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2025.03.07
お得情報
【3/13(木)スタート】 介護事務講座 通信コース 30%OFFキャンペーン三幸福祉カレッジ姉妹校・日本医療事務協会では、介護事務の資格取得にチャレンジする方を応援するため、介護事務講座(通信コース)受講料30%OFFのキャンペーンを実施します。 介護事務はデスクワークが中心なので、体力的な負担を減らしたい介護職の方のスキルアップにもおすすめ! 日本医療事務協会の介護事務講座は、現役ケアマネジャーや施設管理者の皆さまにもお役立ていただいている実務直結の講座です。 ぜひ、この機会にご検討ください。 ≪キャンペーン概要≫ ■受講料:30%OFF 【介護事務講座 通信コース】 43,000円(税込47,300円) → 30%OFF価格 30,100円(税込33,110円) ■キャンペーン期間:2025年3月13日(木)~2025年4月10日(木) ※キャンペーン価格は3/13(木)から適用されます。 ≪介護事務講座通信コース3つのポイント≫ ポイント①学習コンプリート動画でサクサク学習! テキストを完全網羅した学習コンプリート動画。講師がわかりやすく解説しているので理解が深まります。 ポイント②課題はwebで解答。解説の待ち時間は0分! 課題は専用のwebページから簡単に行うことができます。解説もすぐに確認ができるので、無駄な時間がありません。 ポイント③スマホとオリジナルテキストで自由な学び! 移動中やスキマ時間はスマホからweb学習。自宅ではオリジナルテキストを広げてじっくり学習。ご自宅のライフスタイルに合わせて効率よく学習を進められます。 ≪受講生の声≫ ▼ 作間健一さん デイサービスの施設で介護職員として働いています。介護事務の勉強をすることで、利用者さまからの疑問にしっかりと答えられるようになりました。さらに会社からは社会福祉主事の資格を取るように勧められるなど、新たな可能性を開くことにも繋がっています。 ※キャンペーン価格は3/13(木)から適用されます。 日本医療事務協会
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2025.03.03
介護コラム
実務者研修の受講に利用できる母子(父子)家庭向けの給付金制度とは介護業界でキャリアアップを目指す際に欠かせないのが実務者研修(介護福祉士実務者研修)です。実務者研修を修了することで、介護福祉士の国家試験を受験できるだけでなく、サービス提供責任者としての業務も可能になります。 しかし、実務者研修の受講には約10万円〜25万円の費用がかかることが一般的で、一人で子供を育てるシングルマザーやシングルファーザーにとって、この負担は決して小さくありません。 そんな中、自治体が提供する母子(父子)家庭向けの給付金制度を活用することで、負担を軽減できる可能性があります。 今回は、実務者研修の受講に利用できる「自立支援給付金事業」の内容や支給条件について詳しく解説します。 関連記事: 実務者研修は難しい?難易度や合格率を紹介 https://www.sanko-fukushi.com/news/jitumusha_muzukashii_colimu/ 介護福祉士実務者研修の科目・受講時間・費用に関する免除制度を解説! https://www.sanko-fukushi.com/news/jistumusha_menjo-colum/ 1. 「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業」とは? こども家庭庁は、各自治体と連携して、母子家庭や父子家庭などのひとり親世帯の自立を支援するために、「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業」(以下、自立支援給付金事業)を運営しています。 この事業は、経済的な理由でキャリアアップや就労の第一歩を踏み出すことが難しい人々を支援し、同時に昨今の人材不足を解消する一助となることを目的としています。 自立支援給付金事業には、大きく分けて「自立支援教育訓練給付金」と「高等職業訓練促進給付金」の2つがあります。 「自立支援教育訓練給付金」は、ひとり親家庭の親が主体的に能力開発に取り組むことを支援するもので、介護職員初任者研修や介護福祉士実務者研修などの職業能力開発のための教育訓練を受講した際に、受講料の一部を支給する制度です。 一方、「高等職業訓練促進給付金」は、看護師や介護福祉士などの資格取得を目指す長期的な訓練を受ける際に、生活費の一部を支援する制度です。 自立支援給付金事業を利用することで、ひとり親世帯が実務者研修を受講する際に、受講料の一部が給付金として補助され、経済的負担を軽減することが可能です。具体的な支給額や条件は自治体によって異なる場合があるので、詳細についてはお住まいの自治体の窓口にお問い合わせしましょう。 2.自立支援給付金事業における「自立支援教育訓練給付金」の詳細 「自立支援教育訓練給付金」は、ひとり親家庭の親が仕事に役立つ資格やスキルを習得するために、指定された教育訓練を受講する際、その費用の一部を補助する制度です。受講料の60%が給付されるため、経済的負担を軽減しながらキャリアアップを目指せます。 介護福祉士実務者研修などの講座も対象となっており、給付を受けることでより手軽に学習を進めることが可能です。 ここでは、具体的な支給額や条件について解説します。 ①自立支援教育訓練給付金の支給額 自立支援教育訓練給付金は、受講料の60%が給付金として支給されます。ただし、給付額には下限と上限があり、最低1万2,001円、最高20万円となっています。例えば受講料が30万円の場合、18万円が給付されます。一方、受講料が2万円の場合は60%の1万2,000円ですが、下限額に満たないため支給対象外です。 そのため、受講を検討する際には、自分が選択した講座の受講料が支給条件を満たしているかを事前に確認することが重要です。支給額は受講修了後に支払われるため、一時的に自己負担する必要がある点も理解しておくべきポイントです。 ②自立支援教育訓練給付金の条件 自立支援教育訓練給付金を受け取るには、いくつかの条件を満たす必要があります。主な条件を以下の表にまとめました。 また、申込には自治体への事前相談が必須となっており、適用対象の確認を行う必要があります。講座によっては対象外となるものもあるため、詳細はお住まいの自治体の窓口で確認しましょう。 出典:こども家庭庁「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業」について https://www.cfa.go.jp/policies/hitori-oya/jiritsu-shien-kyuufukin/ 3.自立支援給付金事業における「高等職業訓練促進給付金」の詳細 「高等職業訓練促進給付金」は、ひとり親家庭が特定の職業訓練を受ける際に、訓練期間中の生活支援として給付金が支給される制度です。 対象となる訓練は、介護福祉士や看護師、保育士などの国家資格や、就職に結びつきやすい資格を取得するためのカリキュラムです。 訓練中は毎月10万円(住民税課税世帯は月額7万円程度)が支給され、修了後は5万円が支給されます。 自立支援教育訓練給付金とは異なり、長期的な訓練と資格取得に特化した支援が行われます。 ①高等職業訓練促進給付金の支給額 高等職業訓練促進給付金は、訓練期間中と修了後に異なる支給額が適用されます。訓練を受けている期間中は月額10万円(住民税課税世帯は70,500円)が支給され、修了後には月額5万円(住民税課税世帯は25,000円)が支給されます。 資格取得を目指して訓練を受ける場合、高等職業訓練促進給付金を活用することで、生活費の負担が軽減されます。 ②高等職業訓練促進給付金の条件 高等職業訓練促進給付金を利用するには、いくつかの条件があります。条件を以下の表にまとめました。 出典:こども家庭庁「高等職業訓練促進給付金のご案内」 https://www.cfa.go.jp/policies/hitori-oya/syokugyou-kunren/ 4.【自治体別】自立支援給付金の取り組み事例 自立支援給付金事業は、自治体によってその名称や条件が若干異なります。 自立支援給付金は、ひとり親家庭の経済的な負担を軽減し、職業能力を支援することを目的としています。多くの自治体で、実務者研修をはじめとした教育訓練を受講するための支援を行っており、ここでは各自治体の取り組み事例を紹介します。 事例① 東京都大田区「母子家庭及び父子家庭自立支援給付金」 東京都大田区では、「母子家庭及び福祉家庭自立支援給付金」を通じて、ひとり親家庭の自立支援に力を入れています。この給付金は、指定された教育訓練講座の受講を促進し、ひとり親家庭が安定した職業を得るためのサポートを提供しています。 【自立支援教育訓練給付金】 <対象者> 20歳未満の子どもを扶養する母子家庭の母または父子家庭の父 大田区に住民登録があり、児童扶養手当の支給を受けていること <対象資格> 介護福祉士、保育士、看護師などの資格取得を目指す講座 <支給額> 受講料の60%(上限20万円) 【高等職業訓練促進給付金】 <対象者> 同様に20歳未満の子どもを扶養する母または父で、大田区在住 児童扶養手当受給者または同等の所得水準 <対象資格> 介護福祉士、保育士、理学療法士など <支給額> 市民税非課税世帯:月額10万円、最終年14万円 出典:大田区「母子家庭及び父子家庭自立支援給付金」 https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/kodomo/shien/shien/boshiziritsu.html ※大田区での支給条件や申請方法については、大田区の公式サイトにて具体的な手続きや必要書類について確認できます。