認知症-三幸福祉カレッジ

名古屋校からのお知らせ

2015.03.31その他
認知症

陣内です

私は名古屋支社で営業としても

2年前からコツコツと周っています。

営業部などはないので、

営業をしなくても仕事はたくさんあるし

お給料がもらえるからしなくてもいいのですが

営業というのをやったことがなかったし

今でも私がやっていることが営業なのかというのも

分からないですけど

この2年間で1000件の施設訪問をしました。

もともとIT講師だった私が

そもそもなぜこの福祉業界に入ったかと言うと

仕事がなくなったからです。

なのでIT講師しながら日曜日は、

自分の教えている教室の前にある教室、

福祉の講座「ヘルパー2級」のに生徒として通っていました。

福祉業界用語が全く分からなかったです。

まず、デイサービス、グループホーム、特別養護老人ホーム

老研、サ高住、訪問すら。

認知症というのも知らなかった。

ヘルパー2級をとって、福祉現場もしらず、

デイ、グループ、も殆どよくわからず

営業を始めました。

行く先々で、

「あんたにつきあっている時間はない!」

「上司呼んでこい!」

「営業がなっていない!」

「バイトじゃ話にならない、マネージャーを呼んでこい!」
4月から冬ぐらいまで怒られぱなし。

しかし、冬ぐらいに700施設を周ったころ、

玄関を一歩入れば

その施設がどんなことをしているのか

施設長に聞かなくてもわかるようになった。

その頃から、

「700施設も周って、どこの施設がよかったか教えてほしい」

「福祉の最新情報を分けてほしい」

「700施設も周った人に、うちの施設を見られるのは恥ずかしい」

「○○施設に研修を受けたい人がいるので紹介したい」

となぜか言われるようになった。

この仕事をしていて

何回もいろんな事に感謝しているのだけど

その中でもこの頃もっとも感謝していることがある。

それは、わたしのおばあちゃんのことだ。

わたしが2年前ヘルパー2級を取った時は

おばあちゃんは94歳

それまで、おばあちゃんは介護保険を使った事もなかったし

私も介護保険をおばあちゃんが使える事をまず知らなかった。

90歳になるまで1人で暮らしていた。

病気1つしなかったのだけど

毎月1回はあっていた。

ある日、一緒にお墓参りに行ったら

歩けない事に気づいた。

筋力が落ちていると単純に思って

営業で培った1000件の施設の中から

もっともおばあちゃんに適している施設を

思い出して施設長に会いに行った。

おばあちゃんはとても賢い人で

人に面倒を見てもらうとか、病院にいくとか大嫌いだといっていた。

なので、デイサービスといわず

「カラオケ倶楽部に行かないか?」と聞いたら

「行きたい!」といった。その施設を見学した時、

使用していない部屋をカラオケルームにしていたのを思い出した。

それから2年、一度も休まず

おばあちゃんはカラオケ倶楽部に通っている。

しかし、先週

元気なおばあちゃんも認知症が進んでしまった。

 

進むという表現が適しているのか分からない。

そこで、すぐに電話したのが

おばあちゃんのケアマネさん。

このときほど、

ヘルパー2級を取っていてよかった!

と思ったことはない。(一昨日のこと)

このブログは先生も読んでいる。

本当に、先生!ありがとう。

ケアマネさんとの30分間の電話の内容に

ついていけた。

きっと孫の私だからすぐに受け入れる事ができたけど

「いつ何が起こるかわからない年齢、

最期どこで看取るのかを考えて準備する

特別養護老人ホームは400人待ちだから、

介護度1のおばあちゃんは、

まず入れない。

病気もしていないおばあちゃんだから

訪問介護も難しい」

ヘルパー2級を受けていなかったら、

このケアマネさんの言っていることが

まず分からない自分がいるはず。

しかし、ケアマネさんも

「じんのうちさんは、よく分かっているから

おばさん(おばあちゃんの介護をしている)も含め

おばさんの介護の負担を減らせるよう

一緒に話しましょう」

こういう日が来るのは目を背けていたし

おばあちゃんはしっかりしているので

認知症にならない、

大丈夫と思っていたけど

ある日突然くるんだ。

営業に1000件も行ったこと

ヘルパー2級を取ったこと、

そして、福祉に携わっていること

今更ながら、

おばあちゃんとおばさんに少しでも恩を返せてる気がする。IMG_0768

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