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2021.10.18お役立ち情報
2025年問題とは?これからの介護職に求められるもの

みなさんは、昨今話題になっている「2025年問題」というワードをご存知でしょうか。

日本が超高齢化社会を迎えようとしているという話は、たびたび耳にされているかと思いますが、約3年後には、この「2025年問題」が現実のものとなって、雇用や医療・福祉など、さまざまな形で私たちの身に降りかかってくると言われています。

では具体的にどのような影響を及ぼし、どのような対策をすべきなのか。

この記事では特に問題視されている「介護」に焦点を当て、2025年問題を紐解いていきます。

2025年問題の概要

2025年問題とは、第一次ベビーブーム(1947〜1949年)に生まれた「団塊の世代」と呼ばれる人たちが後期高齢者(75歳)になることで起こるさまざまな問題のことを指します。

具体的には、2025年には75歳以上の後期高齢者人口が2,179万人に達すると推計されており、その割合は全人口に対して18.1%と決して少ない数字ではありません。

<参考>厚生労働省「今後の高齢者人口の見通しについて」

「前期高齢者(65歳〜74歳)」を含めると、65歳以上の高齢者数は3,657万人となり、その比率はなんと30.3%。

まさに若者2.4人で1人の高齢者を支える時代が、もうすぐそこまで来ているのです。

<参考>厚生労働省「今後の高齢者人口の見通しについて」

2025年問題が社会に与える影響

では、具体的にどのような社会問題が挙げられているのでしょうか。

後期高齢者が急増することによって、企業の人材不足や医療費の増大が注目されていますが、実はそれ以外にも課題は山積みなのです。

ここでは介護業界で考えられる2025年問題を3つ挙げてみました。

介護業界の2025年問題

①人材不足

厚生労働省が発表したデータによると、2025年度には約243万人の介護職員が必要となることがわかりました。

<参考>厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」

これは2019年度時点で在職していると発表された211万人よりも+約32万人確保する必要があり、年間5.3万人ずつ介護職員が増えなければ追いつきません。

現在の日本は高齢化だけでなく、少子化も大きな問題となっているため、介護を必要としている人が増加をたどる一方で労働者が減る少子高齢化の影響は、他業種と比べても深刻と言えるでしょう。

②高齢者の貧困問題

内閣府が発表する以下の表を見ると、男女ともに年齢が上がるにつれて貧困率が増しており、総じて男性よりも女性の貧困率は高く、その差は高齢期になるとさらに拡大していることがわかります。

<参考>内閣府「2、高齢者の経済状況」

その要因として考えられるのは、「単身世帯の増加」ではないでしょうか。

単身世帯は夫婦世帯に比べて、公的年金の平均受給額が少なくなるにも関わらず、住居費や光熱費、食費など1人当たりの生活コストは上がると言われております。

人生100年時代において「働けないのにお金がない」といった高齢者が増えることは、今後あらゆる社会問題に発展すると言えるでしょう。

③独居老人の増加

一人暮らしをする高齢者が増えることで問題になるのは、お金の話だけではありません。

例えば、認知症。

以下の「65歳以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計」についてみると、2012年は認知症高齢者数が462万人と、65歳以上の高齢者の約7人に1人でしたが、2025年には約5人に1人になるとの推計されています。

<参考>厚生労働省「認知症高齢者数の推計」

もし親が突然に認知症になったら、あなたはどうしますか。

今後ますます高齢化が進む中で、すんなり施設へ入居したり、希望通りにデイサービスを利用できるとは限らず、親を見守るために働き方を変えたり、仕事を辞める選択をする人が増えるかもしれません。

介護人材確保のための取り組み

介護業界における人材不足を解消すべく、政府もさまざまな取り組みを進めています。

例えば、2019年10月に「勤続10年以上の介護福祉士」を基本に月8万円以上の給与アップもしくは年収440万円以上に設定するといったルールを持つ「特定処遇改善加算」制度が導入されたことで平均給与額が上がっていることがわかりました。

<参考>三幸福祉カレッジ「介護福祉士になれば給料はどのくらい上がる?気になるお金事情について」

また介護福祉士を目指す学生へ、養成施設等を卒業後に資格を取得し、対象となる介護等業務に一定期間従事した場合、貸付金の返還が免除となる「修学資金貸付」が設けられたり、一旦介護現場を退いた人への再就職準備金貸付などもあります。

2025年問題に向けて介護職がやるべきこと

日本の高齢者問題は今後ますます複雑化し、包括的なケアが必要になることは間違いありません。

その中で特に介護職は幅広い専門知識を持つ人材が求められます。なぜなら、相手は機械ではなく心を持つ人間だから。

介護業界の人材不足が叫ばれ始めて長くなりますが、それは人数さえ揃えば良いわけではなく、正しい知識を持ち、誠実な対応で高齢者やその家族に接することができる人材が求められるからこそ、一筋縄ではいかないのかもしれません。

まとめ

介護職は無資格・未経験でもスタートできるため、何歳からでも挑戦しやすいことが魅力の1つとなっていますが、専門知識を身につけておくことで、1ランク上の関わりや提案を実行できるでしょう。

また資格を取得することで、昇進や給与アップも期待することができます。

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