質問や不明点がある場合は、大田区の担当部署に直接お問い合わせすると、さらにスムーズに進められます。 事例② 大阪府茨木市「ひとり親自立支援給付金事業」 大阪府茨木市は、ひとり親家庭に向けた「ひとり親自立支援給付金事業」を提供しており、就業や資格取得にかかる費用の支援を行っています。この支援により、ひとり親家庭の生活が安定し、キャリアの向上が可能になります。 【自立支援教育訓練給付金】 <対象者> 茨木市に在住し、20歳未満の子どもを扶養している母子家庭の母、または父子家庭の父 児童扶養手当の支給を受けている、または相当の所得のある人 <対象資格 > 介護福祉士、保育士などの職業訓練 <支給額> 受講料の60%(上限20万円) 【高等職業訓練促進給付金】 <対象者> 茨木市在住し、20歳未満の子どもを扶養している母子家庭の母または父子家庭の父 児童扶養手当受給者 <対象資格> 介護福祉士、保育士、看護師など <支給額> 市民税非課税世帯:月額10万円、最終年14万円 出典:茨木市「ひとり親自立支援給付金事業、母子・父子・寡婦福祉資金」 https://www.city.ibaraki.osaka.jp/kikou/kodomoikusei/kodomos/menu/hitorioya/shien.html ※茨木市での自立支援給付金に関する詳細な情報は、茨木市の公式サイトに記載されています。給付金の受給には、必要な申請書類や手続きがあるため、事前に窓口で相談しましょう。 事例③ 福岡県福岡市「ひとり親家庭自立支援給付金事業」 福岡市では、ひとり親家庭が安定して生活できるよう、「ひとり親家庭自立支援給付金事業」を通じて、教育訓練費用を支援しています。この事業は、ひとり親家庭の経済的な負担を軽減し、就業機会の拡大を図るものです。 【自立支援教育訓練給付金】 <対象者> 福岡市に住むひとり親家庭の母または父で、20歳未満の子どもを扶養している 児童扶養手当の支給を受けている、または同等の所得水準 <対象資格> 介護福祉士、保育士、理学療法士など <支給額> 受講料の60%(上限20万円) 【高等職業訓練促進給付金】 <対象者> 福岡市内在住のひとり親家庭の母または父で、20歳未満の子どもを扶養している 児童扶養手当受給者または同等所得者 <対象資格> 介護福祉士、保育士、看護師など <支給額> 市民税非課税世帯:月額10万円、最終年14万円 出典:福岡市「ひとり親家庭自立支援給付金事業」 https://www.city.fukuoka.lg.jp/kodomo-mirai/k-katei/child/hitorioyakateijiritukyuufukin.html ※福岡市での自立支援給付金に関する具体的な条件や申請方法は、福岡市の公式サイトで確認できます。手続きに関して疑問があれば、市役所の担当課に相談し、必要書類を整えてから申請を行うと良いでしょう。 5.自立支援給付金事業を利用して実務者研修を受けるには? 自立支援給付金事業を利用して実務者研修を受講するには、まずはお住まいの地域の保健福祉センターなどの担当窓口で事前相談を行う必要があります。この相談を通じて、給付金の支給可否が審査されます。 申請に際しては、以下の書類が必要となる場合があります。 • 申請書 • 児童扶養手当証書の写し • 給付金支給要件回答書 • 受講予定の講座案内書 これらの書類を整えるため、講座申込の1カ月前には相談を開始することをおすすめします。また、受講対象講座としての指定を受けるための手続きや給付金申請に関する注意点については、各自治体の公式サイトや専門の情報サイトで確認できます。 6.自立支援給付金事業に関するよくある質問(Q&A) 自立支援給付金事業に関してよく寄せられる質問をQ&A形式でまとめてみました。 Q1:ひとり親の家庭でなければ利用できない? 原則として、母子家庭・父子家庭などのひとり親が対象です。ただし、配偶者が健在でも、身体障害などの影響で働けず、ひとりで子育てを行いながら生計を支えている家庭は、ひとり親世帯として自立支援給付金事業の対象となるケースもあります。 Q2:自立支援給付金事業は何度でも利用できる? 自治体によって異なりますが、「過去に自立支援給付金事業の支給を受けていないこと」を条件とする自治体が多いです。そのため、再度の利用を希望する場合は、事前にお住まいの自治体に確認しましょう。 7.まとめ 今回は、実務者研修の受講に利用できる「自立支援給付金事業」の内容や支給条件について詳しく解説しました。 自立支援給付金事業は、ひとり親家庭の教育訓練や職業訓練を支援するための制度です。実務者研修を受けるためには、事前に地域の保健福祉センターで相談し、必要書類を準備して申請を行うことが求められます。 支給条件や手続きに関する情報は、自治体ごとに異なるため、公式サイトを確認し、詳細な条件や申請方法を事前に確認することが必要です。
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2025.02.03介護職員初任者研修は独学で取得できる?働きながら取得する方法は?
介護職員初任者研修(以下、初任者研修)は、介護の基本を学ぶための第一歩として多くの人が目指す資格です。 しかし「独学で取得できるのか?」「働きながらでも目指せるのか?」と不安に感じる人も多いのではないでしょうか。 そこで今回は、初任者研修のカリキュラム内容や働きながら取得するためのスケジュール、効率的に学ぶためのコツを詳しく解説します。 1.初任者研修を独学で取得できない理由 初任者研修は、介護職を目指すうえで欠かせない基礎資格ですが、結論として独学で取得できません。 その理由は、厚生労働省が定めたカリキュラムにおいて、全130時間のうち89.5時間が通学での実習(スクーリング)を必要としているためです。 このスクーリングには、ベッドメイキングや車椅子への移乗、体位変換といった実技演習が含まれ、実際の介護現場で必要とされるスキルを習得することが求められます。 通信コースを提供しているスクールでも、実技演習は必ずスクールに通って行われます。介護の技術をプロの講師から直接学べるだけでなく、同じ目標を持つ受講者との交流を通じて、就職活動に向けた情報交換や人間関係の構築といった貴重な機会も得られます。 独学で取得できない点は残念に感じる人もいるかもしれませんが、実践的な学びを深めるための重要なステップです。現場での即戦力としてのスキルを学ぶことができ、介護職として働き始める際の自信につながります。 2.働きながら初任者研修の取得を目指すのは可能? 初任者研修は独学での取得はできませんが、働きながら資格取得を目指すことは十分に可能です。初任者研修は一部のカリキュラムが自宅学習で対応可能、学校によっては週1回のクラスもあり、働きながらでも資格取得を目指すことはできます。 ①一部カリキュラムは自宅学習が可能 初任者研修では、全130時間のカリキュラムのうち40.5時間が自宅学習で対応可能です。テキストや教材を使って基礎知識を学び、自分のペースで学習を進められるため、仕事や家事で忙しい人にとっても受講しやすい仕組みです。 日々のスケジュールに合わせて効率的に学べる点が魅力です。 ②受講時間が他の介護の資格よりも短い 初任者研修は、全130時間の受講時間が必要とされていますが、他の介護の資格と比較すると短時間で修了が可能です。例えば、実務者研修は450時間以上必要なため、初任者研修は比較的取得しやすい資格と言えます。 短い受講時間のため、早く資格を取得したいという方におすすめの資格です。 ③修了試験の難易度が比較的低い 初任者研修の修了試験は、研修内容をしっかり理解していれば合格可能です。 試験では、研修の学びを基にした基本的な内容が出題されるため、講義の内容を理解していれば、合格が見込めます。 初任者研修の修了試験の難易度の低さが、初めて介護分野に挑戦する人にとって取得のハードルを下げ、資格取得を目指しやすくしています。 ④受講可能なスクールが全国各地にある 初任者研修は、全国各地に多くのスクールが存在し、職場や自宅から通いやすい立地で受講先を見つけやすい点が魅力です。さらに、スクールごとに展開されているクラスの種類も豊富で、週1回クラス、短期集中クラスなど、ライフスタイルや資格を取りたタイミングに合わせて選ぶことができます。 3.初任者研修のカリキュラム内容と受講スケジュール 「独学での取得が無理なら、働きながらでもチャレンジしたい」「働きながら受講する場合のスケジュールについて事前に把握しておきたい」と考える人へ、初任者研修のカリキュラム内容や受講の流れを紹介します。 ①初任者研修のカリキュラム 初任者研修は、介護に必要な基礎知識を学ぶ部分から、実際の介護現場での実習まで幅広い内容が含まれています。 参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について(初任者研修・生活援助従事者研修関係)」 ②「通信+通学コース」における受講の主な流れ 「通信+通学コース」では、自宅学習とスクーリング(通学)を組み合わせて学習を進めていきます 自宅学習では、40.5時間の学習を行います。受講初日にテキストが配布され、基礎的な知識を自宅で学んでいきます。通信課題を通じて、福祉の基本や介護の理念、介護保険制度について学習し、通学講習の理解を深めます。 スクーリングでは、実技や講義を通じて、実際の介護技術や福祉制度を学びます。基本的な受講スケジュールは以下の通りです。