福祉士の役割です。

※サービス提供責任者とは
サービス提供責任者とは、訪問介護事業所において、介護サービスを提供する責任者のことです。厚生労働省や各都道府県により、配置条件や、資格要件などが定められています。
業務内容は、①訪問介護計画の作成②利用申込みの調整③利用者の状態変化、サービスへの意向の定期的な把握④居宅介護支援事業者との連携(サービス担当者会議出席等)⑤訪問介護員に対しての具体的援助方法の指示及び情報伝達⑥訪問介護員の業務の実施状況の把握⑦訪問介護員の業務管理⑧訪問介護員に対する研修、技術指導等、多岐にわたります。

参考:訪問介護における サービス提供責任者について(厚生労働省)

介護士と介護福祉士の違い

資格の有無

介護士と介護福祉士の最も大きな違いは、資格の有無です。
介護士は、資格の有無に関わらず、介護業務に従事する方全般を指すのに対して、介護福祉士は、国家試験に合格し、登録した方のみが名乗ることができる国家資格です。

仕事内容

介護士、介護福祉士ともに、介護施設や訪問介護の現場などにおいて、ご利用者の心身の状況にあわせた介護サービスを提供することが仕事ですが、その中でも介護福祉士は、専門的な知識やスキルをもって、介護サービスを行い、さらには介護職員に対して、介護に関する指導を行うことも求められ、介護士をまとめるリーダー的な役割や管理職などを任せられることもあります。

参考:介護福祉士の概要について (厚生労働省)

給与・待遇

給与・待遇についても、介護士と介護福祉士を比較すると、基本給や賞与額、資格手当などによって、大きな差があります。
厚生労働省の令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果によると、無資格の介護職員の平均給与額は275,920円。それに対して、介護福祉士の平均給与額は、329,250円です。その差は53,330円です。

参考:「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」(厚生労働省)

介護福祉士になるメリット

介護福祉士になるためには、実務経験と勉強が必要ですが、給与アップが期待できる他にも多くのメリットがあります。介護職として働く人には、ぜひ目指していただきたい資格です。

給与・待遇がよくなる

介護福祉士が職員に多くいることで、事業所は、加算を受けることができます。そのため、介護福祉士になると、資格手当や給与アップが見込めます。先ほども述べましたが、無資格の介護職員と介護福祉士の平均給与額の差は、53,330円とのデータもあります。

参考:「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」(厚生労働省)

現場での実践を体系的に学ぶことができる

介護福祉士になるためには、介護福祉士実務者研修を修了する必要があります。実務者研修では、日々介護現場にて実践していることを体系的に学び直します。提供するサービスの根拠を考えられるようになり、よりご利用者に寄り添った介護サービスが提供できるようになります。

キャリアアップを目指せる

介護福祉士は、専門的な知識やスキルをもって、介護職員の指導を行ったり、他職種とも連携しながら、ご利用者の状態に合わせた介護サービスを提供するプロフェッショナルです。職場では、リーダーや管理職へのキャリアアップを目指すことができます就職や転職の際にも、有利になることが多いです。
また、介護福祉士として5年以上の実務経験を積むことで、介護支援専門員(ケアマネジャー)を目指すことができ、さらなるキャリアアップを目指すこともできます。

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まとめ

介護士と介護福祉士の違いについて、ご理解いただけましたでしょうか。介護士として働きたいとお考えの方は、ぜひ介護福祉士を目指して、キャリアアップしてきましょう。

  • 介護士は資格の有無に関わらず、介護業務に従事する職員を総称した呼び方
  • 介護福祉士は介護福祉分野唯一の国家資格
  • 介護福祉士になると給与・待遇アップが期待でき、就職・転職にも有利

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