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介護のおすすめ資格21選!取り方や取得するまでの流れをご紹介
介護の資格には初任者研修や実務者研修など、実に20以上も存在します。
これから介護の資格を取得しようと考えている人にとっては、資格の種類が多く、どれを取得すれば良いのか迷ってしまいます。
そこで今回は、介護の資格の取得を目指す人のために、初心者でも分かりやすく介護の資格についてご紹介します。
介護の資格ガイドとしてぜひ役立ててください。
1.介護の仕事に必要な資格は?
これまでの介護の資格はとても複雑で、どの資格を取得すればいいか迷ってしまうケースがありました。
しかし、 介護の資格が国家資格である「介護福祉士」へ一本化されたことで、キャリアパスが明確になりました。
介護職を目指す人にとって目標が明確で、ステップアップが容易になり、まずは介護職員初任者研修、その次に介護福祉士実務者研修、そして国家資格である介護福祉士と取得していくことで、確実にキャリアを築けます。
2.介護に必要な資格を3つご紹介
介護の業務を行う上で必要不可欠な資格は、以下の3つです。
• 介護職員初任者研修(以下、初任者研修)
• 介護福祉士実務者研修(以下、実務者研修)
• 介護福祉士
以上の3つの資格を取得しておけば、介護に関するさまざまな施設や事業所において、幅広い業務に携わることができます。
初めての資格なら「初任者研修」
初任者研修は、介護業界の入り口として位置づけられ、介護の基礎から応用までを網羅しています。
介護における最低限の知識や技術、実践に必要な考え方を身につけ、基本的な介護業務を行えるようにします。
専門家としてだけでなく、家族介護や接客業界でも活用可能です。
全国各地で開催されているスクールに通い、受講要件は特にありません。
学習費用の相場としては4万円〜10万円程度、学習目安の期間は1カ月〜4カ月程度で、厚生労働省が定める130時間のカリキュラムを修了し、修了試験をパスすれば資格を取得できます。
関連ページ:三幸福祉カレッジ「介護職員初任者研修」
介護福祉士を目指したいなら「実務者研修」
実務者研修は、介護職のステップアップを目指す資格です。国家資格である「介護福祉士」の受験に必要な資格です。
より高品質な介護サービスを提供するための実践的な知識と技術を習得します。
介護過程や認知症や医療的ケアに関する学習を通じて、介護の専門家としてのスキルを磨きます。
受講要件は特にありませんが、実務経験がある方を想定した授業内容になっているため、最低限の介護の知識とスキルは必要です。
学習費用の相場は、無資格者で10万円〜18万円程度、初任者研修修了者で8万円〜15万円程度です。
学習目安の期間は1.5カ月〜6カ月程度で、厚生労働省が定める450時間のカリキュラムを修了し、修了試験をパスすれば資格を取得できます。
関連ページ:三幸福祉カレッジ「介護福祉士実務者研修」
国家資格を取得したいなら「介護福祉士」
介護福祉士は介護業界で唯一の国家資格であり、国家試験に合格して国が認めた介護職として活躍できます。
専門的な介護知識や技術を保有し、身体や精神の状態に応じたケアを提供するほか、職員の指導や育成も行います。
受験要件は、3年以上の実務経験と実務者研修の修了が必須です。
受験費用は18,380円(最新の令和5年度・第36回:参考「公益財団法人社会福祉振興・試験センター」)かかります。
国家試験は年1回実施され、筆記試験と実技試験とがあり、筆記試験の合格基準は総得点の60%程度です。
関連ページ:三幸福祉カレッジ「介護福祉士になるには」
3.介護福祉士取得者におすすめの資格は2つ
次に、国家資格の介護福祉士を取得した人が、さらなるキャリアアップを目指すための資格が以下の2つです。
• ケアマネジャー(介護支援専門員)
• 認定介護福祉士
年収アップなら「ケアマネジャー」
ケアマネジャーは別名「介護支援専門員」と呼ばれ、介護保険サービスの利用を支援する専門職です。
ケアプランの策定やサービスの調整を担当し、介護を必要とする人々の自立した生活を支援します。
介護保険法に基づき公的資格として位置づけられ、資格を取得することで介護職の知識や経験を生かし、キャリアアップと年収アップが可能です。
ケアマネジャーの試験は各都道府県が管轄しており、毎年10月の第2日曜日に実施されます。
試験に合格後は、受講料が12,400円(最新の令和6年度・東京都の場合:参考「公益財団法人東京都福祉保健財団」)かかります。
また、試験合格後は、87時間におよぶケアマネジャー実務研修を全て受講し都道府県に登録申請することで、ケアマネジャーとして活躍できます。
受験要件は、以下の①と②の条件をいずれも満たす人です。
試験は実技や論文試験などはなく、ほとんどの都道府県が5肢複択野マークシート方式を採用しています。
現場リーダーを目指すなら「認定介護福祉士」
認定介護福祉士は、2015年に導入された民間資格です。