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「通学学習 初任者研修」 4.初任者研修を効率良く取得するためのコツ 働きながら初任者研修の取得を目指す人に向けて、できる限り早く効率的に資格を取得するためのコツを3つ紹介します。 この3つを実践することで、スムーズに学習を進めることができます。 ①週3~4日の短期集中クラスを選択する 初任者研修のクラスには、週1日、週2〜3日、週4日の選択肢があり、取得期間はクラスによって異なります。週1日のクラスは約3カ月半、週2〜3日は約2〜3カ月、週4日の短期集中クラスは約1〜2カ月で修了します。 できるだけ早く資格を取得したい人には、週3〜4日通学するクラスを選ぶのがおすすめです。自分の希望に合わせて、効率よく学習を進めることができます。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「初任者研修の最短取得期間|取得方法・費用・スクール選びのポイント」 ②自宅学習中はスクールで配布された教材に集中する 自宅学習中は、スクールで配布された教材に集中しましょう。教材にしっかり取り組むことで、修了試験をクリアするための十分な知識を得られます。 複数の教材を使うよりも、指定された教材をしっかり読み込むことが合格への近道です。 ③分からない部分があればすぐに講師へ質問・相談する 自宅学習で分からない部分が出てきた場合は、すぐに講師に質問・相談することが大切です。 疑問点をそのままにせず、通学時に直接質問し、早めに解決しましょう。 5.自分に合ったスクールを選ぶポイント 初任者研修を働きながら効率よく取得するためには、自分に合ったスクールを選ぶことが重要です。 ここでは、自分に合ったスクールを選ぶ際のポイントを3つ紹介します。 ポイント①通いやすい立地にあるか 初任者研修を受講する際、スクールの立地は非常に重要です。通学がスムーズであれば、通学時間の負担が軽減され、学習に集中しやすくなります。 駅近や駐車場があるスクールも多いので、立地や周辺環境もチェックして、自分に合ったスクールを選びましょう。 ポイント②自分に合った受講日程を選択できるか 初任者研修を効率的に進めるためには、自分のライススタイルに合わせた受講日程を選びましょう。働きながら取得を目指す場合は、土日クラスやを提供するスクールが便利です。 また、短期間で取得したい場合は、集中型の短期クラスを選択することも一つの方法です。スケジュールに余裕を持ち、無理なく学習を進められるように、事前に確認し自分に最適なプランを選びましょう。 ポイント③就職サポートがあるか 初任者研修の資格取得後、介護職として働きたいと思っている方が多いと思います。学校によっては、就職活動をサポートしてくれる、専任の担当者がいる場合が多く、受講料も負担してくれる学校もあるため、就職を検討している方は、チェックしましょう。 参考:三幸福祉カレッジ 就職応援制度 6.初任者研修に関するよくある質問(Q&A) 初任者研修に関してよく寄せられる質問を2つ紹介します。資格取得を目指す人が疑問に感じやすい内容をまとめました。 Q1:初任者研修は最短どれくらいで取得できる? 初任者研修の最短取得期間は約1カ月です。これは、週に4日のペースで通学し、短期間で集中して学習を進める場合のスケジュールです。しかし、働きながら資格取得を目指す人にとって、現実的な最短取得期間は2〜3カ月程度です、週に2〜3日や週1日の通学クラスを選ぶことで、無理なく学習と仕事を両立させながら、着実に研修を進めることができます。 自分のライフスタイルに合わせたスケジュールを選択することが重要です。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「初任者研修の最短取得期間|取得方法・費用・スクール選びのポイント」 Q2:初任者研修の修了試験に落ちたらどうなる? 初任者研修の修了試験に落ちた場合でも、再試験が提供されています。 基本的に再試験は無料で受けられますが、理想は一発合格です。とはいえ、初任者研修の試験は難易度が低いため、ほとんどの受講者は一度で合格しています。 しっかりと学習し、試験に臨むことで、スムーズに資格を取得できるでしょう。 7.まとめ 今回は、初任者研修のカリキュラム内容や働きながら取得するためのスケジュール、効率的に学ぶためのコツを詳しく解説しました。 初任者研修は、実践的な知識を学べるカリキュラムが組まれています。働きながら初任者研修を取得したい人に最適な「通信+通学」では、自宅学習とスクーリング(通学)を組み合わせて学習を進めていきます。通信学習と通学のバランスをとることで、忙しい人でも無理なくスケジュールを組むことが可能です。 効率良く初任者研修を取得するためのコツは、週3~4日の短期集中クラスを選択、自宅学習中はスクールで配布された教材に集中し、分からない部分があればすぐに講師へ質問・相談することです。また、ライフスタイルに合ったスクールを選ぶことも鍵です。
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2025.02.03
介護コラム
介護職員初任者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度介護職員初任者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度 介護職員初任者研修(以下、初任者研修)は、介護業界への第一歩として多くの人が受講を検討する重要な研修ですが、費用が心配と感じている人もいるのではないでしょうか。そのように感じている人は、国や自治体が提供する助成金・補助金制度、さらにスクール独自の割引を活用することで、受講費用を抑えることが可能です。 そこで今回は、初任者研修の受講費用の概要と、受講費用を軽減できる具体的な制度をご紹介します。 1.初任者研修とは 初任者研修とは、介護業界で働くための基礎知識と技術を学ぶための資格取得講座です。初任者研修は、ホームヘルパー2級に代わるもので、介護の現場で即戦力として活躍するための基盤を築くことを目的としています。 主なカリキュラム内容としては、高齢者や障害者に対する基本的な介護方法、コミュニケーションスキル、身体介護の技術、そして介護保険制度の仕組みなどがあります。講義や演習、実習を通じて、現場で必要とされる知識と実践力を総合的に身につけることができます。 介護の現場で基礎を固め、利用者に安心感を提供する初任者研修は、介護の世界への扉を開く重要な資格といえるでしょう。 2.初任者研修の受講費用 初任者研修の受講費用の相場は、約4万円〜10万円と幅があります。 この金額の違いは、スクールごとの運営方針や提供するサポート内容によって異なるためです。例えば、立地や施設設備の充実度、講師の経験、学習サポートの有無が費用に影響します。 ただし、受講費用が異なっても、基本的なカリキュラム内容や学習期間に大きな違いはありません。どのスクールを選んでも介護の基礎をしっかり学ぶことができます。そのため、自分に合ったスクールを選ぶ際は、費用だけでなく、通いやすさやサポート体制も含めて総合的に判断することが大切です。 3.初任者研修で利用できる助成金・補助金5選 初任者研修を取得したいけれど余裕がないと悩んでいる人に朗報です。国や自治体は介護業界の人材確保を目指し、初任者研修の費用を軽減できるさまざまな助成金・補助金制度を提供しています。ここでは、利用できる主な5つの支援制度を紹介します。 ①教育訓練給付制度 教育訓練給付制度は、雇用保険に加入している人が職業能力を向上させるために受講する教育訓練に対して支給される給付金です。 初任者研修を受講する場合も、この制度を活用することで、費用の一部を補助してもらうことができます。 給付額は、受講費用の20%(最大10万円)で、初めて受講する人の場合は、最大20万円まで支給されることもあります。教育訓練給付制度により、自己負担を軽減し、より多くの人が介護の仕事に必要な資格を取得しやすくなります。 ただし、教育訓練給付金を受けるためには、一定の条件を満たす必要があります。 具体的には、過去に一定期間以上、雇用保険に加入していたことが求められます。また、受講する研修が厚生労働省の指定する対象講座であることも確認しておく必要があります。 出典:厚生労働省「教育訓練給付制度」 ②自立支援教育訓練給付金事業 自立支援教育訓練給付金事業は、主にひとり親家庭の親が、再就職に向けて職業訓練を受ける際に、受講費用の一部を支援する制度です。 初任者研修を受講する場合にも、この制度を活用することで受講費用を軽減できます。支給額は受講費用の一部であり、条件を満たす場合に適用されます。 介護業界に転職を希望するひとり親家庭の人々にとって、この給付金を利用することで、負担を軽減しながら資格取得に取り組むことが可能です。 出典:こども家庭庁「母子家庭自立支援給付金及び父子家庭自立支援給付金事業について」 ③求職者支援制度 求職者支援制度は、失業中の人が再就職に向けて必要なスキルや資格を取得するための支援を提供する制度です。 初任者研修を受講する場合にも、求職者支援制度を利用することで受講費用の一部を補助してもらえます。 求職者支援制度の対象となるのは、失業手当を受給していない人で、求職活動をしている人です。受講に必要な費用の一部が支給されるため、再就職に向けたスキルアップのための負担を軽減できます。 支給される金額が研修の内容によって異なるため、詳細は各支援機関や研修機関で確認すしましょう。 出典:厚生労働省「求職者支援制度」 ④短期訓練受講費制度 短期訓練受講費制度は、失業中の人が短期間で職業訓練を受ける際に、その受講費用の一部を支援する制度です。 初任者研修も短期訓練受講費制度の対象となり、受講にかかる費用の軽減を図ることができます。 対象となるのは、求職中の人で、職業訓練を通じて早期に再就職を目指す人です。支給される金額や条件は、研修内容や期間に応じて異なりますが、短期間でのスキル習得が求められるため、経済的負担を軽減しつつ、スピーディーに資格を取得することが可能です。 出典:厚生労働省「短期訓練受講費のご案内」 ⑤介護職員資格取得支援事業 介護職員資格取得支援事業は、介護業界で働く人々の資格取得を支援するために、自治体が提供する助成制度です。 介護職員資格取得支援事業を活用することで、初任者研修を受講する際の経済的負担を軽減できます。 支援を受けるためには申請が必要で、自治体の定めた条件を満たす必要があります。また、研修内容や対象者が限られている場合もあるため、詳細は自治体に確認しましょう。 出典:東京都福祉保健局「初任者研修等資格取得支援事業」 4.助成金・補助金制度の利用以外で受講費用を安くする方法 初任者研修の受講費用を安くする方法として、国や自治体の助成金・補助金制度の利用がありますが、残念ながら誰もが利用できるわけではありません。 そこで、助成金・補助金の対象外となってしまった人におすすめなのが、民間スクールが独自に提供するお得な割引制度です。民間スクールの割引制度を活用することで、受講費用を抑えることが可能です。 ①就職応援制度 就職応援制度とは、初任者研修を修了後に介護業界での就職を希望する人向けに提供される割引制度の一つです。 就職応援制度では、一定の条件を満たすことで受講費用の一部が免除されます。 就職応援制度は、金銭的な負担を抑えつつ、介護業界でのキャリアをスムーズにスタートする絶好の機会を提供します。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「就職応援制度」 ②求職者割引 求職者割引は、現在仕事を探している人を対象に、初任者研修の受講費用を割引する制度です。 例えば、三幸福祉カレッジでは、介護職として就職したい方は、どなたでも受講料が30%OFFになります。この制度は、仕事を失った人や新たなキャリアを築きたい人にとって大きな助けとなるでしょう。就職支援も提供されるため、安心して初任者研修を受講できます。 割引制度の具体的な内容や適応条件はスクールごとに異なるため、事前に確認しましょう。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「お得な受講料割引 介護職員初任者研修」 まとめ 今回は、初任者研修の受講費用の概要と、受講費用を軽減できる具体的な制度をご紹介しました。 初任者研修の受講費用の相場は、約5万円〜10万円と幅があります。この金額の違いは、スクールごとの運営方針や提供するサポート内容によって異なるためです。ただし、受講費用が異なっても、基本的なカリキュラム内容や学習期間に大きな違いはありません。そのため、自分に合ったスクールを選ぶ際は、費用だけでなく、通いやすさやサポート体制も含めて総合的に判断することが大切です。 国や自治体は介護業界の人材確保を目指し、初任者研修の費用を軽減できるさまざまな助成金・補助金制度を提供していますが、誰もが利用できるわけではありません。そこで、助成金・補助金の対象外となってしまった人におすすめなのが、民間スクールが独自に提供するお得な割引制度です。民間スクールの割引制度を活用することで、受講費用を抑えることが可能です。 これを機に、介護職員初任者研修の資格取得への第一歩を踏み出しましょう。
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2025.01.26
試験情報
【試験当日公開】第37回(2025年1月実施)介護福祉士国家試験 解答速報第37回(2025年1月実施)介護福祉士国家試験 解答速報 目次 1.介護福祉士国家試験 解答速報(1月26日(日) 当日公開) 2.介護福祉士国家試験 合格発表日 3.過去の介護福祉士国家試験 筆記試験 合格基準点 4.過去5年間 介護福祉士国家試験の合格率 5.国家試験合格後の手続き方法 6.【介護福祉士のキャリアガイド】転職を成功させる3つのポイント 1.介護福祉士国家試験 解答速報(1月26日(日)当日公開) 試験日当日に以下の内容を公開いたしました。 1.解答速報 自己採点サービス ご自身の回答を入力すると三幸福祉カレッジの予想解答と照らし合わせて自動で採点できます。 2.予想解答一覧 ※解答速報は三幸福祉カレッジの予想解答です。予告なく変更する場合がございます。 2.介護福祉士国家試験 合格発表日 2025年3月24日(月)14:00 公開予定 公益財団法人社会福祉振興・試験センターのホームページに合格者の受験番号が掲載されます。 3.過去の介護福祉士国家試験 筆記試験 合格基準点 問題の総得点の60%程度を基準として、問題の難易度で補正した点数以上の得点があり、かつ以下の試験科目11科目群すべてにおいて得点があった場合に、合格となります。 配点は、1問1点の125点満点です。 [1] 人間の尊厳と自立、介護の基本 [2] 人間の尊厳と自立、介護の基本 [3] 人間関係とコミュニケーション、コミュニケーション技術 [4] 社会の理解 [5] 介護過程 [6] こころとからだのしくみ [7] 発達と老化の理解 [8] 認知症の理解 [9] 障害の理解 [10] 医療的ケア [11] 総合問題 出典:[介護福祉士国家試験]合格基準:公益財団法人 社会福祉振興・試験センター 4.過去5年間 介護福祉士国家試験の合格率 第36回(2024年1月実施)介護福祉士国家試験の合格率は、82.8%でした。 過去5年間の合格率・合格基準点の推移は、以下の表のとおりです。 ※参照元:介護福祉士国家試験の受験者・合格者の推移(厚生労働省) 5.国家試験合格後の手続き方法 国家試験の合格者には、合格証書と一緒に「登録申請書・登録の手引」が同封されています。 手引きに従って速やかに手続きを行い、「資格登録」を済ませましょう。 ①必要書類を簡易書留で提出する 下記書類を準備し、必ず簡易書留で郵送しましょう。 ①登録申請書 ②登録免許税「収入印紙」の原本 ③貼付用紙 ④登録手数料「振替払込受付証明書(お客さま用)」の原本 ⑤下記いずれかの書類1通 ・ 戸籍の個人事項証明書の原本 ・ 戸籍抄本の原本 ・「本籍地を記載した」住民票の原本 ②試験センターで受理 試験センターで受理後、審査が行なわれ登録簿へ登録されます。 ③登録証の交付 提出された書類に不備がなければ、1ヶ月程度で登録証が発送されます。 参考:第36回(令和5年度)介護福祉士国家試験の受験手続の方法について写真付きで解説 6.【介護福祉士のキャリアガイド】転職を成功させる3つのポイント 《介護福祉士のキャリアガイド》 介護福祉士取得を機に、新たなキャリア形成を考えられる方も多いと思います。 せっかくの資格取得、給与に反映されるのか、今後のキャリアアップ支援はどの程度あるのか、 新しい職場を探すにも気になることはたくさんありますよね。 事前に確認したうえで選考を進めたい‥ そんな方には「プロの就職サポート」がおススメ♪ ①職場探しで抑えるべきポイントは?②就職サポートの流れは? そんな疑問にお答えします! ①新しい職場を探す3つのポイント そもそも、職場を探すうえで何を見ればよいのか? 抑えるべき3つのポイントをご紹介いたします。 ポイント1✨資格手当 介護福祉士を取得すると、資格手当がつく施設がほとんどです。 資格手当がいくら付与されるのか、施設や企業によって異なります。 資格手当だけでなく基本給UPへの反映など一概に比較はできませんが、 資格取得の頑張りがしっかり反映されるかはモチベーション維持にも大切ですね。 ポイント2✨キャリアアップ支援 将来はケアマネや管理職になりたいと介護福祉士を取得された方も多いのではないでしょうか。 将来のステップアップとして自分の希望する道が開かれているのか、 支援体制があるのか確認するとよいでしょう。 ポイント3✨施設の種類と規模 資格取得を機にこれまでとは違う施設形態を経験したい、という方は、 介護の経験があるといえど働き方など不安が残りますよね。 各施設種別の特徴と、どんな働き方になるのか、1日の職員の動き方など面接のときに確認できるとよいでしょう。 ポイントの1~3は抑えたいものの、求人票にすべて記載があるわけでもなく、 一つ一つ事前に確認して職場を探すのは大変です。 三幸福祉カレッジの就職サポートではプロのアドバイザーが事前の“気になる”を解決します! お仕事探しをご検討の方は、下記画像より是非一度ご相談下さい。 ②就職サポートの流れ ➀求人へ応募orサポートの申込 介護求人ドットコムに掲載されている求人からご希望に合うものに応募するか、 「就職サポート」よりお申込み下さい。 ➁面談実施 介護業界専門の就職アドバイザーより、お電話またはメールにてご連絡し、 ご希望条件等お話を伺う日時を調整いたします。 (時間が合えば申込当日に完了することもございます。) その後、就職アドバイザーがあなたにピッタリの求人をご案内いたします。 求人応募で申込いただいた方は、条件を確認の上、応募求人の選考を進めさせていただきます。 ➂面接調整・実施 希望の求人で選考可能となりましたら、面接日時の調整を行います。 履歴書添削や面接対策も合わせて可能ですので、ご安心ください。 面接当日は、アドバイザーが同席しフォローさせていただきます。 ➃採用決定 入職前に疑問点があればアドバイザーへご相談ください。 解決したうえで、気持ちよくスタートを切りましょう!