介護職員の指導や教育、質の高い介護の実践、利用者の多様なニーズや行動への対応を目的としています。
認定介護福祉士の取得により、現場でのリーダーシップを発揮することが可能です。
認定介護福祉士になるためには、認定介護福祉士養成研修を修了する必要があり、養成研修Ⅰ類では介護福祉士としての実務経験が5年以上、100時間以上の現任研修の受講、レポート課題の提出または試験の合格が求められます。
養成研修Ⅱ類では、養成研修Ⅰ類の修了と介護職の小チームのリーダーとしての実務経験が必要です。
4.介護の認知症ケアに人気の資格は3つ
そのほかに、介護の業務で生かせる認知症ケアに関する資格が以下の3つです。
• 認知症介護基礎研修
• 認知症介護実践者研修
• 認知症ケア専門士
基礎知識を身につけるなら「認知症介護基礎研修」
認知症介護基礎研修は、認知症ケアの専門的な知識と技術を習得します。
各自治体が実施し、地域ごとに申し込み手順や費用が異なります。
認知症介護基礎研修は、e-ラーニングを導入しており、自宅からでも受講が可能です。
受験対象者は、介護保健施設や事業所の介護従事者で無資格者です。
受講方法は講義動画視聴150分、受講料は東京都の場合で3,000円かかります。
理解を深めたいなら「認知症介護実践者研修」
認知症介護実践者研修は、認知症の理解を深め、認知症の人の安心な日常生活を支援する技術を習得します。
認知症支援の質向上と具体的な支援を目指し、講義や演習、実践展開や職場実習などを通じて学びます。
受講対象者は、介護保健施設などでの勤務者で認知症基礎研修の修了者や、身体介護に関する知識や技術を習得し2年以上の実務経験者です。
受講方法は、講義・演習にプラスして自施設実習で、受講料は東京都の場合、無料で受講できます。
関連ページ:三幸福祉カレッジ「認知症介護実践者研修」
さらにより良いケアや援助をするなら「認知症ケア専門士」
認知症ケア専門士は、介護従事者が認知症サービスを提供するため、日本認知症ケア学会が認定試験を実施しています。
認知症患者や家族に向けた優れたケアを目指し、保険・福祉に貢献します。
受験対象者は、第1次認定試験が認定試験実施年の3月31日から過去10年間までで、認知症ケアの実務経験が3年以上、第2次認定試験が認知症ケア専門士認定試験の第1次認定試験合格者、または過去に受けた認知症ケア専門士認定試験の第1次認定試験の合格者、認知症ケア准専門士の資格取得後5年以内で、認知症ケア専門士の受験資格を満たしている人です。
受験方法は、第1次がWeb試験(マークテスト)、第2次が論述試験です。
受験料は第1次が1分野3,000円(4分野受験が必要)合計12,000円、第2次が8,000円です。
5.介護の資格は他にも13つ!わかりやすく一覧表でご紹介
介護の資格には他にも多数存在しており、その中でも13種類をご紹介します。
6.介護の資格を取得する方法
介護の資格を取得するには、主に以下の3つが挙げられます。
方法① スクールで学んで取得する
方法② 実務経験を積む
方法③ 受験対策講座を受講する
方法①スクールで学んで取得する
まず、スクールで定められたカリキュラムを受講、修了して資格を取得します。
たくさんのスクールが各種講座を提供しており、通学や通信教育などさまざまな形式を用意しています。
通学と通信教育には、それぞれメリット・デメリットがありますので、ご自身の条件や予算などを考慮して選ぶことが重要です。
方法②実務経験を積む
実務経験を積む必要がある資格があります。
例えば国家資格の介護福祉士の場合は、介護業務に3年以上従事し、かつ実務者研修の修了が必要ですので、自己学習を進めながら実務経験を積まなければなりません。
方法③受験対策講座を受講する
効率よく資格を取得したい人は受験対策講座を受講するのがおすすめです。
例えば三幸福祉カレッジの介護福祉士受験対策講座であれば、現場で忙しく働いている人が効率よく学習できるよう、試験の傾向と対策を踏まえたテキストやカリキュラムなどが用意されています。
また、学習方法も、受講者の不安や苦手分野に合わせて選択できるラインアップを多数準備しているため、ご自身に合った学習プランで受講することが可能です。
6.まとめ
今回は、介護の資格の取得を目指す人のために、初心者でも分かりやすく介護の資格についてご紹介しました。
現在は、介護の資格が国家資格である介護福祉士へ一本化されたので、介護職を目指す人にとって目標が明確で、ステップアップが容易になり、まずは介護職員初任者研修、その次に介護福祉士実務者研修、そして国家資格である介護福祉士と取得していくことで、確実にキャリアを築けます。
さらに、年収アップを目指してケアマネージャー、現場リーダーを目指して認定介護福祉士など、さまざまなキャリアを形成できますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう!
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