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2024.12.27
介護コラム
初任者研修は必要ないって本当?取得メリット・判断基準も解説!初任者研修は必要ないって本当?取得メリット・判断基準も解説! 「初任者研修は必要ない」「役に立たない」という声を聞いて、受講を迷っていませんか?介護の現場で役立つのか、受講費用や時間に見合う価値があるのか、不安に感じるのも無理はありません。そこで今回は、初任者研修の概要やメリット、受講すべきか判断する基準を詳しく解説します。初めての資格取得に迷う人へ、納得できる答えをお届けします。最後にはおすすめのスクール情報もご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。 初任者研修(介護職員初任者研修)とは? 初任者研修(介護職員初任者研修)とは、介護に関する基礎から応用までを幅広く学べる介護の入門資格です。初任者研修を受けることで、介護の現場で必要とされる基本的な知識や技術を身につけることができます。介護職を目指す人に限らず、家族介護をする人やサービス業に従事する人にも役立つ資格であり、その汎用性の高さから多くの人に選ばれています。 初任者研修と実務者研修の違い 実務者研修は初任者研修の上位資格に位置付けられることが多いですが、初任者研修を修了していなくても実務者研修を受講することは可能です。この点は多くの人が誤解しやすい部分なので注意しましょう。 まず、初任者研修は、介護の基礎を学ぶ初心者向けの資格であり、全9科目、受講時間は130時間、最短で1.5カ月で修了できます。一方の実務者研修は、より応用的な内容を学ぶ資格であり、全20科目、受講時間は450時間、修了までに6カ月以上かかる場合が一般的です。費用面でも、初任者研修は5万円〜10万円程度、実務者研修は10万円〜20万円程度と大きな差があります。 さらに、初任者研修修了者が実務者研修を受講する際には、共通する9科目、130時間分の受講が免除されるため、時間や負担が軽減されます。また、実務者研修を修了すると、介護福祉士国家試験の受験資格が得られ、キャリアアップを目指すうえで有利になります。どちらも介護未経験から受講可能で、介護業界で働くための基礎を築くものです。また、カリキュラムの一部が共通しているため、初任者研修修了後に実務者研修へ移行することでスムーズに学習を進められる仕組みが整っています。初任者研修は介護職への第一歩として、実務者研修はさらなるスキルアップとキャリア形成を目指す資格として、それぞれの目的や状況に応じて選択することが重要です。 初任者研修は必要ない・役に立たないって本当? 初任者研修について、「必要ない」「役に立たない」という意見を耳にすることがあります。その背景には、介護業界の歴史や資格制度の特性が影響しています。 かつて介護業界では、無資格者でも働ける環境が一般的でした。食事介助や入浴介助など、介護職員としての基本業務は無資格者も行えたため、初任者研修を修了しても仕事内容が大きく変わらないケースが多かったのです。また、介護福祉士国家試験の受験資格には実務者研修が必要であり、初任者研修はその対象外でした。このため、「初任者研修を取得しなくても介護福祉士になれる」と考える人が多かったのも事実です。さらに、初任者研修で学ぶ内容は実務者研修でも学べるため、直接実務者研修を受けた方が効率的ではないかと感じる人も少なくありませんでした。 このような要因から、初任者研修はあまり重要視されていない時期があったのです。しかし、2021年の介護報酬改定をきっかけに、この状況は大きく変わりつつあります。 特に、2024年4月からは無資格者が介護職員として働くために「認知症介護基礎研修」の修了が義務付けられることとなりました。認知症介護基礎研修は、認知症ケアに必要な基礎知識や技術を学ぶものです。ここで注目すべきなのは、初任者研修を修了している場合、この認知症介護基礎研修の受講が免除される点です。 初任者研修を取得することで、研修の追加受講なしに引き続き介護職として働くことが可能となり、手間や時間を省けるメリットがあります。また、無資格者は施設内での生活援助(身体に直接触れないケア)しか行えない一方で、初任者研修を修了すると、身体介護や訪問介護の全サービスを提供できます。このように、無資格者との差別化が進み、初任者研修の重要性は増しています。 初任者研修は、介護の基礎知識やスキルを学び、働く上での選択肢を広げる第一歩です。かつてはその有用性が疑問視されることもありましたが、制度改正によって資格の必要性はますます高まっているのです。今後、介護職に就きたいと考える人には、初任者研修の受講をぜひ検討していただきたいです。 初任者研修を受講するメリット5選 近年、介護業界における初任者研修の必要性が高まる中、その受講によって得られるメリットも多岐にわたります。 基礎知識やスキルの習得はもちろん、仕事の幅も広がり、就職や転職で有利になることも魅力の一つです。また、収入アップやキャリアアップの基盤としても役立つため、初任者研修は介護職を目指す人にとって欠かせないステップと言えるでしょう。ここでは、初任者研修を受講する5つのメリットについて詳しく解説します。 介護に関する知識・スキルが身につく 初任者研修を受講することで、介護職として必要な基礎的な知識とスキルを身につけることができます。この知識やスキルは、利用者への質の高い介護サービス提供に役立つだけでなく、万が一の事態にも冷静かつ適切に対応できます。また、家族や身近な人の介護を行う際にも役立ち、いざというときの安心感を得られるのも大きなメリットです。将来を見据えたスキル習得として、初任者研修は価値ある選択と言えるでしょう。 仕事の幅や選択肢が広がる 初任者研修を修了すると、無資格者や認知症介護基礎研修修了者に比べて、仕事の幅や選択肢が大きく広がります。無資格者は主に掃除や洗濯といった生活援助が中心で、身体介護を行うことができません。しかし、初任者研修を修了すれば、施設内での身体介護や訪問介護を含む幅広い業務に従事することが可能です。また、初任者研修修了者のみ応募できる求人も多く、選べる職場や働き方が増える点も大きなメリットです。これにより、自分の希望や状況に合った働き方を実現しやすくなります。 就職・転職に有利となる 初任者研修を修了していることは、介護の基本的な知識とスキルを持っている証明となり、就職や転職の際に無資格者や認知症介護基礎研修修了者に比べて大きなアドバンテージです。特に訪問介護では、初任者研修以上の資格が必須であり、この資格を持っていないと応募すらできない求人も多くあります。また、初任者研修修了者は無資格者よりも給与が高く、好条件の求人にも応募しやすいため、将来的なキャリアの選択肢が広がるメリットもあります。 収入アップにつながる 初任者研修を修了していると、無資格者と比べて給与面でのメリットがあります。多くの事業所では初任者研修修了者に資格手当が支給され、その金額は3,000円〜5,000円程度です。さらに、初任者研修修了者は無資格者に比べて月給が高い傾向にあります。以下は厚生労働省が公表している令和4年12月時点での介護職員の平均給与額の状況です。 保有資格 平均給与額(令和3年12月) 平均給与額(令和4年12月) 増加額 全体 300,740円 318,230円 17,490円 初任者研修修了者 286,530円 302,910円 16,380円 無資格者 250,600円 270,530円 19,930円 参考:厚生労働省「令和4年度介護従事者処遇状況等調査結果の概要P18」 https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kaigo/jyujisya/22/dl/r04gaiyou.pdf このように、初任者研修を取得することで資格手当が付与されるだけでなく、平均給与額でも無資格者を大きく上回り、収入アップにつながることが分かります。 段階的なキャリアアップを図れる 初任者研修を受けることで、介護業界での段階的なキャリアアップが可能になります。研修を受けると、次に実務者研修、その後は介護福祉士資格といったステップを踏むことができ、最終的には介護福祉士やケアマネジャー(介護支援専門員)などの専門職へ進むことができます。これにより、より高い給与を得られるだけでなく、フロアリーダーやマネジャーなどの役職を目指しキャリアを積むことも可能です。 初任者研修を受講すべきか判断する3つの基準 初任者研修を受講すべきか悩んでいる人へ、判断材料となる3つの基準をご紹介します。 介護経験の有無はもちろん、資格をどのくらいのスピードで取得したいか、さらにはキャリア形成にどれほどのスピードを求めるかがポイントです。これらを基に、自分に合ったタイミングでの受講を検討してみましょう。 (1)介護経験の有無 介護の経験がない人には、初任者研修の受講がおすすめです。この研修は、介護の基礎知識やスキルを体系的に学べるため、未経験者でも安心して介護職に挑戦できます。介護施設の中には資格なしで働ける職場もありますが、介護の仕事は利用者の身体に直接触れるため、適切な知識と技術が求められます。また初任者研修では、介護の基本的な実践方法や心構え、介護制度の仕組みを学ぶため、心理的な負担を軽減しながら業務に取り組めます。初任者研修を修了しておくと、次のステップとなる実務者研修も理解しやすくなり、スムーズにキャリアを積むことができます。介護未経験の人にとって最適なスタート地点と言えるでしょう。 (2)介護資格取得に求めるスピード 介護資格の取得を急ぐ場合、初任者研修の受講が最適です。初任者研修は、介護のライセンスの中で基礎となる資格であり、取得までにかかる期間や費用が比較的少ないのが特徴です。一方で認知症介護基礎研修は、さらに短期間で取得可能ですが、介護全般の知識やスキルが含まれていないため、採用面では初任者研修の方が有利となることが多いです。介護資格を早く取得して現場で働き始めたい人には、負担の少ない初任者研修がおすすめです。初任者研修を取得することで、求人の選択肢が広がり、介護職員としてのスタートをスムーズに切ることができます。 スピーディーに資格を取得したい人にとって、初任者研修は最も効果的な第一歩と言えるでしょう。 (3)キャリア形成に求めるスピード 介護業界でのキャリア形成をスピーディーに進めたい場合、初任者研修の受講が最適な選択肢です。将来的に介護福祉士の取得を目指す場合、初任者研修を取得しておくと、その後の実務者研修や介護福祉士国家試験へのステップアップがスムーズになります。初任者研修は基礎から学べるため、未経験者でも安心して取り組め、次の段階である実務者研修の内容を効率的に理解する下地を作れます。実務者研修は高度な知識や技術を必要とする内容が含まれており、事前に初任者研修を受講していないと難易度が高く感じる場合があります。着実に段階を踏むことで知識を深めながらキャリアアップを図る方が、挫折しにくく効率的です。初任者研修はキャリア形成の第一歩として最適な選択肢です。 初任者研修の取得方法 初任者研修を取得するためには、必ずスクールでの講座受講が必要です。これはカリキュラムに含まれる実技演習が通学での学習を必要とするためです。初任者研修には大きく分けて「通学講座」と「通信講座(通学+通信併用)」の2つの受講スタイルがあり、それぞれ特徴やメリットが異なります。 通学講座では学科学習と実技学習を全てスクールで行います。受講期間は最短1カ月程度、費用は5万円台からが一般的です。講師から直接指導を受けられるため、疑問をその場で解決できることが魅力です。また、他の受講生との交流を通じて仲間ができやすく、計画的に学びたい人におすすめです。 一方、通信講座では、最大40.5時間の自宅学習と89.5時間の実技演習を組み合わせます。受講費用が通学講座よりも比較的安く、3万円台から受講可能です。学習期間も最短3週間程度で、仕事や家事と両立しやすいのが利点です。ただし、自宅学習には自己管理が必要で、通学での学びに比べ講師や他の受講生との交流が限られる点に注意しましょう。 どちらのスタイルでも、受講時間には国が定めた130時間のカリキュラムを満たし、修了試験に合格することで資格を取得できます。費用や学習スタイルを比較し、自分に合った方法を選びましょう。 初任者研修を受講できるスクールの選び方 初任者研修のスクール選びは、資格取得をスムーズに進めるために非常に重要です。以下のポイントを参考に、自分に合ったスクールを見つけましょう。 まず、立地の良さを重視することをおすすめします。初任者研修は130時間のカリキュラムが必要で、そのうち89.5時間以上は通学です。自宅や職場から30分以内の通いやすい場所にあるスクールを選べば無理なく継続できます。また、行き慣れたエリアであれば通学時のストレスも軽減されます。 次に、サポートの充実度も確認しましょう。振替受講に対応しているか、学習中の疑問にすぐ答えてもらえる体制が整っているのかがポイントです。特に働きながら資格取得を目指す人にとって、振替制度や講師への質問対応の良し悪しは大きな影響を与えます。また、就職サポートがあるスクールなら、資格取得後のキャリアアップも安心です。 最後に、お得な割引制度があるかも要チェックです。キャンペーンや早割、紹介割引などを活用することで受講料を抑えることができます。特に自前の施設で就職した場合にキャッシュバックがあるスクールも存在するため、公式サイトやパンフレットで詳細を確認すると良いでしょう。 以上のポイントを押さえ、しっかりと比較検討して自分に合ったスクールを選んでください。 まとめ 今回は、初任者研修の概要やメリット、受講すべきか判断する基準を詳しく解説しました。 初任者研修とは、介護に関する基礎から応用までを幅広く学べる介護の入門資格で、介護の現場で必要とされる基本的な知識や技術を身につけることができます。 初任者研修を取得するメリットは、基礎知識やスキルの習得はもちろん、仕事の幅も広がり、就職や転職で有利になるほか、収入アップやキャリアアップの基盤としても役立ちます。 初任者研修を受講すべきか悩んでいる人は、介護経験の有無はもちろん、資格をどのくらいのスピードで取得したいか、さらにはキャリア形成にどれほどのスピードを求めるかなどを基準にしてみましょう。
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2024.12.27
介護コラム
実務者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度5選実務者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度5選 介護の現場でキャリアアップを目指す上で、実務者研修は欠かせないステップです。 しかし、受講費用がネックとなり、なかなか一歩を踏み出せないという声も少なくありません。 そこで今回は、実務者研修の受講費用を軽減するための助成金や補助金、支援制度を厳選して5つご紹介します。 費用面での不安を解消し、受講の一歩を踏み出すための参考にしてみてください。 実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは? 実務者研修(介護福祉士実務者研修)とは、介護福祉士国家試験を受験するために必須となる講座です。 2016年度から国家試験の受験資格として、実務者研修の修了が義務付けられており、介護職としてキャリアを築くための重要なステップです。 実務者研修では、質の高い介護サービスを提供するために必要な実践的な知識と技術を学ぶことができます。例えば、介護過程の展開や認知症ケアなど、現場で役立つスキルを幅広く習得できます。 また、訪問介護事業所で必要なサービス提供責任者として働くための要件にもなるため、キャリアアップを目指す人にとって欠かせない研修です。 資格の有無や実務経験に関係なく受講できるため、初心者から経験者まで幅広い層に適した内容です。 実務者研修の受講にかかる費用 実務者研修の受講費用は、保有資格によって大きく異なります。その理由は、資格の有無や種類によって受講が免除される科目や時間が異なるためです。 無資格者は全ての科目を受講する必要がある一方、すでに介護関係資格を保有している場合、学習内容の一部が免除されるため受講時間が短縮され、結果として受講費用も軽減されます。 この免除措置は受講生にとって大きなメリットであり、時間的・経済的な負担の軽減につながります。 以下は、保有資格別の受講費用の目安です。 保有資格 受講費用 なし 12万円~18万円 初任者研修(ホームヘルパー2級) 9万円~14万円 ホームヘルパー1級 4万円~9万円 ホームヘルパー3級 10万円~13万円 介護職員基礎研修 2万円~5万円 喀痰吸引等研修 7万円~10万円 ※スクールによって対象となる保有資格が異なります。 例えば、無資格者は450時間の受講が必要となり、費用は12万円以上かかることが一般的です。 一方、介護職員基礎研修を修了している場合は、多くの科目が免除され、費用は2万円〜5万円程度まで抑えられます。 受講費用は、スクールや地域によっても差があるため、詳細を確認することをおすすめします。 スクールによって受講費用が異なる理由 前述した保有資格別の受講費用はあくまで目安であり、実際の費用はスクールによって大きく異なる場合があります。それは以下のような複数の要因が関係しています。 まず、スクールの立地が挙げられます。都市部にあるスクールは賃料や運営コストが高く、それが受講費用に反映されることがあります。一方、地方のスクールは比較的費用が抑えられる傾向にあります。 次に、教材やカリキュラムのクオリティも影響します。実践的な内容や最新の情報を取り入れた教材を用意しているスクールでは、その分費用が高くなる場合があります。また、カリキュラムの質が高ければ、それだけ学びの満足度や効果も期待できるでしょう。 さらに、受講形態の違いも重要な要素です。通学形式だけでなく、通信教育やオンライン講座を提供しているスクールもあり、これらは通常、通学形式よりも費用が抑えられる傾向にあります。ただし、通学形式の方が対面指導による学習効果が高い場合が多いため、選択肢によって費用と利便性のバランスを考える必要があります。 最後に、サポート体制の充実度も費用に影響を与えます。例えば、試験対策講座や就職サポート、個別面談などの付加サービスを提供しているスクールでは、サポートが手厚い分、受講費用が高くなる傾向があります。 以上のように、スクールごとに費用が異なる理由を理解したうえで、自分に合ったスクールを選ぶことが大切です。 実務者研修の受講費用を軽減できる助成金・補助金・支援制度5選 実務者研修の受講費用を軽減したいと考える人には、各種助成金や補助金、支援制度の活用がおすすめです。これらの制度を利用することで、経済的な負担を大きく抑えながら必要な資格を取得できます。 例えば、教育訓練給付制度やハロートレーニングなど国や自治体が実施する制度に加え、介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度など、支援が充実しています。 以下では、代表的な5つの制度について詳しく解説します。 教育訓練給付制度 教育訓練給付制度は、労働者のキャリアアップを支援するために、職業訓練や資格取得の費用を一部補助する制度です。 この制度には、専門実践教育訓練給付制度と一般教育訓練給付制度、特定一般教育訓練給付制度があり、どれも受講者のスキルアップをサポートします。 特に、実務者研修を受講する場合、専門実践教育訓練給付制度が非常に有効です。 専門実践教育訓練給付制度 専門実践教育訓練は、厚生労働省が管轄している給付金制度で、介護福祉士・美容師・建築士・保育士などの国家資格等の取得を目標とする講座が指定され、中長期的なキャリア形成を支援するための制度です。 指定期間内に修了し、条件を満たすことで、受講料の最大80%を受給できます。 項目 詳細 対象者 雇用保険加入者(在職中も可能)過去3年以上、雇用保険を支払っていた人(離職後1年以内) 補助額 1. 50%支給 指定期間内に修了する 2. 20%支給 受講修了後、1年以内に就職・介護福祉士国家試験合格 3. 10%支給 訓練前後で賃金が5%以上上昇 支給要件 受講開始前にハローワークでの申請が必要受講後6カ月以内に就職が決まること 対象訓練 専門性の高い職業に必要な訓練(例:介護福祉士実務者研修) 参考: 三幸福祉カレッジ「専門実践教育訓練給付制度」https://www.sanko-fukushi.com/course/jitsumu/semmon/ 厚生労働省「教育訓練給付制度」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html 厚生労働省「教育訓練給付について」https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001224979.pdf 一般教育訓練給付制度 一般教育訓練給付制度は、特定の専門分野に限らず、より広範な分野で使える訓練制度です。介護分野以外の職業訓練にも活用でき、受講費用の20%が支給されます。 項目 詳細 対象者 雇用保険加入者過去3年以内に雇用保険に加入していた人 補助額 受講費用の20%(最大10万円) 支給要件 受講開始前にハローワークでの申請が必要 対象訓練 特定の専門分野に限らず広範な職業訓練 参考:厚生労働省「教育訓練給付制度」https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/koyou_roudou/jinzaikaihatsu/kyouiku.html 参考:厚生労働省「教育訓練給付について」https://www.mhlw.go.jp/content/11601000/001224979.pdf ハロートレーニング(職業訓練制度) ハロートレーニングとは、求職中の人を対象に、無料または低価格で職業訓練を提供する制度です。日本政府が提供するこの訓練プログラムは、労働市場におけるスキル向上を目的としており、職業能力を高めることで、再就職やキャリアアップを支援します。 介護分野を含むさまざまな業界に対応したプログラムがあり、実務者研修のような資格取得に向けた教育も提供されています。 項目 詳細 対象者 求職中の人(ハローワークに登録していること) 転職希望者、キャリアチェンジ希望者 一定の職歴や資格がない場合でも受講可能なプログラムも多い 受講費用 基本的に無料または低価格(訓練内容によって異なる) 受講要件 基本的に求職者であれば受講可能 一部の職業訓練プログラムでは、特定の資格や職歴が求められることがある 訓練受講手当 一定の条件を満たす受講者に対して、生活支援手当が支給される場合がある 訓練内容 介護福祉士や実務者研修に関するプログラムあり IT、製造業、販売など、さまざまな職業分野に対応した訓練プログラムあり 支援内容 受講後の就職支援(ハローワークでのサポート) 申し込み方法 ハローワークでの受講登録後、希望する職業訓練コースに申し込む 参考:埼玉県「令和6年度 介護職員資格取得支援事業(実務者研修受講料)補助金について」https://www.pref.saitama.lg.jp/a0603/kaigo-net/shikakushutoku/1.html 独自の割引制度を実施するスクールがおすすめ! 一部のスクールでは、受講費用を軽減できる割引制度を独自に実施しています。これらの割引を活用することで、学費をお得に抑えながら実務者研修を受けることができます。 介護職員割引 介護業界に勤めている人向けの割引制度です。この制度では、介護職員として働いている人が実務者研修を受講する際に、受講費用の一部を割引してもらえる特典があります。介護職員がスキルアップしやすいように設けられており、業界での資格取得を支援するための助けとなります。 参考ページ:三幸福祉カレッジ「介護職員割」https://www.sanko-fukushi.com/jitsumu/lp04/ 在校生・修了生割引 在校生・修了生割引は、過去にそのスクールで学んだ人や現在在学中の人を対象にした割引制度です。スクール側が、学び続ける姿勢を応援し、卒業生に対する感謝の気持ちを込めて設けていることが多いです。この制度を活用すると、学び直しが経済的な負担を軽減できるメリットがあります。 参考ページ:三幸福祉カレッジ「受講料一覧」https://www.sanko-fukushi.com/fee/ セット申込割引 セット申込割引は、実務者研修と介護福祉士受験対策講座など、スクールが提供する2つ以上の講座を同時に申し込むことで適用される割引制度です。この割引を利用すると、複数の講座を受ける際に費用を抑えることができ、効率よく資格取得を目指せます。異なる講座の組み合わせによって、受講者は全体的にコストパフォーマンスの良い学習が可能です。 参考ページ:三幸福祉カレッジ「受講料一覧」https://www.sanko-fukushi.com/fee/ ※一時的な割引キャンペーンを実施しているスクールもありますが、こうした期間限定のキャンペーンが実施されている場合、実務者研修を受講したいと思った時に割引が適用されない可能性があるため注意が必要です。 なお、三幸福祉カレッジでは介護職員割引、在校生・修了生割引、セット申込割引の3つを全て実施しています。詳しくはお問合せください。 まとめ 今回は、実務者研修の受講費用を軽減するための助成金や補助金、支援制度を厳選して5つご紹介しました。 実務者研修の受講費用を軽減したいと考える人には、各種助成金や補助金、支援制度の活用がおすすめです。教育訓練給付制度やハロートレーニングなど国や自治体が実施する制度に加え、介護福祉士実務者研修受講資金貸付制度やひとり親家庭自立支援教育訓練給付金、各自治体が実施する支援制度などを利用することで、経済的な負担を大きく抑えながら必要な資格を取得できます。 また一部のスクールでは、受講費用を軽減できる割引制度を独自に実施しています。これらの割引を活用することで、学費をお得に抑えながら実務者研修を受けることができます。三幸福祉カレッジでは介護職員割引、在校生・修了生割引、セット申込割引の3つを全て実施していますので、実務者研修を受講される人はぜひご活用ください。
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2024.12.23
お得情報
【1/6(月)スタート】実務者研修 受講料30%OFFキャンペーン三幸福祉カレッジでは、介護の資格取得にチャレンジする方を応援するため、受講料30%OFFのキャンペーンを実施します。2025年度(2026年1月)の介護福祉士国家試験を受験予定の方は、この機会にぜひお申し込みください。 ≪キャンペーン概要≫ ■受講料:30%OFF 【保持資格別受講料】 ・初任者研修・ホームヘルパー2級保持者 99,700円(税込109,670円)→ 30%OFF価格 69,790円(税込76,769円) ・免除資格なし 129,700円(税込142,670円)→ 30%OFF価格 90,790円(税込99,869円) ■キャンペーン期間:2025年1月6日(月)~2025年2月28日(金) ※キャンペーン価格は1/6(月)から適用されます。 💡三幸福祉カレッジが選ばれる3つのポイント💡 ポイント①教室がたくさんあるから自宅や職場の近くで通いやすい 北海道から沖縄まで全国470教室(※)で実務者研修を開講しています。 ※2024年度実績 ポイント②クラスがたくさんあって通学日が選びやすい 年間1900クラス(※)を開催しており、希望のクラスを選ぶことができます。「早めの日程で受講したい」、「休みの日に受講したい」、「この曜日に受講したい」など、希望に合わせて選ぶことができます。 ※2024年度 ポイント③通学はわずか7日 「働きながら通い」やすいよう、週1回7日間の通学です。 💡受講生の声💡 ▼実務者研修 修了生 北村あゆみさん より深く介護の仕事に関わりたい、そのためにステップアップしようと思い、実務者研修を受講しました。講座では、介護の基本を思い出しながら”利用者様主体の介護”を実践する考え方や技術を学びました。利用者様一人ひとりの出来る範囲に合わせた介護の仕方を考えるようになったことで、利用者様との関わり方も変わりました。 ※キャンペーン価格は1/6(月)から適用されます。 三幸福祉カレッジ
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2024.12.20
その他
冬季休業のお知らせ時下益々ご清祥の事とお慶び申し上げます。 日頃より格別のご愛顧を賜り、厚く御礼申し上げます。 誠に勝手ながら、以下の期間中を冬季休業期間とさせて頂きます。 お手数をおかけしますが、あらかじめご了承くださいませ。 【冬季休業期間】 2024年12月28日(土)~2025年1月5日(日) ※お申込み・資料請求はホームページにて24時間受付けております。 【講座についてご不明な点がある方へ】 当校では初任者研修・実務者研修・介護福祉士国家試験受験対策講座・ケアマネジャー受験対策講座についての説明会動画を配信しております。 講座についてご不明な点がございましたら、ぜひ動画をご覧ください。 ▼初任者研修無料説明会動画配信はこちら ▼実務者研修無料説明会動画配信はこちら ▼介護福祉士受験対策講座無料セミナー動画配信はこちら ▼ケアマネジャー受験対策講座無料オンライン講習会動画配信はこちら ご不明な点が解決しない場合はこちらもご覧ください。 【よくあるご質問】 https://www.sanko-fukushi.com/faq/ 何卒ご理解いただけますよう宜しくお願い申し上げます。 三幸福祉カレッジ
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2024.12.02
介護コラム
介護職員初任者研修の合格率は?試験内容・難易度・対策ポイントも介護職員初任者研修の合格率は?試験内容・難易度・対策ポイントも 介護の仕事に興味がある人にとって、介護職員初任者研修(以下、初任者研修)は基礎から応用まで幅広い介護スキルを学べるスタート資格です。 初任者研修を修了することで、全国で介護職としてのキャリアを築くことが可能になり、介護職への転職や家族介護にも役立ちます。 気になる初任者研修の合格率は非常に高く、難易度も比較的取り組みやすいです。 今回は、初任者研修の合格率について、試験内容や難易度、効果的な勉強方法を交え解説します。 関連ページ:三幸福祉カレッジ「介護職員初任者研修」 1.初任者研修の修了試験とは 初任者研修を取得するためには、定められた130時間のカリキュラムを修了し、修了試験に合格する必要があります。 この修了試験は筆記形式で、1時間ほどの試験です。内容としては、研修で学んだ基礎知識や介護スキルが問われ、試験に合格することで、介護職に必要なスキルが習得できることを証明します。 修了試験は各スクールが作成していますが、厚生労働省によってカリキュラムと試験の内容が定められているため、どのスクールでも大きな差はありません。これは、全国どこで受講しても研修内容が統一されていることを意味し、受講者が公平に試験へ挑めるよう配慮されています。そのため、試験対策もスクールを問わず同じ内容で対応可能です。 なお、スクールごとにカリキュラムの進行速度やサポート体制には違いがあるため、自分に合ったスクールを選ぶことが重要です。 ①初任者研修修了試験の主な試験範囲 初任者研修は、全10科目のカリキュラムに基づいて出題されるため、幅広い知識が求められます。 全10科目は、 実際の介護現場で必要とされる基本的な知識と技術を身につけるための重要な内容で構成されています。 項目 内容 1. 職務の理解 介護職の業務内容や働く現場、提供される多様なサービスについての理解 2. 介護における尊厳の保持・自立支援 介護を受ける人の尊厳や人権を尊重し、可能な限り自立した生活をサポートするための方法 3. 介護の基本 介護職の役割、専門性、多職種との連携、職業倫理、安全確保など、職務の基礎知識 4. 介護・福祉サービスの理解と医療との連携 介護保険制度や、医療と福祉サービスが連携して支援する仕組みについての理解 5. 介護におけるコミュニケーション技術 介護職が利用者や家族と円滑に意思疎通するための技術 6. 老化の理解 老化に伴う心身の変化と健康管理に関する知識 7. 認知症の理解 認知症についての医学的基礎知識やケア方法、家族支援の重要性 8. 障害の理解 障害に関する基礎的な知識や、家族の心理支援 9. こころとからだのしくみと生活支援技術 身体介護や生活支援の基本技術を実践的に学ぶ、居住環境の整備や移動支援 10. 振り返り 研修の総復習、今後の自己研鑽のための課題の取り組み 参考:厚生労働省「介護員養成研修の取扱細則について」 2.初任者研修修了試験の合格率と難易度 初任者研修修了試験は、全国のスクールで行われているものの、合格率は非公開です。しかし実際には、ほぼ100%に近いとされています。 修了試験は、研修カリキュラムによって身につけた知識や技術の理解度を確認するために実施されています。 合格ラインは100点中70点前後で、問題形式は多くの場合「選択式」か「選択式+記述式」です。 真面目に研修を受講し、復習を行っていればほとんどの人が合格できるため、難易度もそれほど高くありません。 ①注意:全カリキュラムを修了しなければ受験できない 初任者研修修了試験を受けられるのは、すべてのカリキュラムを修了している受講者のみです。 そのため、欠席が多くカリキュラムを終えられなかった場合、試験自体を受けることができないので注意が必要です。 研修は各都道府県の方針に従っており、欠席に関して非常に厳しいルールが設けられています。 やむを得ず欠席する場合は、スクールで用意されている振替受講を利用するのがおすすめです。 ただし、振替受講の有無や対応はスクールごとに異なるため、事前に確認しておくと安心です。 ②万が一修了試験に落ちてしまったら? 万が一、初任者研修の修了試験に不合格となった場合でも、心配する必要はありません。 多くのスクールでは再試験が用意されており、再試験で合格すれば、無事に初任者研修を修了できます。 初任者研修の試験は、カリキュラムをしっかり理解していれば合格できる内容ですが、万が一に備えて再試験制度が整っているスクールであれば、試験への不安も軽減されるでしょう。 3.初任者研修修了試験の一発合格に向けた勉強方法と心構え 次に、初任者研修修了試験の一発合格に向けた勉強方法と心構えを紹介します。初めて介護の知識を学ぶ人でも、効率的に勉強すれば確実に合格が目指せます。 ①試験前 試験前のステップは合格に向けて重要なステップです。 まず、授業で教わった重要なポイントやテキストの太字部分を復習し、試験に出る可能性が高い箇所に重点を置きましょう。 授業の中で大事になりそうなポイントをメモしておくと効果的です。 さらに、提出した課題の内容も試験に関連することが多いため、過去のレポートを確認し、理解を深めておきましょう。 授業でわからなかった点はその場で質問して疑問を解消し、効率的に学び進めることが大切です。 ②試験当日・試験中 試験当日は、これまでの努力を信じてリラックスして臨むことが大切です。 試験時間は限られており、32問以上の問題を1時間以内に回答しなければなりません。まずは、自信のある問題から取り組み、わからない問題は後回しにしましょう。 選択式問題では、明らかに誤りのある選択肢を除外し、選択肢を絞ることで正答率が上がります。記述式問題では、要点を簡潔にまとめることが重要です。 全体を通して時間配分に気をつけ、すべての問題に目を通すことで、効率よく進めることができます。 4.修了試験のスムーズな合格に向けた「スクール選び」のポイント3つ スムーズに初任者研修の合格を目指すのであれば、スクール選びが重要です。 自分に合ったスクールを選ぶことで、効率的に学習が進み、試験対策も万全になります。 以下では、スクール選びのポイントを3つ紹介します。 ポイント1 再試験・追試を無料で受けられるか 初任者研修修了試験で万が一不合格となった場合や、試験当日に体調不良で受験できなかった場合に備えて、再試験を無料で受けられるスクールを選ぶことが重要です。 スクールによっては、再試験を何回でも無料で提供しているところもありますが、その条件や回数制限は異なるため、事前に確認しておくことをおすすめします。 安心して学び、試験に臨むために、再試験の有無や条件をよく調べておきましょう。 ポイント2 振替受講を無料で受けられるか 初任者研修を修了するためにはすべてのカリキュラムを受講する必要がありますが、急な仕事や体調不良で授業を欠席せざるを得ない場合もあります。 そのため、無料で振替受講が受けられるかどうかは重要な選択基準です。 振替受講の条件や回数はスクールによって異なるため、事前に確認しておき、必要に応じて柔軟に対応できるスクールを選ぶことをおすすめします。 ポイント3 無理なく通える距離にあるか 初任者研修の受講には15日程度の通学が必要であり、修了試験もスクールで行われることがほとんどです。 そのため、無理なく通学が継続できる距離にあるスクールを選ぶことが重要です。 自宅や職場からアクセスしやすい場所を選ぶと、通学が負担にならず、モチベーションも維持しやすくなります。 また、仕事帰りや土日に受講を希望する場合は、通いやすい立地を選ぶことで、よりスムーズに受講を進めることができるでしょう。 5.まとめ 今回は、初任者研修の合格率について、試験内容や難易度、効果的な勉強方法を交え解説しました。 初任者研修修了試験の合格率は高く、ほとんどの人が合格を目指せる内容です。 試験は基礎的な知識を問われるため、出題形式や勉強方法をしっかりと把握し、計画的に学習を進めることが重要です。 また、スクール選びや効果的な勉強方法を活用することで、理解が深まり、試験にも自信を持って臨めるでしょう。
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